【愛知・名古屋】オーダー後に焼き上げる『mittens』のあつあつクロワッサン♪利き酒ならぬ利きハイボールも楽しめちゃう!?
しゃちほこで有名な名古屋城、お祭りで賑わう大須観音など、“どえりゃあ面白い”街、名古屋。今回は、観光途中で小腹がすいたら立ち寄りたい、素敵なお店のご紹介です。
昭和区にある『mittens(ミトン)』は、焼きたてのクロワッサンが自慢のカフェ&バー。クロワッサンはオーダーを受けてから焼き上げるため、いつでもあつあつのサクサクです。
ハイボールの飲み比べができる“利きハイ”や、ツウをもうならせる個性派ウイスキーなど、ちょい飲みスポットとしても魅力的な同店を取材しました!
人力車を待ちながら、焼きたてクロワッサンを
真っ赤な看板と、可愛いピザのディスプレイが目印の『mittens』は、地下鉄鶴舞線・荒畑駅から歩いて数分のところにあります。
お話をうかがったのは、オーナーの植松さん。2018年7月、もうひとりのオーナー・長谷川さんとともに同店をオープンしました。
『mittens』の前身となったのは、かつて熱田区で営業していた『バールマンズバル』でした。看板メニューのクロワッサンは、当時からダントツで人気のメニュー。引き続きお店のウリにしていこうと、おふたりで話し合ったそうです。
「私はまったく飲食業界で働いたことがなくて。長谷川がもともと飲食の仕事をしていたから、知恵を借りながら一緒にお店をつくりました。」
植松さんはもともと、人力車を使った観光イベントの企画をしていました。“人力車を待ちながらひと息つける、憩いの場をつくりたい”。そう考えたのが、飲食店を開くきっかけだったそうです。
女性も入りやすい!家族みんなで楽しめるカフェ&バー
ミトン(=鍋つかみ)のようにあたたかく、お客さまのハートをつかむお店になれたら…。『mittens』という店名には、そんな願いが込められています。
焼きたてのクロワッサンをオーブンから出すときに使うのも、ミトン。お店にぴったりの可愛らしい名前ですね。
パキッとした赤の看板とは対照的に、店内は大人っぽいモスグリーンを基調としています。このグリーンの壁は、お客さまからも“落ち着く”と好評です。
植松さんは以前から、生まれ育った名古屋への出店を決めていました。人力車に乗るお客さまにランチやお茶を楽しんでもらおうと、大須エリアでの開業を目指していたそうです。
しかし、資金の問題からやむを得ず断念。まずはこちらで土台を築き、ゆくゆくは大須への出店を叶えたいのだとか。人力車を待ちながら、おいしいクロワッサンでひと息つける日も近いかもしれませんね。
「最初はいろんなお客さまが来たけど、当店の雰囲気に合った飲み方をしてくれる方に来てほしくて。お客さまにハッキリものを伝えることもあったから、勇気がいりました。」
お店の魅力のひとつは、女性でも安心して入れる雰囲気。扉はガラス張りになっていて、外から店内の様子がわかります。植松さん自身も女性店長として、女性のお客さまに居心地よく過ごしていただくための気配りを欠かしません。
「全体のコンセプトは、“家族で来られるバー”かな。休日にお父さんが、奥さんや子どもさんを連れてご飯を食べに来てくれたらうれしいです。」
訪れるお客さまは、20代から50代までさまざま。男性が多い日もあれば、女性で満席になる日もあるのだとか。今後はSNSでの情報発信に力を入れ、若い女性をメインにアプローチしていく予定だそうです。
あつあつのクロワッサンがくれる至福のひととき
焼きたてのクロワッサンの香りに包まれると、幸せな気持ちになりますよね。でもパン屋さんやカフェでは、いつも焼きたてを食べられるとは限りません。
『mittens』のクロワッサンは、オーダーが入ってから一つひとつ丁寧に焼き上げます。そのため、いつだってサクサクのあつあつ。提供までは20分ほどかかりますが、待つ価値ありのおいしさです。
クロワッサンが運ばれてきたら、まずは手で割ってみてください。「これがクロワッサン!?」と驚くほど、生地はもっちもち。フランス産バターの豊かな香りに、ゴクリとのどが鳴ります。
クロワッサンをオーダーすると、ガーリックバターと生チョコがついてきます。あつあつのうちに、トッピングしてみてください。バターや生チョコがじんわり溶けて、そのまま食べるのとはまた違う至福のおいしさになりますよ。
お腹いっぱい食べたいときには、クロワッサン2個に、サラダ、合鴨スモーク、スパニッシュオムレツなどのデリがついた“色々おかずプレート”(950円)がおすすめです。
ピザも作り置きをせず、オーダーが入ってから焼き上げています。みずみずしいトマトがたっぷりのマルゲリータ、明太子やじゃこのピザなど、10種類近くの味が揃います。シェアして食べるのもいいですね。
夜になると、お店はカフェからバーへと表情を変えます。利き酒ならぬ“利きハイコース”(60分2,000円)では、好みのハイボールを飲み比べることができます。ウイスキーは、ツウも驚く個性的な銘柄を置いているとのこと。こちらも気になりますね。
「私はそこまでお酒が得意じゃないし、詳しくもないんです(笑)。だからお酒のウンチクを語るというより、楽しく飲もうよ!ってスタンスですね。」と植松さん。から揚げも下味から手づくりするなど、サイドメニューにも妥協しません。
人力車×バー!?チャレンジはこれからも続く
「当店でご飯を食べる時間を、生活の一部にしてくださってるお客さまもいるんです。とってもありがたいことですよね。お店を通して、人力車の魅力を知ってもらえるようなカフェ&バーにしていきたいです。」
植松さんは、長谷川さんと揃って体調を崩し、数日間お店を開けられなかったこともあるのだとか。そのときに心から心配してくださったお客さまの気持ちに感激し、家族のように大切に思っているそうです。
植松さんの夢は、人力車×バーという新たなコンセプトを掲げ、大須に店舗展開すること。まずは『mittens』を地域に根付かせ、クロワッサンとハイボールをたくさんの人に味わってもらいたいと話してくださいました。
名古屋っ子のオーナーが心を込めて焼き上げるクロワッサンが名物の『mittens』。ランチに、ちょい飲みに…とつい通ってしまう、心躍るカフェ&バーです。
店舗名 | mittens(ミトン) |
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住所 | 愛知県名古屋市昭和区北山本町2-18 |
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電話番号 | 052-734-8677 |
アクセス | 名古屋市営地下鉄鶴舞線荒畑駅(2番出口)から徒歩3分 |
営業時間 | 11:30~14:30、18:00~23:00 |
定休日 | 火曜日 |
ホームページ | https://www.instagram.com/mittensarahata/ |