【長野・上田】ビンテージの中古バイクがずらりと並ぶ『BRUIN』。素敵な店内で、お気に入りの一台を見つけよう

真田のゆかりの地である、長野県上田。ここに、こだわりのバイクが店内に並ぶ、中古バイクの販売をおこなうお店『BRUIN』があります。今回は、オーナーの白井さんに同店の魅力と人気の秘訣をうかがってきました!

アメリカから帰国してサラリーマンを経験

白井さんは、元々アメリカの大学に通っておられました。その頃は、公認会計士を目指して勉強をされていたのですが、白人社会の世界で勝負をする勇気を持てず、日本に戻ってきたとのこと。その後はサラリーマンも経験されましたが、一年弱で故郷である長野県の上田市に戻ってきました。

「アメリカの大学に行っていたので、英語が使えるんです。その英語を活かせて、なおかつ自分の趣味も仕事にできるもの、と考えた時に、今のこの商売を思いつきました。」

現在も、同店の運営にあたって、英語を使いながら仕事をされています。

上田市ゆかりの真田家

『BRUIN』という店名は、昔のラテン語からとったもの。クマの象徴を表している言葉を使用しています。そして、お店の場所を現在の場所に決めたのは、「自分がここで生まれたから」。故郷でお店を構えることを決意されました。

店内は、黒が基調となっている大人な雰囲気の内装。そして、長野県上田市と言えば、あの真田家ゆかりの土地として知られています。

「数年前の大河ドラマ『真田丸』でご覧になった方もいるのではないかな?六文銭という真田のマークを使っています。ある意味目立つお店なんですよね。」

安全であることを第一に

なんと、今年でオープンしてから20周年の節目である同店。これまで、沖縄から北海道まで各地に600台を売ってこられました。知る人ぞ知る、同店。中古バイクの販売といっても、ビンテージものの高い商品をメインで取り扱っています。

「二輪って言ったら、昔は20代の男性なんかはみんな乗っていたんですよね。でも、最近はそもそも二輪に乗る人が少なくなっている。取り扱っているお店も少なくなっています。」

二輪に乗る方も少なくなっている中で、ビンテージものの取り扱いをする同店の魅力はますます上がっています。お店をやっていく中で白井さんが大切にしているのも、「安全第一」であること。

「命を守ることは最重要なので。整備をとても大切にしています。四輪だって事故に繋がることもあるわけで、二輪なんてもっと事故を起こす可能性は高い。だから、整備には力入れています。古いバイクでも、必ずしっかりと走らせますよ。」

若いお客さまも増えている同店

最近ではインスタによるバイクの紹介もしている同店。若いお客さまも増えたそうです。

「最近出したものが、20代の子に売れましたよ。過去の統計的には、やっぱり40,50代のお客さまが多かったのですが、最近は、20代の子も増えています。若くて、オートバイに興味があって。日本のバイク黄金時代に憧れを持っている。ゾクゾクとくるような。そんな方に、うちのバイクを届けたいです。」

信頼関係のもとで成立する仕入れ

仕入れはアメリカからおこなう同店のバイク。長く乗ってもらえるための整備には、とことんこだわっています。

「エンジン部分がすぐに壊れないように、安心して乗ってもらえるように、ですね。」

白井さんご自身が、アメリカの大学に通っていた時からの付き合いで、もう25年の付き合いになるアメリカ人のブローカーさんがいるのだとか。その方との信頼関係のもと、同店の魅力的なバイクたちが仕入れられているのです。

「一昔前は、アメリカから商品を持ってくるのは簡単だったんです。それが、今の時代はバイクの価値も上がって。すごいお金を持ってる人が買ったり。インターネットで知らない人に安く売ることは、まずなくなっています。そんな中で、うちはブローカーさんとのつながりのもと、良いバイクを仕入れることができています。」

安心してバイクを任せられるように

同店の今後のビジョンは、安心してバイクを任せてもらえるようになること。バイクに乗る年代が上がっている以上、今後はバイクの所有者がバイクに乗れなくなってしまうことも予測されます。

「新しいユーザーを開拓するのも大事ですが、これまでうちに来てくれているお客さまが安心して、バイクに乗り続けられたり。場合によっては、うちが適正価格で買い上げたり、処分をしたり。どんな状況でも、安心して委託できるようにしていきたいです。」

「お父さんが乗れなくなったバイクだけが残された時って、家族は困りますよね。でもうちなら、その大事なバイクを安く買ったりはしません。大手だとどうしてもそうはいかないんですよね。お客さまも納得できる価格で、信頼関係で、うちが預かります。」

フレンドリーな同店へ

「お客さまには、うちのSNSやHPなど、過去の投稿を見ていただいて、ぜひ気楽に来ていただきたいです。」

同店のInstagramの投稿は、既に1,000投稿近くにものぼります。フレンドリーな空気を感じることができるアカウントです。これまで信頼関係を築きあげてきた白井さん、そして同店だからこそ、20年経った今もなお続いていると言えそうです。

もし今、おうちに行くあてのないバイクが残っていたり、バイクの購入に興味を持っていたら。まずは『BRUIN』を頼ってみてはいかがですか?

店舗名 BRUIN
住所 長野県上田市上丸子1949
電話番号 0268-42-3033
アクセス しなの鉄道線大屋駅から車で14分
営業時間 10:00~19:00
定休日 月曜日
ホームページ https://www.bruinvintage.com/
SNS
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