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東京

【東京・千石】羽釜で炊いた魚沼産コシヒカリ!とにかくお米が美味しい『銀シャリ.カフェ』に行ってきた

※現在は閉業しています(2019年11月)

太古の昔から日本人のお腹を満たし、生活に欠かせないものだったお米。ところがそれに取って代わる食べ物がいくつも現れ、お米から離れつつある現代の私たち。今回紹介するお店『銀シャリ.カフェ』は、そんな私たちにお米の美味しさとありがたさを再認識させてくれるお店です!

アットホームなお店で、本物の味を

東京・文京区、都営三田線千石駅近くにそのお店はありました。うさぎのオブジェやグリーンが可愛らしい玄関を開けると出迎えてくれたのは、新宿で日本料理のお店をしていた経験があるというオーナーの堀 安夫さん。お客様に、もっと落ち着いた場所で美味しくご飯を食べてもらえるお店を作りたいという思いから、こちらに出店したそうです。せっかく日本人に生まれたのだから、お米を愛してもらいたい。そして、どうせ味わってもらうなら最高のご飯を!と、お米をコンセプトに、本物のおいしさを届けるレストランが生まれました。

堀さんのお米への愛を感じる、米袋で作ったメニューブック。遊び心たっぷりの表紙を開けば、「ごゆっくり召し上がってください」とお客様への温かいメッセージが。お米についての興味深い読み物のページもあるので、ご飯が炊けるのを待ちながらぜひ読んでみて下さい!

最高のお米を、最高の炊き方で

皆さん、魚沼産コシヒカリはご存知でしょうか?新潟県南部の魚沼地方で栽培されるお米で、夏期の昼夜の気温差でデンプンが蓄えられ、風味豊かな美味しさが特徴のブランド米です。なんと堀さんは魚沼の山間に田んぼを所有、そこで手塩にかけて育てた魚沼産コシヒカリを、お店で提供しているんです!
お米自体はもちろん、炊くまでの工程にもこだわりがあります。まず、お店で使う分だけ魚沼から仕入れます。その時は私たちがよく知る白いお米ではなく、写真のような糠のついた茶色い「玄米」の状態です。

コシヒカリ

お米は精米して白米になった時から品質が低下していくため、調理の直前に精米します。ここからが腕の見せどころ!まずお米を洗い、一名様分ずつ羽釜に分けて水につける「浸漬(しんせき)」を行い、冷蔵庫へ。こうすることで空気に触れる時間が抑えられ、お米の味を保つことができるのです。

羽釜の中で美味しさを保ったまま保存されたお米は、そのままふっくら炊き上げられお客様のもとへ。甘みやもちもち感は品種によって変わるけれど、炊き上げた時の風味やふっくら感はそれまでの工程によるところが大きいのだそう。「おいしいお米を使って、なおかつ今の工程をしてあげることで味が全然変わってくるんだよ」と堀さん。最高のお米を、最高の技で炊いているからこそ、『銀シャリ.カフェ』のお米はこんなにも美味しいのです。

ランチセット

お肉、お魚から選べるメインおかずと、お味噌汁、茶わん蒸し、お新香がついたランチセットで、心ゆくまでお米を味わって下さい♪夜はサラダや焼き魚、米粉パン粉で揚げたカツやデザートなどがついたさらに大満足のコースもご用意しています!

出汁が決め手!美味しい釜飯

浸漬の工程を経た羽釜のお米は、そのまま炊けば銀シャリ、水を抜いて出汁を入れれば釜飯に。「出汁だけこだわってもだめだよ。今の工程を経て、なおかつ自慢の出汁を使うからうちの釜飯は美味しいの。」と力説する堀さん。出汁の作り方は企業秘密とのことでしたので、この出汁がきいた釜飯を食べるには、お店に行くしかありませんね♪

釜めし

こちらは鮭やいくら、カニなど具がたっぷりの五目海鮮釜飯!お味噌汁、サラダ、茶わん蒸し、お新香がついた1550円のセットがおすすめです♪

気分は江戸時代!?竹皮おむすび

よく時代劇で目にするお弁当。竹の皮の包みを広げて、大きなおむすびとたくあんを頬張る…美味しそうですよね。そんなおむすびが、『銀シャリ.カフェ』で食べられるんです♪
竹の皮には防腐作用や保湿効果があり、昔のお弁当包みに用いられてきたんだとか。魚沼産コシヒカリの大きなおむすびと生姜焼き、梅干し、たくあんのおかずが入った包みは、テイクアウトで700円!お花見やゴールデンウイークにとても人気だったとか。店内でお椀付きで食べることもできます!

おむすび

とにかく、食べてみてほしい

揚げ物や食後のデザートにも一切小麦粉は使用していません!米粉パンで作ったパン粉でカツを揚げたり、米粉の団子やアイスクリームを作るなど堀さんのお米への愛とこだわりは紹介しきれないほどたくさんあります!
「とにかく一度うちに来て、ご飯を食べてほしい。『ああ、お米ってこんなに美味しかったんだ!』って絶対違いが分かるから。自信があります」と胸を張る堀さん。今後は店舗拡大も考え、お米本来の美味しさをお客様に伝えていきたいと夢を語ってくれました。

羽釜のふたを開ければ、ふわっと立ち上る湯気。口に含めば広がる、忘れていたお米の優しい甘さ。『銀シャリ.カフェ』のお米を頬張れば、きっと「日本人に生まれてよかった~!!」と顔がほころぶはずです♪さあ、自慢の味に感動したら、おかわりをしに足しげく通いましょう!

店舗名 銀シャリ.カフェ
住所 東京都文京区千石4-39-9 大友ビル1F
電話番号 03-6902-1458
アクセス 都営三田線千石駅から徒歩5分
営業時間 11:00~22:00
定休日 月曜日
ホームページ http://ginshari.cafe/