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【沖縄・那覇】この独特な世界観は体感してこそ価値がある!『居酒家 村遊び』

 昭和感の漂うディープなスポットとしてジワジワ人気を集めている、栄町市場。この中でお店を構えている『居酒家 村遊び』をご紹介します。

 創業20年あまりの同店は、ほかにはない独特な世界観が魅力です。シーサーをはじめとする店主手作りの品が至る所に飾られていて、なんとも味わい深い雰囲気が漂っています。提供している料理やお酒は、沖縄ならではのメニューが堪能できます。地元の常連さんはもちろん観光客からも熱視線が注がれる『村遊び』の魅力に迫りました。

長年愛されてきた名店

 ゆいレール・安里駅からほど近い場所にある栄町市場商店街は、戦後の復興期に誕生し、現在もレトロな雰囲気を残す、地域に根付いた商店街です。個性的なお店が集い、さまざまなイベントも開催しているため、近年では観光客も訪れ、かつての活気を取り戻してきている注目のエリアです。

 今回スポットを当てる『居酒家 村遊び』はこの栄町市場内にあり、安里駅からは徒歩3分と好アクセスです。もともとは首里でお店を構えていましたが、道路の拡張工事に伴い2008年に現在の場所へと移転してきました。創業当時から数えると20年あまり、長きに渡ってお客さまに愛されてきた名店です。

 店名の『村遊び』とは、沖縄のかつての風習“もうあしび”が由来だといいます。もうあしびとは、海辺や野原での宴のことで、若い男女の出会いの場であり、沖縄の民謡や舞踊が伝えられてきた文化伝承の場でもあったそうです。以前はサラリーマンをしていた店主の宮城さんの“いろんな人と出会い、交流できる場所を作りたい”との創業当時の決意が店名に込められています。

独特な世界観に引き込まれる

 お店を訪れるとまず迎えてくれるのが、宮城店主お手製のシーサーたちです。溢れんばかりの笑顔のシーサーに、鯉のぼり、お面、人形…遊び心溢れる置物の数々をみれば、思わず幼少期がフラッシュバックし、訪れた方は懐かしい気持ちに包まれるはず。秘密基地に足を踏み入れるようなワクワクした感覚で店内へと進むと、そこは独的な世界。流れている年代や今いる場所、自分の年齢すらも忘れてしまうほどの特別な空間が広がっています。宝探しの気分で、店内の装飾品に目をやるのも楽しそうですね。

手作りの地元の味に舌鼓

 料理メニューは、すべて宮城店主の手作りの品が並びます。県内で取れる食材や季節ごとに旬の魚や野菜を使用しているのが特徴です。

 なかでも、お客さまから人気が高いのが“ロースカツ(750円)”。こちらは、名護市の農業生産法人・我那覇畜産のアグー豚のロースを贅沢に使った一品。沖縄の在来種のアグー豚はとても希少で、あっさりとして甘みがあり、柔らかい肉質が楽しめます。ちなみにお店では、アグー豚のハンバーグもメニューに並ぶこともあるといいます。

 このほか、沖縄のからし菜を塩漬けにしたチキナーの入ったチャンプルーや、沖縄の海で多く水揚げされるしまだこの刺身といった地元の味が堪能できますよ。

県内全ての酒造所の泡盛

 一通りが揃うお酒のメニューの中でも特筆すべきは“島酒”、いわゆる泡盛です。沖縄県酒造組合に登録している県内47カ所全ての酒造所の銘柄を揃えているというから驚きです。中には30年以上熟成させた古酒もあるのだとか。同店を訪れれば、泡盛の全てを満喫できると言っても過言ではありませんね。

“ご自身の感覚で楽しんで”

 最後に、宮城店主に記事をご覧の皆さんへメッセージをいただきました。
 「ネットの情報や人の意見に惑わされないで、ぜひご自身で足を運んで、この場所の雰囲気を肌で感じていただきたいです。自分の感覚を頼りに、いいなと思える“穴場”を見つけてください!」

 遊び心溢れる独特な空間、沖縄食材の絶品料理、県内全ての酒造所の泡盛…これらの同店の魅力は、皆さんもご自身で体感してみてくださいね。お近くに住んでいる方も、ご旅行中の皆さんも、『居酒家 村遊び』へ足を運んでみてはいかがでしょうか。

店舗名 居酒家 村遊び
住所 〒902-0067 沖縄県那覇市安里379 栄町場内
電話番号 090-9575-1187
アクセス ゆいレール・安里駅から徒歩3分
営業時間 18:00~翌 1:00(L.O.24:00)
定休日 月曜日
ホームページ https://tabelog.com/okinawa/A4701/A470101/47005000/