【東京・町屋】オーナーはホルモン界の名店で修行した24歳!コスパが魅力なホルモン専門店『下町町屋 ホルモン弘』
荒川区町屋。木造住宅がぎっしり立ち並び、のんびりと都電が走る昭和の匂いが残るこの街には、数多くの飲食店が軒を連ねます。そのほとんどは情緒溢れる個人店で、どのお店も”安くて美味い”が大きな特徴となっています。下町の人は価格に敏感なので、どのお店も1円でも安く提供しようと日々しのぎを削っているのです。
そんな安くて美味しいお店の多いこの地に、地元の人も納得の価格で、とにかく新鮮なホルモンを提供していると噂のお店が2018年10月15日に誕生しました。その名も『下町町屋 ホルモン弘』。オープンから間もない中、かなりの数の常連さんもついたと言うこちらのお店は一体何がすごいのでしょうか。その秘密に迫ります。
あの名店『初代吉田』で修行した24歳のオーナー
オーナーの宮内弘樹さんはなんと平成生まれの24歳。下町生まれ下町育ちの宮内さんは、ホルモンの聖地・亀戸にある、名店『初代吉田』(『亀戸ホルモン』の初代料理長が独立したホルモン店)にて3年間修行を積み、独立を果たしました。
仕入れやメニュー、タレに至るまで『初代吉田』時代の経験をふんだんに活かしながらも、冷麺などの一品料理には独自のアイデアを詰めたオリジナルの味を作り出しています。名店の良さと宮内さんのアイデア両方を楽しむことができるのがこのお店の特徴です。
手作りの看板とホルモン屋とは思えない清潔感のある店内
お店の目印は手作り感溢れる看板です。こちらは「何でも作るのが好き。」という宮内さんのハンドメイド品です。
”ホルモン屋”と言うと少し汚れたイメージを持つ方もいるかもしれませんが、『下町町屋 ホルモン弘』は掃除が隅々まで行きわたっているため非常に清潔感があり、女性も気軽に入れる明るい店内となっています。
中央には縦に長いテーブル席があり、そのほかカウンター席とボックス席もあります。少人数でも大人数でもホルモンをとことん楽しむことができます。
至高のお肉とオリジナルの冷麺
お肉のオススメを聞くと、厚切りタン(1390円)だと言います。
厚さおよそ2cmと非常に分厚くカットされた牛タンは、ほどよくサシが入っていて食欲をそそります。これを表面がこんがりするくらい焼き、お店の特性塩ダレにくぐらせていただきます。想像を超えるほどの弾力性があり、噛んだ瞬間タンなのに肉汁があふれ出てくるのです。宮内さんは「これを一度食べたら抜け出せないですよ。」とニヤリ。確かにこんなに食べ応えのある牛タンは珍しく、この歯ごたえはとにかく中毒性が高いです。
続いて人気のメニューが闇盛(大1600円 小1100円)。一体なにが闇かというと、中にさまざまな種類のホルモンが闇のように入っているのです。味噌や酒などでシンプルに味付けされたホルモンは肉本来の美味しさが引き立っており、ビールが止まりません。一人で焼肉を楽しみたい方もたくさんの種類の肉を食べることができるのでオススメです。一つひとつ部位を食べ比べるようにしても良いですし、同時に食べてハーモニーを楽しむのも捨てがたいですね。
実は宮内さん、最初に「お店の1番のオススメは何ですか。」と聞いたら「冷麺ですね。」と答えたほど冷麺(800円)にもこだわりがあります。牛ベースの『初代吉田』に対して、『下町町屋 ホルモン弘』では鶏ガラやげんこつ、野菜などから丁寧に出汁をとっています。鳥ベースなので癖がなくあっさりしているため、〆にはもってこいです。
麺はコシがあり、食べ応えがあります。自家製のキムチとの相性も良く、〆といえどなかなか箸が置けなくなってしまいます。同店に来た際は絶対に頼むべき一品です。
街の人に愛されるお店に
今後の目標を聞くと、「とにかく街の人に愛されるお店にしたいです。」と謙虚に語る宮内さん。オープンから1ヶ月と間もない中多くの常連客がついているその実力を考えると、目標を達成している姿を想像するのは容易です。下町に突如現れた若き新鋭の今後が楽しみで仕方ありません。
■文、写真・片岡力也
店舗名 | 下町町屋 ホルモン弘 |
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住所 | 東京都荒川区町屋1-2-13 床井ビル1F |
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電話番号 | 03-6807-9629 |
アクセス | 東京メトロ千代田線町屋駅から徒歩3分 |
営業時間 | 16:00~24:00 |
定休日 | 不定休 |
ホームページ | https://tabelog.com/tokyo/A1324/A132401/13227976/ |