【宮城・仙台】15時からオープン！『東北ろっけん応援酒BARむっしゅ』は東北のグルメと地酒が揃う店

　仙台屈指の商店街・1番町4丁目商店街。仙台市にあるアーケードのなかでは最も長く、買い物のメインストリートとして地域住民にも愛されています。そして、アーケード内に軒を連ねる「風変わり」な飲食店も魅力の一つ。
　その中の一軒、『東北ろっけん応援酒BARむっしゅ』は、15時からオープンする面白くて楽しい個性派酒場です。和と洋が融合したノスタルジックな店内で、オーナー・村山さんにお話をうかがいました。

地酒は全部で50種以上！

　酒場は、ありとあらゆるお酒が並び、おつまみは極わずか。お酒をとことん味わい尽くす「酒好きの聖地」というイメージがあります。

　『東北ろっけん応援酒BARむっしゅ』は、さまざまな銘柄の日本酒を、一杯100円から味見できる、一風変わった酒場です。味見はおちょこでの提供ですが、味見程度では物足りないという方のために、とっくりやもっくりも用意しています。

　日本酒は、東北6県の地酒を中心に全部で50種以上の品揃え。基本的には酒屋さんから仕入れていますが、村山さんが直接買いつけた“隠し酒”もあるのだとか。

東北6県のグルメ

▲十和田のバラ焼き

　お酒の種類の多さはもちろん、料理の品数も豊富です。日本酒と同様に、基本的には東北6県のグルメが中心となっているようです。
　なかでも人気が高いのは、青森を代表するソウルフード“十和田のバラ焼き”。家庭ではホットプレートを使いますが、『東北ろっけん応援酒BARむっしゅ』では、鉄板を使用。甘辛いタレが絡んだ玉ねぎとジューシーな牛肉を、アツアツの状態でいただけます。

　東北のグルメが中心ですが、旬の食材を使ったメニューもあります。コースは、２ヶ月に一度のペースで変更。冬は鍋、春はたけのこご飯や山菜など季節感のある料理も楽しめますよ。

日本酒ナビゲーターのいるお店

　席は全80席。カウンターはもちろん、個室もあります。お店のすぐ上にはホテルがあり、チェックイン後に立ち寄って、一杯飲んでから観光に出かけるお客さまも多いのだとか。というのも、ビールは常に一杯208円とリーズナブル。一杯100円の味見酒と同様に、リーズナブルに楽しめます。店内で、旅のプランを考えたり、お土産に買う地酒を吟味したり。カジュアルに使えるのも、同店の魅力です。

　ここだけの話、村山さんは日本酒ナビゲーターの資格をお持ちなのだとか。日本酒ナビゲーターとは、日本酒の製造方法や歴史や文化、香味の特徴を踏まえた楽しみを熟知した日本酒の専門家。店内で飲む一杯やお土産の銘柄選びに悩んだときには、おすすめを尋ねてみましょう。新しい発見があるかもしれません。

「お酒を呑めなくても楽しめる酒場」

　“その土地の名物を集めたお店を作りたい”との想いから誕生した『東北ろっけん応援酒BARむっしゅ』。2016年4月のオープンから約3年をむかえました。
　「これからも年代を問わず、多くの人に東北の味、仙台の味を伝えていきたいです。そして、お客さまに喜んでただけたらうれしいですね。」と村山さん。

　同店の開店時間は15時。酒場としてではなく、カフェとしての利用もできます。ショッピング帰りにふらっと立ち寄るのもいいですね。
　酒場と呼ばれる場所は、数多く存在しますが、「お酒を呑めなくても楽しめる酒場」は希少です。近くに訪れた際には、ぜひ一度立ち寄ってみてください。