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東京

【東京・国分寺】マスターの優しい笑顔に癒されるカフェ『スズメノツノ』無添加&手づくりのプリンは昔ながらの味

 国分寺駅の南口から徒歩5分。住宅街に向かう坂の途中に、ブルーの扉がかわいらしい小さなカフェがあります。それが、2019年3月末にオープンした『スズメノツノ』。手づくりの食事やスイーツ、ハンドドリップコーヒーを楽しめるお店です。

 おすすめは、しっかりめの硬さに仕上げた昔ながらのプリン。たまごのコクが口いっぱいに広がる、なつかしい味わいです。

 マスターの小見山さんがあたたかく迎えてくれる、すてきな空間にお邪魔してきました。

日々の疲れをリセットできるカフェ


▲小見山さんと奥さま

  『スズメノツノ』を切り盛りするのは、オーナーでありマスターの小見山さんです。なぜ、国分寺でカフェをオープンしたのでしょうか。

 「“いつかは自分のお店を持ちたい”という気持ちは、常にありました。年齢のことを考えると、これが最後のチャンスなんじゃないかな?と思って…。少し遅いスタートになったけど、思い切ってお店をはじめることにしました。」

 安全でおいしいご飯やスイーツを、みんなに食べてほしい。そして、カフェという空間で、日々の疲れを少しでもリセットしてもらえたら…。そんなふたつの想いから、この業態を選んだそうです。

 「僕、中央線沿いの街が大好きで。なかでも国分寺は、なつかしさと新しさが融合した場所なんですよ。街のイベントも、若い人たちが仕切っていたりするし。ものすごく活気があって、いるだけでも元気がわいてくるんです。」

 学生が多いこともあり、賑やかだけれどどこか落ち着いた雰囲気の国分寺。街の雰囲気に惹かれ、このエリアを選んだと話します。

おひとりさまもどうぞごゆるりと

 レトロな雰囲気の店内には、おだやかな時間が流れています。内装は、小見山さんらがDIYした部分も多いのだとか。素人がやると危ない部分は大工さんにお願いし、ペンキ塗りや机の組み立てなどは自分たちの手でおこなったそうです。

 「かしこまらない、敷居の高くない雰囲気をこころがけています。席数もあんまり多くしないで、席どうしの間隔に余裕をもたせているんですよ。お客さま一人ひとりに、居心地がいいなぁと思って過ごしてほしいですからね。」

 カウンター席を多めにつくったのは、おひとりさまがゆっくりくつろげる空間にしたかったからなのだとか。

 店内を見渡すと、あちらこちらにかわいい鳥グッズが。愛くるしいこちらのスズメは、木彫作家ユニット『木とまめ舎』が開店祝いに贈ってくれたものだそうです。

 「まだまだオープンして間もないから、毎日が苦労の連続です(笑)。でも自分が選んだ道だから、どんなことがあっても楽しく切り抜けていますよ。」

 小見山さんが思い返すのは、内装工事をしていたときのこと。近所の方々が「オープン、楽しみにしてますよ!」とあたたかい声をかけてくれて、本当にうれしかったのだとか。

無添加、手づくり、愛情たっぷりの食事やスイーツ

 『スズメノツノ』では、無添加にこだわった手づくりの食事やスイーツを提供しています。一杯一杯ハンドドリップで淹れるコーヒーは、薫り高い味わい。ゆらゆら揺れる湯気を眺めていると、疲れがすーっとほどけていきます。

 ぜひ食べてほしいのは、たまごのコクが活きた“クラシック焼きプリン”(400円)。しっかりした硬さ、ほろ苦いカラメル、ガラスの器…。思わず「これこれ!」とうれしくなる、昔ながらのプリンです。

 ナッツとドライフルーツのザクザク感が楽しい“スパイス香るチーズケーキ”(400円)、じっくり煮出した茶葉でつくる“ほうじ茶ババロア”(400円)など、マスターの手づくりスイーツはどれも絶品。そしてもれなく、コーヒーとの相性も抜群です。

 すっきり飲める“スズメブレンド”(450円)、エチオピアの特徴ある香りが味わえる“ツノブレンド”(450円)など、お店のオリジナルブレンドも見逃せません。
 ホットサンドやこしあんトーストなどの軽食もあるので、小腹がすいたときも安心です。

 「食事だったら、おすすめはカレーかな。」と小見山さん。こちらの“ベジミルキーチキンカリー”(850円)は、6種類の野菜を使ったピューレでまろやかに仕上げています。

 やわらかいチキンがほろほろと口のなかでほどけ、思わず笑顔になるおいしさ。喫茶店の食事ときたら、やっぱりカレーは外せませんよね。

 “スズツノ特製ロールキャベツ”(1,000円)は、野菜たっぷりの特製ソースで煮込んだひと品。とろとろになるまで煮込まれたキャベツと、ジューシーなお肉のハーモニーがたまりません。日ごとに肌寒くなっていくこれからの季節、あたたかい煮込み料理がますます恋しくなりますね。

 すべての食事メニューには、ポテトサラダと野菜の酢漬け、燻製たまごの3点盛りがついてきます。もちろん、これらもすべて自家製。ポテトサラダのマヨネーズも、お店でつくっているそうですよ。

「敷居は低く、意識は高く」をモットーに

 『スズメノツノ』には、小さな癒しを求めてたくさんのお客さまが訪れます。ティータイムには女性たちがゆるりとおしゃべりを楽しみ、夕方になると、仕事を終えた男性たちが晩ご飯を食べにやってきます。

 お酒や軽いおつまみもあるので、一杯飲んで帰りたい方も大歓迎。たまには居酒屋でなく、カフェで飲む贅沢も味わってみたいですね。

 「お店をはじめたときからずっと、“敷居は低く、意識は高く”をテーマにしています。」と小見山さん。

 うれしかった日も、落ち込んだ日も、いつでも帰ってこられる場所にすること。そして、「何度通っても好き」と言ってもらえるような、安らげる空間をつくること。その姿勢を忘れずにお店を続けていきたいと、笑顔で話してくださいました。

 お出かけのついでに、仕事帰りに、つい立ち寄ってしまう『スズメノツノ』。坂道の途中の小さなカフェで、ホッとひと息ついていきませんか。

店舗名 スズメノツノ
住所 東京都国分寺市南町2-10-21 マ・シャンブル 1F
電話番号 090-4446-4649
アクセス JR・国分寺駅南口から徒歩5分
営業時間 11:00~20:00
定休日 水曜日
ホームページ https://suzumenotsuno.wixsite.com/suzumenotsuno
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