【東京・谷中】谷中銀座近くにオープン!『宿木カフェ&レストラン』は可愛すぎる猫たちに囲まれながら絶品パスタが食べられる猫カフェ
東京都台東区。下町文化の残るこの地は、特に上野や谷中銀座など近年外国人観光客で大いに賑わうエリアの一つです。アメ横商店街や中通り商店街のように、細い道に小さな店が混沌と立ち並ぶ上野に対して、谷中は古き良き街が残る少し穏やかな街のイメージになるでしょうか。
そんな落ち着きある商店街から一本入った閑静な住宅街の中に、2018年8月31日、保護猫と戯れることができる保護猫カフェ『宿木カフェ&レストラン』(以下宿木カフェ)がオープンしました。
都心とは思えない、木のぬくもりを味わえる温かみのあるカフェ
『宿木カフェ』は住宅街の真ん中にあり、細い路地が入り組むこの地では土地勘がないと最初は見つけるのが困難かもしれません。目印はこのウッド調のテラスデッキ。外観は木のぬくもりで溢れており、ここが都心であることを忘れさせてくれます。
入る際は必ず、アルコール除菌をします。猫たちが病気にならないよう、徹底した管理が行き渡っていることがわかりますね。
加えて店内には手を消毒、洗浄できるスペースも確保されているので、猫とたっぷり遊んだ後も気兼ねなく料理やコーヒーを楽しむことができます。
もちろんホールスペースとキッチンの間にもアルコール除菌があったり、猫がキッチンに入れないような工夫が施されているので衛生面は安心です。
そうして中に入ると、すぐに猫たちが出迎えてくれます。面白いことに、猫も人間と同じで多種多様。すぐ扉の方に迎え出てくれる猫もいれば、初対面の人には少し身構えて、遠くからじっと観察する子もいます。料理が完成するまでの時間も猫の観察をしているとあっという間に感じられますよ。
外観と同じくウッド調の店内にはアンティークや見慣れないアルコールがたくさん並べられており、どこかヨーロッパのような雰囲気を醸し出しています。
よく見ると、置かれているワインやビールのほとんどがイタリア産です。猫カフェでイタリア?一体どんな関係があるのでしょうか。
オーストラリアでの出会いで国際結婚をしたオーナー夫妻
オーナーの吉永さんは幼い頃から動物が好きで、すっかり動物愛好家に。高校時代に6匹の猫を保護したことから、ただ好きなだけでなく、保護をして命を助けたいと強く思うようになり、さまざまな活動に従事しています。
高校卒業後に飲食業を中心に経験を積み、オーストラリアへ渡航。バリスタの資格取得や現地のカフェ就業で、開業に必要な経験を積みました。そして、オーストラリアでの生活で出会ったイタリア人のマッシモさんと交際後、結婚。
二人でお店を始めようと本格的に考えた時に、ただ好きなだけでなく自分達にある最大限の力を使って、保護猫達の命を助ける場所を作りたいと強く思うようになったと言います。イタリアの家具やお酒が多いのはそのためです。
マッシモさんは大の料理好きで、イタリアやオーストラリアの飲食店で10年以上働き、バーテンダーやイタリアのバリスタの資格も保有しています。そんなマッシモさんに今回作っていただいたのはトマトのラグーソースパスタ(1,300円)です。
こちらはイタリアの家庭料理で、レシピはマッシモさんのお祖母様からの直伝。トマト、ひき肉、上にかかった濃厚なグラナパダーノがモチっとした麺によく絡みます。
店内の猫も美味しそうに見つめています。
「初めての来店のきっかけは”猫に会うため”、2回目は”料理が美味しいからまた来たい”がきっかけとなれたら嬉しいです。」と、吉永さんとマッシモさんが口を揃えて言いうように、『宿木カフェ』の料理はどれも絶品です。
そのほかにも人気メニューのモッツァレラ イン カロッツァ(1,200円)や100%アラビカ豆で淹れたカプチーノ、シチリアから直送してもらっているジュースやジャムなど、猫カフェとは思えないほど気になるメニューが多いお店です。
保護猫と里親を結ぶ場所に
実は『宿木カフェ』、レストランとしての運営だけでなく、保護された猫と、家族に迎え入れたいという里親のマッチングも行っています。「このお店を通して、少しでも多くの猫の命を救いたいです。」とのこと。
行き場を失い悲しむ猫がいなくなる日もそう遠くないのかもしれません。
店舗名 | 宿木カフェ&レストラン |
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住所 | 東京都台東区谷中3-15-1 |
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電話番号 | 03-5809-0864 |
アクセス | JR西日暮里駅から徒歩7分 |
営業時間 | 9:00~21:00 |
定休日 | 不定休 |
ホームページ | https://tabelog.com/tokyo/A1311/A131106/13227736/ |