【大阪・小路】朝採れの減農薬・無農薬野菜がそろう『八百屋＆Cafe はっぴ～べじたぶる』

　大阪市生野区、小路駅から徒歩5分の所に、新鮮なこだわり野菜を食べられる八百屋兼カフェがあるのをご存知ですか？市場になかなか流通しない珍しい野菜や、健康を気にする方にうれしいオーガニック野菜を取り扱う『八百屋＆Cafe はっぴ～べじたぶる』です。

　オーナーの舟井さんはもともと野菜の移動販売を営んでいましたが、2013年4月に小路の線路沿いにお店を構えました。ここでしか買えない野菜、一度食べたらほかのものは食べられなくなると評判の高級米や卵など、わざわざ通う価値のある商品が盛りだくさん！舟井さんに同店の魅力を語っていただきました。

野菜の移動販売からスタート

　舟井さんが野菜の移動販売をはじめたのは、親戚から採れすぎた野菜を譲り受け、販売しようと考えたことがきっかけでした。最初は親戚の畑で採れたものだけを扱っていましたが、やがて地元の農家に飛び込みで営業をしたり、紹介を受けているうちに、仕入れ先の農家の輪が広がっていったのだそう。

　取り扱う野菜が増えてくると、移動販売だけでは少々手狭になります。そこで活動の拠点としてオープンしたのが、『八百屋＆Cafe はっぴ～べじたぶる』です。とはいえ、お店を構えたいまでも曜日限定で北堀江や箕面市、西区などで移動販売を続けているのだとか。お店に立ち寄れないお客さまのためにも、引き続き新鮮でおいしい野菜をお届けしています。

オーガニックな朝採れ野菜が安い！

　通常、無農薬や減農薬のオーガニック野菜は、スーパーなどで売られている一般の野菜と比べて、値が張ってしまいます。その点、『はっぴ～べじたぶる』は農家に直接訪問して買い付けてくるセレクトショップ。採れすぎた野菜などを分けてもらっています。そのため、無農薬や減農薬のオーガニック野菜が一般の野菜と同じ価格で買えるのです。

　オーガニック野菜と一般の野菜は、味に大きな違いはないのだといいます。とはいっても、サラダにして食べる生野菜やみずみずしい果物は、できれば農薬を使わない安心安全なものを食べたいのが本音ですよね。

お料理の情報交換の場

　『はっぴ～べじたぶる』には見たこともないような珍しい野菜がたくさん！そこで、舟井さんはどんな料理で食べたらおいしいか、どの調味料との相性がいいのか、さまざまなアドバイスをしてくれます。
　また、料理上手なお客さまからのアイデアをほかのお客さまに伝えることもしばしば。今夜のごちそうのレパートリーに悩むお客さま同士の情報交換の場としても欠かせない存在となっているようです。

一番人気は丹波の米と大阪の地卵

　同店の一番人気は意外なことにお米と卵です。それも普通のお米と卵ではありません。お米は丹波のコシヒカリ。10ｋｇ5,500円という、すこし高級なお米です。なかなか手を出せない代物ですが、「一度食べたらもうほかのお米は食べられない！」と、根強いファンが多く、大人気なのだそうです。

　卵は富田林産の“美人たまご”を取り扱っています。こちらもちょっぴり高級ですがうま味やコク、黄身の弾力が普通の卵とは比べ物になりません。
　一番おいしい食べ方は、素材の味を楽しめる卵かけご飯。カフェスペースでは、この卵かけご飯をいただけます。ぜひその真価を確かめてみてくださいね。

カフェメニューはおいしい野菜メニューが盛り沢山！

　『はっぴ～べじたぶる』の野菜のおいしさを確かめてから買いたいという方は多いはず。そんな方は、ぜひ店奥のカフェを利用してみてください。野菜たっぷりの“グリーンスムージー”は野菜の甘さ、みずみずしさをそのまま味わうことができます。
　サラダとカレーを同時に味わえる“サラダカレー丼”は、シャキシャキ野菜と野菜がふんだんに使用されたカレーをあわせていただける贅沢なメニューです。やはり野菜の味を確かめるには、サラダにしていただくのが一番ですよね。

　メニューの一部はテイクアウトも可能なのだそう。「今夜のご飯は簡単に済ませたい！」なんてときにも重宝します。テイクアウトの際に気になるのが栄養バランスですが、同店ならその心配も無用です。

　舟井さんに今後の展望をうかがうと、「次はキッチンカーで各地を回りたいですね！」と、移動販売のベテランらしい答えが返ってきました。
　
　マルシェにも積極的に参加し、朝採れの新鮮野菜のおいしさを広めています。健康を気にしはじめたら、子どもたちに安心安全な野菜を食べさせたいと考えたら、『はっぴ～べじたぶる』を覗いてみてください。わざわざ通いたくなる理由がここにはあります。