【兵庫・神戸】日本でも珍しいポーランド食器専門店『KERSEN神戸直営店』

　神戸市の中心、元町には数多くの雑貨店が立ち並んでいます。その中で、日本でも珍しいポーランド食器の雑貨店『KERSEN神戸直営店』がオープンしました。今回は、同店の紹介はもちろんのこと、ポーランド食器の魅力もご紹介します。

神戸観光の合間に立ち寄れる『KERSEN神戸直営店』

　『KERSEN神戸直営店』は、JR神戸線・阪神本線の元町駅から徒歩2分の場所に位置します。三宮と元町の間のこのエリアは “トアウエスト” と呼ばれて、近年注目を集めています。小さな路地裏にはお洒落で個性的なお店がたくさん並んでいますよ。

　元町駅周辺にはメリケンパークや南京町など、神戸を代表する観光地がたくさん。神戸観光の合間に立ち寄ることができます。

かわいらしく実用的なポーランド食器　

　店内はそれほど広くありませんが、専門店ならではの多種多様なポーランド食器が見られます。数々のかわいらしい絵柄の食器を見ていると、時間が経つのを忘れてしまうでしょう。

　ところで、“ポーランド”、 “ポーランド食器” と聞いても、あまりピンと来ない方も多いのでは。ポーランドはヨーロッパの中央に位置し、自然が美しい国です。世界文化遺産に登録されているクラクフ歴史地区など数々の観光地にも恵まれ、観光客の人気を集めています。

　そんなポーランドの南西部に位置する町、ボレスワヴィエツでは古くから陶器づくりが盛んに行われています。ボレスワヴィエツで製造されている陶器はすべてハンドメイド。しかも、オーブンや食洗機、電子レンジでも使用できるので、日常生活にて活躍することは間違いありません。

　また、それらの食器はEUの食品用安全基準を満たしており、輸入時には食品衛生法が定める厚生労働省の検査も経ています。そのため、小さな子どもがいる家庭でも安心して使用できます。

様々な製品がある『KERSEN神戸直営店』

　もう少し『KERSEN神戸直営店』にある製品を見てみましょう。まずはお値段も手頃でユニークな形をしたマグカップ。形は同じでも、様々な絵柄が存在します。この中から選んだ、お気に入りのマグカップで飲むコーヒーや紅茶はきっと味わい深いでしょう。

　ポーランド食器で興味深いのは、絵柄によって値段が変わること。職人がひとつひとつ絵付けするので、形が同じであっても手間と作業時間が異なります。これらの差異がそのまま一つひとつの価格に反映されます。財布と相談しながらショッピングできるのも、ポーランド食器のポイントですよ。

　あまり日本では見られないオーブン皿もありました。1人前のグラタンやドリアにはちょうどいいサイズです。このオーブン皿をカレー皿として使用する女性も多いとか。アイディア次第でいろいろな使い方ができそうですね。また、ご飯茶碗やはし置きといった日本向けの商品もあります。

　食器だけではなく、かわいらしいオブジェもあります。このうさぎのオブジェは1つ648円（税込）。ちょっとしたプレゼントにぴったりの商品です。きっと、カラフルで愛らしいうさぎの姿に喜ばれることでしょう。

偶然の出会いからポーランド食器専門店の店長へ

　国内でも数少ないポーランド食器専門店、『KERSEN神戸直営店』を切り盛りするのが、店長の欅田（くぬぎた）さん。どのようなプロセスを経て店長になったのでしょうか。直接、お話を伺ってみました。

　もともと雑貨好きでしたが、ポーランドとは全く縁がなかった欅田さん。きっかけは東京でポーランド雑貨に出会ったこと。そこで魅了され “ポーランド雑貨を売りたい” という気持ちになり、同店のオープニングスタッフに応募。下積み経験を経て店長になりました。

　イギリスやフランスと比べると、まだまだ知名度の低いポーランド。「今後は、ラインナップを充実させることはもちろん、様々なイベントを通じてポーランドの魅力を発信していきたいです。」とのこと。もしかすると、欅田さんのように “ポーランドとの出会い” が人生のターニングポイントになるかもしれません。ぜひ、神戸を訪れた際は “ポーランドらしさ” が感じられる『KERSEN神戸直営店』に立ち寄ってみてはいかがでしょうか。

　■文、写真・新田浩之