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【愛知・名古屋】テラスの風が心地いい『BAR ENFIELD』はラフにくつろげるとっておきのお店

さわさわと木々が揺れ、季節の風が頬をなでる久屋大通公園。そんな都会のオアシスのそばに、素敵なバーがあるのをご存知ですか?
ご紹介するのは、2014年10月にオープンした『BAR ENFIELD(バー エンフィールド)』。ふたりのオーナー、鷲見(すみ)さんと矢野さんが経営するお店です。

地中海をイメージした内装、テラスから眺める夜景…。でも決して、おしゃれなだけのバーではありません。
「難しいお酒の話は置いといて、ラフに話しましょう!」そんなおふたりの気さくな接客が、訪れる人を和ませてくれます。

運命が引き合わせたふたりのオーナー

名古屋のダイニングバーで知り合った鷲見さんと矢野さんは、かれこれ15年の付き合い。一緒にお店を開くことを夢見て、共同生活をしながら準備を進めてきました。
「僕は実家がド田舎で、地元の結婚式場で働いていました。接客業の楽しさに気づいたのは、そのときですね。」と矢野さん。パブやイタリアンレストランなどで、接客の経験を積んできたそうです。


▲エレベーターで8階へ…

一方の鷲見さんは、ご実家の近くにあるカフェで働いたのをきっかけに、バーの世界を知りました。そのカフェは、夜はバーとして営業していたのだとか。
「当時は家業を継ぐつもりだったから、まさか自分がバーを開くとは思いませんでしたね。でも、ご縁があって働きはじめたレストランのオーナーが、いろんなお店に連れて行ってくれて。そこでバーテンダーの師匠に出会ってから、お酒の世界に惹かれていったんです。」

気さくなトークと気配りで、お客さまの心を和ませる鷲見さん。カクテルづくりの確かな技術を持つ矢野さん。互いに補いあうふたりだからこそ、たくさんの人に愛されるお店づくりができたのですね。

テラスの風に癒されて、夜景と星空を独り占め

“ご縁(EN)が集まる場所(FIELD)になるように”。そんな願いを込めて、おふたりはお店に『ENFIELD』と名付けました。
実は、イギリスにはENFIELDという名前の街が実在します。鷲見さんと矢野さんはオープン後にそのことを知り、とても驚いたそうですよ。

地中海をコンセプトにした店内は、白壁とテラコッタタイルの床がおしゃれな、癒しの空間です。内装はこれまで、何度も変えてきたのだとか。
「とにかく棚を作りまくったよね!」とおふたりは笑います。
いつも意識していたのは、“自分たちがここで飲みたいと思えるか”。アイデアが浮かべばすぐに、建築業を営む鷲見さんのご実家から資材を調達したそうです。

ビルの最上階という立地を活かし、奥には吹き抜けのテラス席を用意しました。きらめく夜景と星空を眺めながら飲むお酒は、きっと格別でしょうね。

テラスには冬季限定で、暖かいアウトドアドームが登場します。雨の日も強風の日も屋外でお酒を楽しむ、フランス人の知恵を取り入れたのだそうです。

好きなようにお店づくりをしてきたため、お客さまがついてくれるか不安もあったそう。でも、自分たちの“好き”に共感してくれる人たちに支えられ、やりたいことができているのだとおふたりは話します。

寝巻きでもスリッパでも!ラフに楽しめるバー

『BAR ENFIELD』の魅力は、来る人の期待をいい意味で裏切るラフな雰囲気。
「来るときは、寝巻きでもスリッパでもOKですよ!」という矢野さんの言葉どおり、肩の力を抜いて過ごせる空間です。

“罰ゲームで飲まされる、悪酔いしやすいお酒”。テキーラには、そんなイメージもありますよね。
でも本当においしいテキーラは、シャンパングラスに注いでゆっくりゆっくり味わうもの。同店では、マエストロが厳選した80種類ものテキーラが楽しめます。

「お客さまのリクエストももちろんですが、お酒は衝動買いで仕入れることが多いです。ジャケ買いして、たまに失敗しますけどね(笑)。」と鷲見さん。

同店では、“味にパンチは求めない、アルコールが苦手”という方でも楽しめるよう癖を抑え、素材の味を活かしてドリンクを作っています。ジン1本ですら、多少値が張っても、自分が“いい”と思うものを選んでいるそうです。

料理担当の矢野さんのおすすめは、イタリアンのシェフから教わったパスタや、手づくり生地のピザです。トマトソースを作るときは、トマト缶特有の臭みを残さないよう、1時間以上根気よく煮込むのだとか。

「実は僕、生のトマトが苦手なんです。トマトソースなら大丈夫だけど、僕が“よし、これなら食べられるぞ!”ってラインは普通の人には甘すぎるんです。トマトの味がしなくていいじゃんって喜んでたら、いや、これトマトソースだから!って突っ込まれましたね(笑)。」

試行錯誤の末に完成したピザは、玉ねぎやにんにく、バジル、ローリエなど具だくさん。さくさくのクリスピー生地がおつまみにぴったりです。

バーであれば、お酒がおいしいのは当たり前のこと。では、それ以外の何で勝負するのか?それは“人”だと、おふたりは考えています。

「ほかのバーでは、“すごくいいお酒だから、ストレートで飲んで!”って勧めるかもしれません。でも僕たちは、ソーダ割りにしてって言われたら素直にそうします。その人が飲みたいものに口をはさんで、自分たちの価値観を押し付けたくないんですよ。」

選び方や飲み方の固定観念をなくし、お客さまが飲みたいものを素直に楽しんでもらう。“来てよかった”と、笑顔でお店を後にしてもらう。それが、『BAR ENFIELD』が大切にしているバーとしてのあり方です。

5周年記念パーティーもお楽しみに

おふたりは現在、2軒目の出店を計画中。串揚げやラーメンなど、バーとは違う業態にチャレンジしたいのだと教えてくださいました。

「自分たちが仕事帰りに飲みに行けるお店がいいですね!あと、40くらいになったら、畑をはじめてみたいです。自分で育てた野菜を、お店のいろんな料理に使って…。すごく楽しみです!」と鷲見さん。

『BAR ENFIELD』は2019年10月、お客さまへの感謝を込めて5周年記念パーティーを開催します。テラスの風が心地いい5月には、食べ飲み放題、生演奏も楽しめるスカイバーも開催予定!今後も同店から目が離せませんね。
ナイスコンビなふたりのオーナーが、心を込めておもてなしする『BAR ENFIELD』。おしゃれなのにラフな気持ちでくつろげる同店で、夜更かしを楽しんでみてくださいね。

店舗名 BAR ENFIELD(バー エンフィールド)
住所 愛知県名古屋市東区泉1-14-1 泉久屋サンコービル8F
電話番号 052-228-9400
アクセス 名古屋市営地下鉄名城線、桜通線久屋大通駅(1A出口)から徒歩3分
営業時間 【火~土曜】18:00~翌1:00【日曜】15:00~24:00【祝日】18:00~24:00
定休日 月曜日
ホームページ https://tabelog.com/aichi/A2301/A230103/23054635/