【東京・北千住】ダチョウの肉も食べられる！『BAOBAB』は多国籍料理が楽しめる“大人の隠れ家”

　今回ご紹介するのは、北千住駅から徒歩5分の路地裏にあるダイニングバー『BAOBAB(バオバブ)』です。2002年の8月に開店したこちらは、アフリカ料理を中心に、さまざまな国の料理を楽しめます。アフリカに居住経験のある店長の佐藤篤さんが手がけるアフリカ料理は日本人向けにアレンジしており、お客さまにも好評です。“大人の隠れ家”として愛され続けている『BAOBAB』の魅力を、佐藤さんに伺ってきました。

長く濃い経験を経て開店へ

　佐藤さんは高校を卒業してから、イタリアン、中華、フレンチとさまざまな飲食店を渡り歩き、そのキャリアは20年以上という大ベテランです。料理人としての経験を積む中で、「なるべく早く自分のお店を持ちたい。」と考えるようになっていったそうです。転機が訪れたのは、青年海外協力隊としてボランティアをしていた時のこと。アフリカへ渡り、2年間職業訓練校で料理を教えていました。ここでの経験が『BAOBAB』の原点となったのです。
　日本に戻ってきた佐藤さんは、地元である北千住にお店を構えることを決めました。アフリカ料理をメインにすることで他店との差別化を図り、これまでの経験を活かしてさまざまな国の料理をメニューに取り入れ『BAOBAB』はスタートしました。路地裏にあるため、開店当初は認知されるまで時間がかかったそうです。今では常連さんも多く、北千住の夜を賑やかに彩る名店となりました。

自由に過ごせる大人の隠れ家

　同店のコンセプトは、自分たちにしか出せない色を出すこと。アフリカのロッジをイメージしたという店内は、木の温もり溢れる落ち着いた“大人の隠れ家”です。こだわりのカウンターは斜めに切り出されており、佐藤さんの遊び心が感じられるつくりになっています。

　上質な大人の空間が広がる店内では、お客さま各々で自由な時間を過ごすことができます。テーブル席は仲間同士ワイワイ楽しみたい方、カウンター席はゆっくりひとり飲みを楽しみたい方やカップルにもおすすめです。中には読書をしながら食事を楽しむ方もいらっしゃるそうですよ。佐藤さん自身も、お客さまのシチュエーションに応じて接客スタイルを変えているのだとか。この細やかな気遣いも同店の魅力のひとつです。

本場の味を日本人好みにアレンジ！

　同店では、日本人の舌に合うようにアレンジされた本場仕込みのアフリカ料理を堪能できます。ほかのお店ではなかなか出会えない、楽しいラインナップになっています。

　目にも鮮やかなこちらのメニューは、佐藤さんイチ押しのダチョウの肉を使ったカルパッチョです。ダチョウの肉は、柔らかくクセがないのでサッパリいただけます。また、低カロリー・低コレステロール・低脂肪で、とてもヘルシーなお肉として注目されています。同店ならではの逸品なので、是非味わってみてくださいね。

　“クスクス”も人気メニューのひとつです。クスクスは“世界最小のパスタ”と言われる、粒状のパスタを使います。野菜、肉または魚、粒状のパスタをスパイスのきいたトマトベースのスープでじっくり煮込む、北アフリカの伝統料理です。素材の旨味たっぷりのボリューム満点の“クスクス”に大満足できますよ。

　こちらの“サモサ”はインドの代表的なおやつのひとつで、アフリカでも同じようにおやつとして食べられているのだとか。さっくりとした軽い食感とカレー風味のひき肉が、お酒との相性も抜群です。やみつきになる味わいで、リピート率も高いメニューです。また、今回ご紹介した料理も楽しめる“バオバブおまかせコース”は、大満足の全6品を堪能できます。バースデイパーティーや女子会など、さまざまなシーンでご利用いただけるお店です。

　ドリンクメニューも充実しています。スカッとした飲み口のアフリカビールや自然な味わいの南アフリカワインを始め、その種類は数十種類以上。同店だから味わえるお酒と、それらにピッタリの絶品料理の数々で、お客さまの心をしっかり掴んでいます。

北千住の地に根付いた名店としてこれからも

　「これからも長く続けて、より多くのお客さまに愛されるお店にしていきたいですね。隠れ家的な落ち着く空間でゆっくりと食事ができるので、是非お越しください。」と、佐藤さん。同店はディナーだけでなくランチ営業もしており、佐藤さんのお母さまが定食を振舞っています。昼は定食で“おふくろの味”を楽しめて、夜は“大人の隠れ家”で多国籍料理とお酒を心ゆくまで味わえるお店です。
　時には静かに、時には賑やかにお客さまをお迎えする『BAOBAB』。隠れ家的な落ち着く空間でゆっくりしながら、本格的な料理を味わえる同店に、是非足を運んでみてはいかがでしょうか。