※移転※　【大阪・天満】『海鮮寿司 大心』は「いいものをちょっとずつ」堪能できるお寿司屋さん

※現在は神戸市垂水区にて営業中※

天満駅から徒歩7分。はしご酒の街・天満に、あえてはしごをせずにじっくり飲みたい人が集まる落ち着いた雰囲気の寿司屋があります。それが『海鮮寿司 大心（だいしん）』。

お店を切り盛りするのは、神戸・塩屋出身の店主・迫田さん。明石や三宮で寿司を握ってきたベテランです。店内には生け簀があり、予約をすればサバやアナゴの活け造りがいただけます。迫田さんに、『海鮮寿司 大心』のこだわりについてお話をうかがいました。

2015年 グルメの街・天満に誕生『海鮮寿司 大心』

迫田さんが寿司職人となったのは、子どものころからお寿司が大好きだったから。ご実家の目の前には塩屋漁港があり、幼いころから新鮮な海の幸に触れ合える環境だったのだそうです。

三宮や明石で寿司職人としてキャリアを積む中で、独立の道を選んだのは新たな挑戦に臨むため。当初は三宮での開業を考えていましたがなかなか物件が見つからず、気をもんでいたところに、知人から現在の物件を紹介されたのだとか。
こうして2015年、難波の台所とも呼ばれるグルメの街・天満に『海鮮寿司 大心』の暖簾が掲げられました。

落ち着いた雰囲気の店内

黒い外壁の店構えが目を引く同店。店先にはなにやら気になるメニュー札が。本日のおすすめに誘われて店内へ入ると、まず目に入るのは立派な半円形のカウンターと新鮮なネタが並んだショーケースです。

このカウンターの形状は、厨房を広く使うため、そしてひとりでも多くのお客さまを迎えるのに適したものなのだとか。カウンターのほかにも４名がけのテーブル席が２卓あるので、グループでの来店にもおすすめです。

さらに店内には生け簀もあります。生きた魚を仕入れてこの中で泳がせ、活け造りとして提供しているのだそう。事前の予約が必須とのことなので、お店にお問い合わせをしてみてくださいね。

迫田さんのスタイルは、“いい素材を使って、ちょっとずつ楽しむ”というもの。しかしそれはここ天満の風土のなかでは浮いていました。最初はなかなかこのスタイルが理解されず、苦しい経営が続いたそうです。そんな厳しい環境でも、石の上にも三年。次第にお店のスタイルに共感するお客さまが集まるようになりました。さらに常連さんのみならず、口コミで情報をつかんだ一見さんの姿も増え、店は賑わいを見せるようになったといいます。
いまでは“はしご酒のついで”というよりも、“『大心』で4～5時間過ごす”というスタイルのお客さまが目立ってきたそうです。

いい素材をちょっとずつ楽しむ

『大心』で提供される海鮮はどれも鮮度抜群。近くは三重の海から、遠くは九州の海で獲れたこだわりの魚を仕入れ、新鮮なうちに捌いています。

お造里の3種盛りや5種盛りは、目にも鮮やかで楽しく、味も一級品です。お寿司は“お任せ七貫にぎり”がおすすめ。まずは迫田さんのおすすめのにぎりを味わって、そのクオリティを感じてみてください。お造里やお寿司は、それぞれの魚に合わせて塩、ぽん酢、醤油などの味付けがされているそう。ベストな味付けでいただけるのもうれしいですね。

予約のお客さま限定で提供しているのが、サバやアナゴの活け造り。仕入れた魚が生け簀の中で生きられるのはせいぜい2時間ほどなのだそうです。そのため仕入れをおこなうのは予約の直前、鮮度も抜群なのだとか。特別な日のお祝いの席にも華を添えてくれますよ。

迫田さんが最も「手を抜けない。」と感じているのが突き出し。ここにすべてが集約されているといっても過言ではないといいます。
最初にお店の味を印象づける突き出しは、その一品で「ここで飲み続けようか。」と判断させるもの。だからこそ、迫田さんは一番力を入れているびだそう。

迫田さんは言います。「高いか安いかより、いいものを食べる癖をつけなくちゃならない。」私たちが普段の生活で忘れがちな大切なことを、迫田さんの料理は教えてくれます。

料理を引き立てる日本酒と

『大心』では、料理に合う日本酒もいただけます。煮物、焼き物、お造りと、合うお酒は料理によって変わるのだとか。初めてで「どれを飲んでいいかわからない…。」とお悩みの方は、「大将のおすすめのお酒をください。」と注文してみましょう。その魚に一番合う一杯を楽しませてくれますよ。
そろえている日本酒の銘柄は多く、“飲みやすい初心者用”、“料理に合わせる用”と、いつでもお客さまがのぞむものを提供できるように準備を整えているのだとか。

最後に、開店ポータルをご覧の方へひとことメッセージをいただきました。
「漁師直送の魚、九州や三重から気に入った魚を集めています。それを食べてほしいですね。ぜひお越しください！」と胸を張る迫田さん。

ぜひ「今日はここで飲む！」と狙いを定めて、『海鮮寿司 大心』に訪れてみてください。