【宮城・仙台】バーより気軽で居酒屋より和める『二ホン酒とブドウ酒 マタタビ』は思わず長居しちゃう“ちょうど良い”お店♪
地下鉄東西線の青葉通一番町駅から徒歩2分の場所に、2017年7月にオープンしたバー『二ホン酒とブドウ酒 マタタビ』があります。20~30代の働く女性をターゲットにし、日々の疲れを癒すようなお酒や料理、優しいサービスでお客さまをおもてなしします。ふらっと気軽に立ち寄れて、“バーより気軽で居酒屋より和める”アットホームなお店です。今回は、店主の高橋さんにお話を伺ってきました。
若い世代を応援していきたい!
高橋さんは、元々仙台にある飲食店のグループ会社で18年ほど働いていました。当初は“バー業態”を中心として働いていたそうですが、ある時“大人向けの少し価格帯が上がる居酒屋”を立ち上げる計画が持ち上がり、店長を任されることに。そこでお酒と料理のコーディネートをしていくうちに、社内外から高い評価を得るまでになりました。その腕を買われた高橋さんは、さまざまな店舗の立ち上げに携わってこられたそうです。
そしてついに、自身のお店を構えることを決意した高橋さん。お店の経営から食事やお酒の知識まで、それまでの経験すべてを活かし“バーより気軽で居酒屋より和める。そんな大人のちょうど良い酒場”をキャッチコピーに『二ホン酒とブドウ酒 マタタビ』は誕生しました。
オープン時40歳だった高橋さんは、これまで生産者の方々や酒の造り手など仕事で多くの若い人たちと関わり、そして助けられてきたと言います。そんな人たちと接するうちに、自分たちの世代が若い世代を応援しなくてはと思うようになったのです。特に東日本大震災後から日本酒の若い造り手が増えたと感じているそうです。同店は、そんな彼らと同じ世代の人たちが気軽に入店してお酒を楽しめる場所です。「日本酒やワインに興味を持った時に“入門編”として訪れてもらえるお店として、次世代の飲み手にお酒のおいしさを知ってもらうお手伝いをしたい。」それが高橋さんの目指すお店です。
SNSから生まれる出会いの輪
高橋さんは、オープン前からFacebookを中心に宣伝活動をおこなっていました。その地道な努力が一人の若い女性との出会いを生み、お店にとって転機にもなりました。Facebookを見て来店したというその女性は「今の時代はInstagramです。高橋さんも一緒にやりましょうよ。」と声をかけてくれたそうです。それを聞いた高橋さんはせっかくの機会だからということで、アカウントを作成。その後も常連さんとしてお店に通ってくれた女性は、Instagramでたびたび同店を紹介してくれたそうです。すると高橋さんの作ったアカウントもあっという間にフォロワー数が増えました。実はその女性は、フォロワー6,000人を超える“インフルエンサー”だったのです。
それからというものFacebookのみならず、Instagramを見て来店し、リピーターになってくれるお客さまも沢山いらっしゃるのだとか。「インスタを見てひとりで来店された若い女性に“日本酒が好き”と言ってもらえた時は嬉しかったですね。お客さまには本当に感謝しかないです。」とのこと。今も同店では、SNSから生まれる出会いの輪が広がっています。
こだわりのお酒と料理の数々
同店の売りは、なんと言っても高橋さんが培ってきた長い経験の中で出会った沢山のお酒たち。こだわりの日本酒やワインを、料理や季節に合わせて種類豊富に取り揃えています。
“AKABU”は、岩手県盛岡市にある酒造会社・赤武酒造の若き代表が造り上げた珠玉の日本酒です。赤武酒造は元々高橋さんの地元である宮古市の隣、大槌町に蔵を構えていた会社でしたが、東日本大震災に被災したのを機に盛岡市へ拠点を移しました。AKABUは直後に跡を継いだ現代表が作り上げた、みずみずしい味わいが特徴です。
お酒だけではなく、生産者の方と直接話をしながら厳選した食材を使っているという料理からも目が離せません。“蔵王JapanXの肩ロースハム”はオープン以来、不動の人気メニューです。蔵王の豊かな自然環境で飼育されているからこそ生み出される豊かな旨味と、しっとり柔らかな食べ応えで多くのお客さまの心をわし掴みにしています。
こちらの“キタアカリのポテトサラダ”は、大学で農業を研究していた青年・鎌田さんが卒業後に立ち上げた“木漏れ日農園”から仕入れいている有機野菜を使用しています。キュウリ、ニンジンのシャキシャキとした食感とスモークチーズの独特の風味がアクセントになっており、シンプルながらも癖になる味わいです。
女性のお客さまが多い同店では少しずつ沢山の種類が食べられるようにと、一品あたりの量をおさえているそうです。こういった細やかなおもてなしも同店の魅力です。女性ひとりで訪れても、おいしいお酒とこだわりの料理を思う存分味わえる“ちょうど良い”お店なのです。
これからも、お酒の素晴らしさを伝えていきたい
「ゆくゆくは今ある店舗にとどまらず、数店舗展開していけたらいいですね。今はお酒メインであまりお待たせせずにお出しできる料理を合わせていますが、今後は料理をメインにお酒をコーディネートできるようなお店もやってみたいです。」と高橋さん。マイペースに今のお店を経営しながらも目標に向かって、日々お客さまと温かい時間を過ごされています。来店されたお客さまたちは、決まって長居するという『二ホン酒とブドウ酒 マタタビ』。ワインや日本酒、こだわりの料理に舌鼓を打ちながら、あなただけの特別な時間をゆったりと過ごしてみてはいかがでしょうか。
店舗名 | 二ホン酒とブドウ酒 マタタビ |
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住所 | 宮城県仙台市青葉区一番町2-6-17 内ヶ崎ビル B1F |
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電話番号 | 022-797-7783 |
アクセス | 仙台市営地下鉄東西線 青葉通一番町駅から徒歩2分 |
営業時間 | 17:00~25:00 |
定休日 | 不定休 |
ホームページ | https://linktr.ee/matatabi.sendai |