【沖縄・北中城】『欧風カレー喫茶 FRANKLYN』に注目！美しい自然の中に突如現れるお洒落なカレー専門店

　原風景が残る豊かな自然が魅力の北中城村。最近では外国人住宅を利用したおしゃれな飲食店が増えていることでも注目を集めています。
　この北中城村で2017年にオープンして以来、地元の方を中心に話題となっているのが、『欧風カレー喫茶FRANKLYN（フランクリン）』です。「10年、20年経っても変わらない味を提供したい」と奮闘するオーナーの池尻さんにお話を伺ってきました。

独学でたどり着いた理想の味

　沖縄自動車道・北中城ICから車で６～８分ほど、高台の中にあるのが『欧風カレー喫茶FRANKLYN』です。こちらは、カレー屋さんの開店を長年夢見ていた池尻オーナーが2017年６月にオープンした欧風カレーの専門店です。
　京都出身の池尻オーナーは、独学でカレーを勉強しながら全国のカレー屋さんを食べ歩き、自分の思い描く“理想のカレー”を完成させました。沖縄へは旅行で年に数回訪れていましたが、欧風カレー専門店が無かったため“沖縄の方にももっと欧風カレーの美味しさや専門店の雰囲気を楽しんで欲しい”と感じていたのだとか。
　ここ北中城村を選んだのは、美しい沖縄の海を眼下に望める絶景のロケーションと異国情緒あふれる建物が気に入ったからだといいます。

　店名の『FRANKLYN』とは、アメリカ・ニューヨーク州にある街の名前が由来になっています。池尻オーナーが何度も訪れた、思い入れの深い憧れの街なのだそうです。

香りも味も“深み”のある特製カレー

　「当店では、敢えて月替りのメニューや新商品は考えないようにしています。いつ来ても同じカレーが食べられる、10年20年経っても変わらない味を目指しているんです。」熱のこもった視線でそう話してくださった池尻オーナー。オリジナルの味わいに自信を覗かせます。

　池尻オーナーが手がけるカレーは、ブラウンの色が食欲をそそる、辛さの中にもまろやかさを併せ持つ、いわゆる“欧風カレー”。
　香味野菜とフルーツをじっくりと煮込み、独自に調合したスパイスを加えて仕上げます。お客さまの手元に届くまでに要する時間は、なんと丸４日間！頬張れば、素材の甘みがじんわりと広がり、スパイシーな風味が鼻へと駆け抜けます。一言では言い表せない深みのある味わいで、口へと運ぶごとに異なった印象を受けるほど。一口一口を大切にしたくなる至極のカレーです。

トッピングでアレンジ自由自在

　素揚げ野菜、じゃがバタ、ゆで卵など…バリエーション豊かなトッピングが選べるのも魅力です。なかでも人気が高いのは、厚切りポークカツだといいます。脂身まで美味しい沖縄県産の豚肉をジューシーに揚げています。インパクト抜群の分厚いカツが、なんとも食欲をそそりますよね。もちろんカレーとの相性もぴったりです。

　ボリュームのあるメニューを食べたい方には、他にもフライドチキンやエビフライがオススメです。また、甘口派には、生クリームや生卵のトッピングが最適ですよ。

喫茶店としても有能！

　ドリンクメニューも充実していて、喫茶店としての利用もOK。ハンドドリップで淹れる芳ばしいコーヒー、ストロベリーやヘーゼルナッツの甘いフレーバーコーヒー、自家製のジンジャーシロップのドリンク、メロンソーダフロート…老若男女に好まれる豊富なラインナップが揃います。

　テラス席からは美しい眺めを望める他、庭先には子供用の遊具も完備しています。小さなお子様からご年配の方まで、思い思いの時間が過ごせますよ。

カレーのアミューズメントパーク

　オープン以来、徐々に客足を伸ばしている同店。これまでに印象的だったエピソードを池尻オーナーに伺うと、お客さまからかけられた意外な一言を教えてくださいました。
　「ある時、おかえりになるお客さまに“楽しかったです”と声をかけられたんです。飲食店で“楽しい”と感じた経験が私自身なかったので、最初はとても驚きました。でも、料理はもちろん、目に入るものや音、香り、接客…空間すべてを五感で満喫していただきたいとの努力が実を結んだと感じて、嬉しかったです。」

　今後も、お客さまにワクワクしていただける“カレーのアミューズメントパーク”のような世界観を大切にしていきたいそうです。

　風味豊かなカレーに、豊富なドリンク、美しい景色…ここでしか味わえない貴重な体験が待っている『欧風カレー喫茶FRANKLYN』へ、皆さんもぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。