【東京・千住】創業30年の老舗珈琲店。『千住宿 珈琲物語』ならではの至極の一杯を楽しもう
JR北千住駅から徒歩6分の場所に佇むレトロな喫茶店『千住宿 珈琲物語』。1987年12月の創業以来30年以上に渡り、地元の方々に愛されるこだわりの珈琲をつくり続けてきました。お客さまにおいしい珈琲を飲んでもらうことはもちろんですが、同店が何よりも大切にしているのは、そこに一緒にいる方と幸せを共有してもらうこと。長い経験で培ってきた技術を活かし、一杯一杯心を込めて提供しています。マスターの望月章雄さんにお話を伺いました。
珈琲と共に歩き続けた人生
望月さんは高校卒業後、浅草のとある珈琲店で、豆の挽き方や珈琲の淹れ方などさまざまなことを学びました。その後順調にキャリアを積み重ねていくこと5年半、店長業務を任されるほどの実力を身につけ、独立を考えるようになりました。
店舗探しをしていたところ出会ったのが、ここ足立区千住。長いこと働いていた馴染みある浅草と同じように、横の繋がりを大切にする下町の雰囲気にも魅力を感じました。千住は当時から会社も多く平日でも賑わっており、駅も近いとあってこの場所での独立を決意。こうして望月さんの『珈琲物語』がスタートしたのです。
穏やかで贅沢な時間が流れる空間
昭和レトロを感じさせる懐かしい雰囲気が漂う店内。30年前とほとんど変わらないアットホームな空間は、まるで時が止まったかのようです。ひとりでゆっくり考えごとをしたり、読書にふけったり、会話を楽しんだりと思い思いの時間を過ごせます。店舗奥には創業以来珈琲と向き合い続けてきた焙煎室があり、丹念に仕込む過程を見ながら特別な一杯をいただくことができます。
特徴的な長いカウンター席も、望月さんのこだわりです。その後ろには、陶芸が趣味という望月さんが選び抜いた300客ものカップがずらりと並びます。中には自身で焼き上げたものも置かれているそうですよ。カップは、注文された珈琲やお客さまの雰囲気に合わせて細かく選んでいるのだとか。色も形もさまざまなカップは、同店での楽しいひと時を演出してくれます。
こだわりの技術で淹れる本格珈琲
豆の質や鮮度、産地のチェック、焙煎前後の珈琲豆のピッキング作業、焙煎時の火力、温度調整といった工程を、すべて手作業でおこなっています。これは、開業当時から変わらず続けてきたこと。長い経験を通して培った技術で淹れる珈琲はどれも味わい深く、濃厚な苦みと旨みを感じられるラインナップとなっています。常時ストレートは15種類、ブレンドは6種類そろえています。注文を受けてから豆を挽き、ドリップするので、いつでもおいしい珈琲を味わうことができますよ。
また、6~8時間かけてじっくり丁寧にドリップした水出し珈琲の“ナッツ珈琲”もおすすめです。水でドリップすることで、お湯では中々表現できないまろやかさや濃厚さが引き出されるそうです。
新メニューとして自家製スイーツの提供も始めました。ロールケーキやショートケーキ、はちみつとキャラメルのトーストなどをご用意。おいしいだけでなくインスタ映えもするような鮮やかな見た目の商品は、特に若い層のお客さまの間で人気を集めているのだとか。珈琲と一緒に、自慢のスイーツを味わってみてくださいね。
これからも、一杯に思いを込めて
「開店から年月を重ねて、本当に多くのお客さまに利用していただけるようになりました。これからも、私自身がつくりたいと思う珈琲をつくり続けていきたいと思います。」望月さんは30年以上たった今でも、自身のこだわりを守りつつ時代に沿った新商品などにも力を入れ、新しいファンを増やし続けています。
このように真摯に仕事に向きあう姿勢こそ、お客さまに長年愛されてきた同店最大の魅力。創業以来、変わらぬこだわりで本物の一杯をつくり続けている『千住宿 珈琲物語』。充実した癒しのひとときを過ごしに訪れてみてはいかがでしょうか。
店舗名 | 千住宿 珈琲物語 |
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住所 | 東京都足立区千住 3-6 |
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電話番号 | 03-3882-5524 |
アクセス | JR常磐線 北千住駅からJR徒歩6分 |
営業時間 | 月・水~土8:00~20:00、日・祝9:00~20:00 |
定休日 | 火曜 |
ホームページ | https://coffee-story.co.jp/ |
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