【大阪・中崎町】『近藤熱帯魚店』は大阪の街にぽつりと佇むアクアリウムバー

中崎町駅から徒歩5分にある『近藤熱帯魚店』。2011年にオープンしたこちらのお店では、ズラリと並ぶ水槽のなかで悠々と泳ぐ熱帯魚を鑑賞しながら、おいしいお酒を楽しめます。

『近藤熱帯魚店』という店名だけみると、熱帯魚屋さんのようにも感じられる同店。いったいどんなお店なのでしょうか。
そこで今回は、お店のオーナーである近藤さんにお話をうかがってきました。

目指したのはアクアリウムのようなバー

オーナーの近藤さんは大学時代に友人宅の熱帯魚を目にしてから、その魅力にどっぷりハマった大の熱帯魚好き。5年ほどサラリーマンをしたあと、好きを仕事にしたいと、熱帯魚を扱うお店『近藤熱帯魚店』をオープンしました。
「2軒目としてもつかってもらえるように、飲食店の多い場所で開店を決めました。賑やかではあるけれど、少し静かな場所が良かったので、この場所はまさに希望通りでしたね。」

お店のコンセプトは“お店丸ごと水槽のような空間”です。ガラス張りにすることで、外から店内がよく見えます。夜になると水槽に設置されたライトがうつくしく店内を照らし、外を歩く人の目をひきます。
席数はカウンターが９席のみ。この、レトロな趣のあるドアが目印です。

オープン当初は熱帯魚バーという奇抜なコンセプトに、入りづらい印象を持たれてしまうことも多かったという同店。いまではこのユニークなコンセプトが話題を呼び、２軒目として利用する方はもちろん、県外から同店を目当てに訪れる方もいるほどの人気店となりました。
訪れるお客さまのなかには、近藤さんとの熱帯魚の談義を楽しみに訪れるかたも少なくありません。“我が家の熱帯魚自慢”も近藤さんなら笑顔で聞いてくれそうです。

展示されている熱帯魚は30種ほど

最大の魅力は、なんといってもうつくしい熱帯魚を鑑賞しながら、好きなお酒を飲めること。
展示されている熱帯魚は30種ほどで、お馴染みのテトラやベタのほか、ややマニアックなバイカラードッティバック、眺めているだけで癒されるミズクラゲ、ビーシュリンプまで、多種多様。また、水槽のサイズや水槽内のインテリアもさまざまです。

おすすめはライムが効いたモヒート

ドリンクは生ビールはもちろん、グラスワインやウイスキー、焼酎、カクテルなどバーお馴染のメニューがラインナップ。
お店のイチオシは、ライムをふんだんに使ったモヒート。さっぱりとしていて飲みやすいとファンの多い一杯です。
このほかコーヒーや紅茶もいただけます。「アルコールは苦手だけど、熱帯魚を眺めながらのんびりしたい」なんて方も安心ですね。

お酒に合うフードもいただけます。お腹が空いたときにオーダーしたいチリコンカンとトルティーヤ、ワインと一緒に楽しみたいクリームチーズのメープルシロップがけ。どんなお酒にも相性抜群のビーフジャーキーやミックスナッツ。気軽に食べられる、肩肘張らないフードメニューも、同店の魅力です。

アクアリウムの提案・設置、水槽の出張メンテナンス事業も展開

近藤さんの熱帯魚好きが高じて誕生した同店ですが、現在はバー営業のほかにも、アクアリウムの設置や水槽の出張メンテナンスなどの事業もおこなっています。

熱帯魚を飼育するさいは、魚たちにとっても過ごしやすく、人にとっても飼育しやすい環境であることが大切です。ですが、双方にとって最適な環境を、素人が自力で整えるのはなかなか難しいもの。そんな時に相談相手となってくれるのが近藤さんです。
同店では、熱帯魚だけでなく、海水魚にとっても最適なアクアリウムを提案・設置してくれます。また、水槽や水草、流木などのメンテナンスをお願いすることもできるのです。
「ジャングルのようなアクアリウムをつくりたい」「鮮やかな熱帯魚が映える水槽にしたい」そんな夢も、近藤さんなら叶えてくれますよ。興味のある方は、お店に問い合わせをしてみてくださいね。

『近藤熱帯魚店』で至福のひとときを

「お店をはじめてからサラリーマン時代では出会えなかったさまざまな人と知り合えて、とてもうれしく感じています。水槽の出張メンテナンスでは、病院や飲食店などにうかがうことが多いのですが、今後はより多くの依頼を受けられるようにしていければと考えています。熱帯魚が好きな方も、そんなに興味がないという方も、ぜひ気軽に飲みにきてくださいね。」と近藤さん。

うつくしい熱帯魚を眺めながらおいしいお酒が楽しめる『近藤熱帯魚店』。熱帯魚ファンの方はもちろん、ただしっぽりとお酒を楽しみたい方にもおすすめです。
アクアリウムのような同店で、至福のひとときを過ごしてみてはいかがでしょうか。