【愛知・名古屋】食物アレルギー持ちの方注目！『en-kitchen』なら、誰でも笑顔で食事を楽しめる♪

　地下鉄名城線東別院駅からすぐのところにある、おしゃれな佇まいのカフェ『en-kitchen（エンキッチン）』。卵や牛乳、小麦粉は使わず、アレルギー持ちの方でも安心して食べられる野菜中心の料理を提供しています。
　食物アレルギーを持っている方とそうでない方が一緒に食事を楽しめる空間をつくりたい。オーナー・ミードさんのそんな想いから、2016年5月17日にオープンしました。

みんなで一緒に食事を楽しめる場所

　自身も食物アレルギーを持っているというミードさん。アレルギー持ちだと気軽に食事を楽しめなかったり、誘われてもアレルギー非対応のお店では一緒に行けなかった経験があります。ミードさんは、そういった少し寂しい環境をずっと改善したいと考えていました。

　そこでひらめいたのが、自分でお店を開くこと。もともと料理研究家だったため、活動の一つとして、みんなで一緒に食事ができるお店『en-kitchen』をオープンしました。店名には“人と人との縁を繋ぐキッチン”という意味が込められています。ミードさんの想いが伝わってくる、素敵なネーミングですね。

落ち着いた空間でのんびりとした時間を

　誰でも気軽に来られるよう、出店エリアは中心地の名古屋市中区に決めました。名古屋駅からもそれほど遠くなく、地方から来た方や仕事帰りの方にも立ち寄ってもらいやすくなっています。
　同店があるのはマンションの1階。隠れ家のような雰囲気を感じてもらおうと、あえて少しわかりづらい場所を選んだのだといいます。こぢんまりとしたお店なので、見逃してしまわないよう注意です。

　店内には、白と木目調をメインとした落ち着きのある空間が広がっています。どこかぬくもりがあって、あたたかい雰囲気を感じられます。柔らかい色味のなかに、差し色で入れた赤いソファがおしゃれですね。

　来店されるのは30、40代の女性が多く、そのうちの3割ほどが小さなお子さま連れです。そのためオムツの交換台やおもちゃを用意しています。これならゆっくりと過ごせそうです。

それぞれの食事スタイルをそれぞれで楽しめる

　同店の料理は、アレルギー持ちの方や、ベジタリアン、ヴィーガンでも食べられる、野菜中心のメニューがメインとなっています。そういった方々に対応したお店が少しずつ増えてはいるものの、まだまだ少ないのが現状です。気兼ねなく食事が楽しめると、とても喜ばれているといいます。

　だからといって、それ以外の方向けのメニューがないわけではありません。肉のメニューも用意しており、一人ひとりの好みやスタイルにあわせて選択できます。
　「食事のスタイルやこだわりはあくまでもその人のもので、無理に押し付けるものではないと思っています。」
　その言葉の通り、異なる食事スタイルの方々が同じ空間で、それぞれの食事を楽しめることを大切にしてメニューづくりをおこなっています。

誰でもおいしく楽しめるこだわりのメニュー

▲ベジタリアンカレー

　色鮮やかな野菜が目を引くベジタリアンカレー。ほどよいスパイシーさで、辛いものが苦手な方でもおいしく食べられます。野菜がたっぷりと入っていてボリュームばっちり。ふつうのカレーに比べたらヘルシーで、栄養がたっぷりとれると人気の一品です。
　お肉もしっかり食べたい方向けに、プラス200円で塩こうじチキンをトッピングすることもできます。その日の気分にあわせて選んでください。

▲乳製品不使用のチョコレートブラウニー

　ミードさんこだわりのビーガンスイーツは、ぜひ食べてみてほしいメニューです。通常のスイーツには動物性の成分を使いますが、こちらには一切使いません。カロリーが抑えられるうえ、お腹にもたまりやすいのでダイエット中の方にもぴったりです。
　そういったメリットから、最近少しずつビーガンスイーツのファンが増えてきているとのこと。少しでも満足してもらえるようにと、クオリティにはとてもこだわっているといいます。

▲優しいティラミス

　サツマイモや桜などその時期でしか食べられない季節ものや、ティラミスやプリンといった定番ものなど、さまざまなラインナップを用意しています。どれも試作を重ねて完成したミードさんの自信作。全部おいしそうで、コンプリートしたくなりますね。

より多くの人に『en-kitchen』の魅力を届けたい

　「現在来店されているのは名古屋にお住いの方が中心ですが、健康志向の方や県外の方、そして海外からのお客さまにももっと来てもらえるお店にしていきたいです。英語表記のメニューを用意したりと少しずつ環境を整えているので、気軽に来てもらえたらと思います。また、今後はタイやイタリアなどへの世界進出を目指しています。中国では料理教室をおこなっていますが、国ごとに業態を変えていけたらおもしろいかなと考えているところです。」

　熱い想いを話してくれたミードさん。お店の営業のほかにも、お子さまの料理教室といったイベントも開催しているそうです。興味のある方はぜひ参加してみてください。

　アレルギー持ちの方も、そうでない方も一緒に楽しめる『en-kitchen』。今やこの地域にとって、なくてはならない存在となっているのではないでしょうか。どんどんパワーアップしていくであろう今後の展開から目が離せません