【岐阜・瑞浪】赤ちゃんから高齢者まで、みんなが笑顔になれる場所『mimi cafe』
この記事の目次
※現在は閉業しています(2020年3月)
岐阜県瑞浪市(みずなみし)は岐阜県南東部に位置し、美濃焼や中山道の宿場、化石などで知られる歴史と文化の町です。近年では、ドラマ”半分、青い”のロケ地として有名になりましたね。そんな古きよき町の中に、2017年3月にオープンしたカフェを紹介します。瑞浪市中央公民館に併設され、地域の方々の憩いの場所となっている『mimi cafe』。お店に対する想いについてお話を伺ってきました。
地域の人が気軽に立ち寄れる場所を
『mimi cafe』オーナーの肥田さんは現在”一般社団法人せいわグループ”の代表理事を務めている、本来なら飲食の世界とは無縁の保育士です。なぜ保育士が飲食店を営むことになったのか。それは子育て支援の一環として、市から委託されたことがきっかけでした。これまでにもせいわ保育園を始め、学童やサッカーチームまでさまざまなものを自身で立ち上げてきた肥田さん。その全ての事象に共通することは、地域を想う気持ちでした。飲食は未知の世界でしたが、地域のためになるのであればとの思いでオープンに向けて動き出しました。
キッズスペース完備!明るく清潔感のある内装
場所や物件はすでに決まっていたため、自分で探す必要はなかったという肥田さん。しかし、用意された物件は理想のイメージとはかけ離れたものだったため、自分達で手を加えることにしました。全体的に黒っぽく年季の入った印象だったのを、まずは壁と照明を変えて白を基調とした明るい店内に仕上げました。また、子育て世代のお母さん達の憩いの場にしたいとの想いがあったので、キッズスペースを作りました。現役の保育士が監修ということで、ただおもちゃが置いてあるだけではなく、年齢ごとに必要な細かい配慮や設備が整ったスペースになっています。実際にキッズスペースはママ会やお誕生日会などで使われることも多いそうです。お母さん達は会話を楽しみ、子ども達も好きな遊びを楽しめる素敵な場所になっています。
大人気!ドラマにちなんだ”半分、青い”ドリンク
オススメのメニューをお聞きしたところ、笑顔でとあるドリンクを持ってきてくれました。とても綺麗な青色で光にかざすと透明感が増し、キラキラと光っています。これは、ドラマの”半分、青い”にちなんで作られたバタフライピーというハーブティー。見た目もさることながら味も爽やかで飲みやすいドリンクです。演出も凝っていて、あるものを加えるとハーブティーの色が青色から紫色に変わるのです。びっくりですよね。これがお子さまを始め、皆さんに大好評だそうです。”半分、青い”の他にもさまざまなドリンクがあり、季節ごとで変わるものもあるのでお気に入りのドリンクを見つけてみてください。
食べられたらラッキー!希少価値のあるランチ
9月からはドリンクや軽食の提供をメインに行い、週に1、2回はシェフを呼んで代わりにランチを作ってもらっているのだそうです。週に数回ということで、その日を狙って来店される方もいらっしゃるようです。食べられた人は本当にラッキーですね。食材は『きなぁた』という産地直売所で購入するなど、地元ならではの食材にこだわっています。身体にもやさしい美味しいランチを堪能してください。
絵本の読み聞かせからアンチエイジングまで。皆さんがワクワクするイベントを
同店の魅力の一つであるイベント。例えば”絵本の日”は、図書館などで絵本の読み聞かせをしているボランティアの先生が子どもたちに絵本を読んでくれます。しかし、ただ絵本を見るだけのイベントではありません。”こぐまちゃんのホットケーキの日”はホットケーキなど、その絵本にちなんだ食べ物を提供してくれます。そのブレイクタイムが、絵本への興味をより深いものにしたり、参加者同士の交流に繋がっています。
今は子育て世代に向けたイベントを紹介しましたが、そのレパートリーは実にバライティー豊かです。骨盤矯正やアンチエイジング、グループカウンセリング、そして何と婚活パーティーまで主催しています。今まで培ってきたさまざまな人脈を活かして、地域の方々がワクワクするようなイベントを隔週で開催しています。ぜひ一度、足を運んでみてはいかがでしょうか。
人と人とを繋げる場所
最後に、肥田さんに今後の『mimi cafe』についてお聞きしました。
「地域のために何かをしたくて始めたカフェでしたが、カフェの営業やさまざまなイベントを展開する中で、それが地域の人のためになっているのだろうかと自問自答する時があります。サービスやメニューの向上など飲食店としての要素も大切なことですが、最も大切なのは場所作りだと思っています。皆さんが「ただいま!」と気軽に立ち寄れる場所を作ることが目標です。今後は、より地域の方々に根付いたサービスを提供できるようにしていきたいです。」
人と人とを繋げる場所、『mimi cafe』。これからもたくさんの人が笑顔が生まれる場所になりそうですね。
■文、写真・南谷有美
店舗名 | mimi cafe |
---|---|
住所 | 岐阜県瑞浪市土岐町7267-4 |
|
|
電話番号 | 080-3652-3331 |
アクセス | JR中央本線瑞浪駅から徒歩10分 総合文化センター内 |
営業時間 | 9:00~16:00 |
定休日 | 毎週月曜日、総合文化センターの休館日に準ずる |
ホームページ | https://tabelog.com/gifu/A2103/A210301/21016774/ |
SNS |