【北海道・中の島】手間暇かかった至極のカレーに感動！リピーター続出の『E-itou curry（エイト カリィ）』の“こだわり”とは

　「手間暇かけて調理するのは当たり前！」そう話すのは、『E-itou curry（エイト カリィ）』の“名物おやぢ”こと料理人の伊東さんです。20年余りも飲食業界で働いてきた伊東さんの作るカレーは、家庭では食べられない至極の味わい。同店では、あっさりした体に優しいスパイシーカレー、コラーゲンたっぷりの濃厚カレー、スパイシーなパキスタン風カレーの３種類の基本のルーに、さまざまなトッピングをのせて自分好みにカスタマイズできます。今回は、リピーターが続出している同店の“こだわり”に迫ります。

豊平区の人気カレー専門店

　札幌市営地下鉄南北線・中の島駅から徒歩５分ほどの場所に『E-itou curry』はあります。同店は、20年以上もの飲食経験を持つ料理人の伊東さんとオーナーのお二人で2016年４月にオープンしたルーカレーの専門店です。お二人の名前を組み合わせて考えたという店名の『E-itou curry』には、末広がりで縁起のいい数字“８（エイト）”の意味も込められているそうです。

　オレンジ色の壁が辺りでも一際目を引く同店。店内へと足を踏み入れると、木彫のテーブルや床、暖色系のライトが“温かい”印象のお洒落な空間が広がっています。オーナーがDIYしたこの内装は、女性でも一人で入れるようにと“カフェ風”の雰囲気を心がけたそうです。

手間暇かけた絶品メニューの数々

　「全部がおすすめ！」と伊東さんも絶賛するカレーのメニューは、常時20種類以上が揃います。基本的のカレールーは３つの味で、野菜と果物がたっぷり入ったスパイシーカレー、鶏ガラ・手羽先・豚骨などを16時間以上煮込んだ白湯スープが決め手の濃厚コラーゲンカレー、ホロホロの繊維状になった鶏肉が特徴のスパイシーなパキスタン風カレーが楽しめます。
　これらの基本のルーにカツやオムレツ、チーズや納豆など、相性がいいトッピングを乗せたカレーをメニュー化しているそうです。

　中でも一番の売れ筋は“ハンバーグカレー”。肉汁溢れるお手製のハンバーグが“どどん”と乗ったボリューム満点の一品です。老若男女から支持される人気No.１のハンバーグカレーは、看板メニューになりつつあるのだとか。

　お店では、このハンバーグカレーをはじめ、多くのメニューをテイクアウトでも用意しています。

“手間暇かけるのは当たり前”

　「カレーはご家庭でも親しまれている料理。わざわざお店に足を運んでまで“食べたい”と思っていただけるようなカレーにしなくてはとメニュー開発を行いました。」そのために、“手間を惜しまないこと”や“食材にこだわること”は当然と伊東さんは考えます。
　仕入れている食材は、北海道産をメインに生産者がはっきりしているものを選んでいます。例えば、お米は日本穀物検査協会の食味試験で８年連続最高ランクのAを獲得している“雨竜産の減農薬米・ななつぼし”を、契約農家の岡部さんから直接仕入れているそうです。また、カレーにトッピングしている揚げ物は、体を気遣って“オリーブオイル”で揚げているのがポイント。安心安全な食材を用いて、時間や手間を惜しまず調理する…お客さまに対して真摯に向き合う姿勢が、こだわりのカレーを生み出しているのです。

リピーター続出の秘訣は…

　テレビや雑誌などでも注目され、人気を博している同店。中心市街地にある訳ではありませんが、同店を目的に遠方から足を運ぶお客さまもいらっしゃるほどの盛況ぶりです。今後の展望については、「広い敷地のお店に移転するのがいいのか、店舗を増やすのがいいのか…どこかのタイミングで判断したい」と教えてくださいました。

　夏にはフレッシュな夏野菜がたっぷり入った“冷やしカレー”を、クリスマスにはローストチキンやサーモンのマリネといったお洒落な惣菜が味わえる“オードブル”を…季節に合わせてユニークなメニューを提供しているのもお店の魅力です。飲食の世界で働いてきた伊東さんだからこそ作ることができる、カレー専門店の枠を越えた料理たちにも注目ですね。

　手間暇かけた安心安全のカレー、季節に合わせた新メニュー、気軽に入れてゆったり落ち着ける店内、オーナーと料理人の真摯な姿勢…リピーターが続出する要素がたくさん詰まっている『E-itou curry』。
　ぜひ、皆さんも実際に訪れて、ご自身で“お店のこだわり”を確かめてみてくださいね。