【東京・吉祥寺】激レア日本酒を飲み比べし放題！『未来日本酒店 KICHIJOJI』は日本酒の未来を支える日本酒専門店

　日本酒は難しい、高い、強いお酒だから苦手…と、若者にとってはハードルの高いイメージがあります。そんな日本酒をもっと気軽に味わってもらいたいとの想いから始まった、日本酒専門店『未来日本酒店 KICHIJOJI』が吉祥寺にオープンしました。全国から取り寄せた日本酒が常時160種類以上並ぶ店内にはカウンター席もあり、その場で飲むこともできます。同店は、“未来型の日本酒専門店”。一体何が“未来型”なのか。店長の坂本さんに熱く語っていただきました。

造り手とお客さまをつなぐ場所として

　坂本さんはお酒が好きだったこともあり、大学卒業後に就職したのは日本酒メーカーでした。そこで自社で取り扱う商品以外を飲む機会も多く、日本酒の魅力や奥深さを知ったそうです。しかしメーカーにいる以上、自社の商品しか販売はできません。「全国の日本酒を扱える仕事をしたい。」と考えるようになった坂本さんは、現オーナーと出会い『株式会社未来酒店』への転職を決めました。

　元々同社は、蔵元さんと共同でプライベートブランドをつくり、ネット通販をおこなったり日本酒のイベントを開催したりしていました。そんな中で、やはり「しっかり店舗をかまえて、造り手とお客さまをつなぐ場所をつくろう。」と、まずは1号店として『未来日本酒店 DAIKANYAMA』をオープンすることに。
　「日本酒は洋食にもあわせられというご提案の意味も含めて、日本酒と縁のない場所に出店しました。」フレンチやイタリアンのお店が多い代官山に、あえて日本酒専門店を出したのです。そして今回の2号店は、新しい愛飲層や若い世代に日本酒のおいしさを知ってもらおうと、若者が多い街、吉祥寺でオープンしたのです。

日本酒業界に明るい未来を

　店名の『未来日本酒店 KICHIJOJI』は、未来型の日本酒専門店の意味もありながら、もうひとつ、大切な想いが込められています。
　同店では若い造り手のものや、おいしいけどまだ東京には出てきていないものなどを中心に揃えています。将来、日本酒業界を盛り上げてくれるであろう造り手のものをメインに据えることで、業界の未来を明るく導くお店となれるよう、想いを込めているのだそうです。

人工知能であなたの本当の味覚を診断

　同店の魅力のひとつは、日本全国から取り寄せた160種類以上もの日本酒が並ぶ豊富な品揃えです。ですが、その中から自分の好みのものを探すのは至難の業。そこで、人工知能がお客さま好みの日本酒を選ぶサービスを導入しました。その名も“YUMMY SAKE（ヤミーサケ）”。
　商品名や味に関する情報は一切伝えず、最初に10種類の日本酒をブラインドテイスティングしてもらいます。お客さまは自身の舌で感じたままに、スマホアプリで点数を付けるだけ。その結果を人工知能が分析し、味覚を12種類に分類された“オノマトペ（擬音語）”で判定します。“スルスルタイプ”や“キュンキュンタイプ”など直感的に伝わるタイプに分類し、おすすめの一杯を選んでくれます。

（https://www.facebook.com/yummysake/）

　店内のすべての商品には、この12種類のオノマトペのタグが付いているので、診断後は自分好みのものを簡単に選ぶことができます。この“AI×日本酒”という斬新さは、まさに、未来型の日本酒専門店であるとも言えますね。

日本全国から取り寄せたレアモノを飲み放題！

　販売している日本酒のほとんどを、一杯480円均一でその場で飲むことができる“日本酒バー”としての顔も持ち合わせています。実際に飲んでから購入できるのは嬉しいですね。さらにいろいろな種類を飲み比べてみたい方には、60分2,000円、120分3,500円の飲み放題コースがおすすめです。奥のストッカーにある日本酒を自由に飲むことができます。酒豪にはたまりません。
　その場で日本酒を堪能するもよし、お気に入りの一本を買って帰るもよし。“未来型の日本酒専門店”ならではの楽しみ方ができる同店は、若者からご年配の方まで幅広い世代のお客さまで連日賑わっています。

日本酒初心者も大歓迎！

　坂本さんの願いは、日本酒を飲んでみたいけど何から飲んだら良いか分からない方たちに、もっと気軽に日本酒の世界を楽しんでもらいたいということ。
　「日本酒初心者の方にこそ来ていただきたいです！そしてまだ味わったことのない日本酒を探し求めている“通な人”にも来てほしいですね。満足していただけると思います。」
　
　地域に根差した日本酒専門店として、愛されるお店を目指す一方で、海外の方には“JAPANESE SAKE”に触れられる名所として認知されていくことも目標としています。同店を訪れて、新しいお酒の楽しみ方を堪能してみてはいかがでしょうか。