【愛知・名古屋】鍼灸×ピラティスの融合！内側と外側から身体のケアをサポートする『鍼灸マッサージ治療院 りつ』

　名古屋駅から電車で一本の烏森町に、2018年7月2日にオープンした『鍼灸マッサージ治療院 りつ』。都会から少し離れた閑静な場所で、日々お客様に健康と癒しを提供しています。他の治療院と一味違う、鍼灸・ピラティスの2つを組み合わせたオリジナルの施術を行っている同院。オープンまでの道のりやお店に対する想いについてお話を伺ってきました。

自分にできる2つのこと

　小学生ぐらいの子から100歳を超える方まで、治療師として数多くの方の治療に携わってきた院長・廣角さん。その中に、40代や50代と人生で一番大切な時に健康を損なってしまったことによって、後遺症が残り人生を後悔している方々がいました。「自分の身体を大切にしておけばよかった。」、「できるのなら病気をする以前に戻りたい。」と口々におっしゃっていたそうです。その言葉を受けて、自分にできることは何かということを考えました。しっかりと治療をして健康な状態にすること、エクササイズにより健康な状態を維持し続けるお手伝いをしていくことだと思ったのです。この2つが達成できる場を作りたい、自分自身でお客様にあったサービスを提供したいと思い、開業に向けて動き出しました。

白と黒でメリハリを。静の空間と動の空間

　交通の便もよく、自然が豊かなところで開きたいと思っていた廣角さん。伺ってみるとそれにぴったりの場所で、春になると治療院の中からお花見もできるのだそう。今から楽しみにされていました。
　店の外観・内観は白を基調にした清潔感のある空間となっています。自然光が綺麗に入るスタジオで、身体を気持ちよく動かせそうです。奥の施術室に入ると雰囲気が一変。照明も暗くなり、黒を基調とした空間が広がっています。癒し効果が抜群で、施術中に寝てしまう人が続出しているそうですよ。

鍼灸×ピラティスの融合

　おすすめの施術は、冒頭でもご紹介した鍼灸とピラティスの融合です。鍼灸治療院やピラティスの教室をしているスタジオはよく見かけますが、2つを合わせているところはなかなかありません。合わせた理由をお聞きしたところ、「強みとしては、複数の視点から身体の改善ができること。」だとおっしゃっていました。具体的には、東洋医学の考えから診る身体、革新的変化を続けるメソッドから診る身体、古典的な考えから診る身体、この3つの考えから自分の状態を確認し、本当の健康な姿に最短で近づけるようお手伝いをしているのです。

最小の刺激で最大の効果を発揮する鍼灸

　脈ですべてがわかるという廣角さん。施術は脈診で始まって脈診で終わります。脈が醸し出す、絶妙なリズム。普通の人では感じられないようなお客様の身体の声に耳をすませ、鍼やお灸を使って施術していきます。鍼灸では、身体の表面にある”気”と身体の内側を通る”血”の流れを調整することを目的としています。気血の流れがよくなると身体の内臓や代謝の動きが活発になり、身体の冷えや眼球疲労、消化器系の不調、婦人科疾患または病名がつきにくい身体の不調の改善を促進します。鍼灸やお灸をすることで、内臓が整い、すっきりした感じや身体の軽さを手に入れることができます。

自分のすべてが変わるピラティス

　廣角さん曰く、ピラティスで大切なことは目標設定。ただプログラムに沿うのではなく、自分はどうなりたいかを思い描いて行うことが大切だとおっしゃっていました。実際にピラティスは10回で気分が変わり、20回で姿勢（見た目）が変わり、30回で自分のすべてが変わると言われています。姿勢を整えるだけではなく心も整えて、ますます心身共に健康になることを促しています。
　ピラティスは辛さがなく、むしろ楽しく行えるもの。マンツーマンなので他の人を気にせず、オーダーメイドのプログラムでのびのびと身体を動かすことができますよ。

気軽に立ち寄れる場所に

　最後に、廣角さんに今後の『鍼灸マッサージ治療院 りつ』についてお聞きしました。
　「開業して3ヶ月が経ち、口コミなどでリピーターのお客さまも増えてきましたが、もっとたくさんの人にお店を知ってもらえたらと思っています。治療院というと敷居が高いと感じる方もいらっしゃるかと思うので、お灸体験などイベントを開催し、地域の方々に親しみを持ってもらえるお店にしていきたいです。それから、現在英語を勉強中なので将来的には海外の方の施術や、後継者の育成にも力を入れていけるよう頑張ります。」
　たくさんの夢を語ってくださった廣角さん。まだまだお店は発展の途中だとおっしゃっていました。どんなお店になるのか、今後も目が離せませんね。

■文、写真・南谷有美