【長野・白馬村】フランス×白馬村の大自然が奇跡の融合!『レストラン&ホテル トロイメライ』夢のような空間で絶品料理とワインに舌鼓

 澄んだ空気、そしてきれいな水や森…大自然に囲まれた白馬村の山奥に一軒のオーベルジュがあります。それが1981年から続く『レストラン&ホテル トロイメライ』です。

 オーベルジュとはフランス語で“宿泊施設のあるレストラン”のことです。レストランでは、本場フランス産の食材と国産食材を使用した本物のフランス料理とワインを。宿泊のお部屋では居心地の良いくつろぎ空間を提供しています。

 30余年続く同店について、オーナーシェフの西野さんにお話をうかがってきました。

北アルプスで38年 フランスをイメージしたオーベルジュ

 西野さんが『トロイメライ』を開店したのは今から38年前のこと。オーベルジュを選んだのは、お客さまがただレストランで食事をして帰るのではなく、ゆっくりと過ごせるような場所にしたいという想いがあったからです。
 レストランは長く居れて二時間、喫茶店は一時間というお店がほとんど。宿泊施設であれば、時間を気にせずにゆったりくつろげますよね。
 
 同店があるのは、移ろう四季にあわせて表情を変える北アルプスの眺望がうつくしい長野・白馬村。さらに周辺には、青木湖、中綱湖、木崎湖といった3つの湖があり、特に青木湖は県内で最も透明度が高く、思わず息をのむ絶景です。車を一時間ほど走らせれば日本海があったりと、観光スポットにも恵まれています。

 なお店名の『トロイメライ』は、西野さんのお父さまが名付けてくれたものだそうです。夢見心地、幻想といった意味を含んだドイツ語とのこと。まさに建物の雰囲気にピッタリな素敵な名前です。

ヨーロッパのお城のような内装

 『トロイメライ』の内装は、西野さん自らがデザインしました。2階の廊下は天井を高く設計。雰囲気も落ち着いていて、ヨーロッパのお城を連想させます。ちなみに、随所に設置されたあたたかみのある照明は、西野さんがセレクトしたものなのだとか。

 さらに奥に進むと見えてくるのがレストラン。広々とした空間で、優雅なひと時を過ごせます。またレストランへ向かう途中には、落ち着いた雰囲気のカウンターバーも。食事前後にお客さま同士で交流すれば、かげかえのない旅の思い出になりそうですね。

宿泊のお部屋は居心地の良さを追求

 オーベルジュである同店は、宿泊のお部屋にもこだわりがあります。内装は、高級感がありながらも派手過ぎず落ち着いた雰囲気。お客さまを第一に考え、居心地の良さをとことん追求しています。白馬の森の爽やかな空気の中で、普段とは比べ物にならないほど気持ちいい目覚めを体験できますよ。


▲スタンダードルーム

 一番人気なのが“スタンダードルーム”。白を基調としたシンプルな部屋の中に、セミダブルベッドが2つ置かれたゆったり空間です。さらにシングルのエキストラベットを入れれば3名での利用もできるそう。
 このほかにも角部屋で窓が2方向にある“デラックスルーム”、ベットルームと吹き抜けのリビングがついた“エグゼクティブルーム”など、計7種類のお部屋があります。

 旅の汗を流したい方には“白馬の天然温泉”も。湧き水が豊富な上に空気も澄み渡っていて、自然の心地よさをダイレクトに感じられます。昼は明るい陽射しに包まれながら、夜は満天の夜空を眺めながら至福のひと時を過ごせそうです。

ミシュランシェフ直伝の本格フランス料理

 『トロイメライ』が目指したのは、フランスのシェフからお墨付きをもらえるほどのお店。
 料理を監修しているのは、ミシュラン一つ星を獲得したフランス料理界の巨匠、パトリック・パージェス氏。元仏大統領をはじめ多くの著名人を顧客に持っている方です。同店はそんな彼から受け継いだレシピを中心に料理を提供しています。


▲自家製クロワッサンとデニッシュ

 料理の提供方法もフランス方式。モーニングはパンとコーヒーをルームサービスでお届けしています。パンは、こだわりのクロワッサンとデニッシュをお客さまが指定した時刻に合わせて焼き上げているのだとか。
 


▲牛フィレ肉のポワレ

 ランチとディナーでは4皿のオードブルに加えて、肉料理と魚介料理の5品からメインが選べるコース料理を楽しめます。
 使用しているのは最高品質のシャラン種やブレスの鶏肉のほか、フランスから取り寄せた高級食材、新鮮な国産食材です。
 パージェス氏が「フランスでも星が狙える」と褒めたたえた同店の料理、ぜひ味わってみたいですね。


▲オマール海老のポワレ

 西野さんはプロの料理人であると同時に、お酒のエキスパートでもあります。料理の鉄人・坂井宏行氏にも一目置かれるほど豊富な知識をお持ちなのだとか。そんな彼が厳選したワインとフランス料理の絶妙なハーモニーを体験できるのも同店の魅力。最高のペアリングを楽しめますよ。
 なお同店ではお客さまに合わせて、お部屋に料理を運ぶこと可能です。通称“部屋食”とも呼ばれ、お子さま連れのお客さまを中心に好評なのだそうです。

思い出づくりのために、これからも

 順調にお店を営業していた『トロイメライ』ですが、2011年の東日本大震災では窮地に陥ったこともあったそう。閉店することも本気で考え、お客さまにもそれを話していたといいます。

 「僕がお店を閉めると言ったあと、親子三代で来てくださっているお客さまがすぐに来てくださり、励ましの言葉をくださったんです。ほかにもその話を聞いて駆けつけてくださる方がいたり、あたたかい言葉をかけてくださる方がいたり…皆さまの応援のおかげで、再び頑張ろうと思えたんです。本当に感謝しています。」と、西野さん。

 最後に開店ポータルをご覧の方に一言メッセージをいただきました。
 「ぜひ『トロイメライ』に一度お越し下さいね。皆さまのご来館をスタッフ一同、心よりお待ちしております。」

 本場のフレンチと最高のおもてなしを体験できる『トロイメライ』。西野さんが自信をもっておすすめする料理とワインのマリアージュは格別です。
 絶景が望める非日常的な空間で、日々の疲れを癒してみてはいかがでしょうか。

店舗名 ホテル&レストラン トロイメライ
住所 長野県北安曇郡白馬村みそら野別荘地
電話番号 0261-72-5120
アクセス JR白馬駅よから車で10分 ※送迎をご相談ください
営業時間 チェックイン 14:00~ 20:00 / チェックアウト 10:00
ホームページ http://traumerei.jp/
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