【北海道・南平岸】ラーメン激戦区に彗星のごとく現れた『らーめん つけ麺 NOFUJI』

　札幌市営地下鉄南北線南平岸駅から徒歩1分という好立地に、2017年11月23日、新しいラーメン店がオープンしました。『らーめん つけ麺 NOFUJI』です。ラーメン激戦区であるここ南平岸に彗星のごとく現れ、開店初日から行列の絶えない賑わいを見せています。今回は同店の野藤さんにお話を伺ってきました。元気で明るい接客と、手際の良いラーメンさばきが人気のオーナーです。

某有名店のラーメン職人に一目惚れしてこの業界に

　野藤さんが、厳しいラーメン業界に足を踏み入れたきっかけは、某有名店のラーメン職人の働く姿に一目惚れしたことがきっかけだったそうです。その職人さんの鮮やかな手さばきに“かっこいい。絶対自分もラーメン職人になってやる！”と触発されたのだとか。18歳の頃、その店にアルバイトとして勤務。それがラーメン人生のスタートとなりました。
　十余年ほどいくつかのラーメン店で腕を磨いた野藤さんは「お客様に美味しい物を食べてもらいたい。お客様の喜んだ顔が見たい。」という想いを胸に、自身の店を持つことを決意したのだとか。その後は日々ラーメンの研究を続け、スープの試作を何度も繰り返し、試行錯誤しているうちに、夢にまで出てくるほど考えこむ日々を送ったそうです。そしてついに辿り着いたスープを引っ提げ『らーめん つけ麺 NOFUJI』をオープンするに至りました。ここまでの試行錯誤は苦しくもあったけれど、楽しくもあったと振り返る野藤さん。辿り着いた味は間違いなくお客様を虜にし、早くも人気店の仲間入りを果たしています。

カフェ風のお洒落な店内

　店舗は、前の職場の常連の方から紹介してもらった物件だそうです。南平岸は有名ラーメン店がひしめき合うラーメン激戦区。
　これをメリットと捉え「ラーメンで盛り上がっているなら注目度も高いはず。つけ麺のお店が無いからつけ麺で勝負しよう。」と考えたそうです。
　店内はカフェ風のお洒落な内装です。清潔感があり、女性が一人でも立ち寄れる雰囲気を大切にしているとのこと。客層は30代のお客様が多く、特にご夫婦やカップルの利用が多いのだとか。デートコースに組み込めるラーメン店というのは重宝されますね。

こっさり系でありながら深みのあるスープ

　試行錯誤の末辿り着いたラーメンについてご紹介します。初めて同店を訪れた人にまず味わっていただきたいのは“特製魚介醤油ラーメン”、“特製魚介醤油つけ麺”です。まず基本のこちらのメニューで、こだわりのスープを味わってみてください。のど越しが良く、しつこい豚骨臭も無いので、さらっと飲み干していただけるスープは、豚骨と魚介のＷスープ。こっさり系でありながら、深みとコクのある味わいが特徴です。チャーシューが大きくて食べ応えも抜群です。

　常連さんが決まって注文する人気メニューは、“コク味噌カレーつけ麺”です。濃いめの味付けとカレーのハーモニーがクセになり、何度も食べたくなる一杯です。昨年末から月一で新メニューを期間限定で販売することを自分に課した野藤さん。第1弾は“濃厚NIBOSIらーめん”、第2弾は“MISOホルモンつけ麺”と、気になるメニューが期間限定で続々登場しています。最新情報は公式Twitterより発信されているので、要チェックですよ。

オープン初日から100人越えの大盛況

　オープンしてから一番嬉しかったことは、初日から100人を超えるお客様が詰めかけてくれたことだそうで、その後も常に行列ができるほどの人気ぶりです。しかもお客様がSNSなどで「美味しかった。」「接客が良かった。」「また来たい。」とコメントしてくれるなど、高評価をいただけていることが本当に嬉しいと語る野藤さん。
　「本当に『らーめん つけ麺 NOFUJI』に来ていただいた感謝しかありません。『NOFUJI』を気に入っていただけるように、飽きさせないお店作りをしていきます。」とのこと。

　『らーめん つけ麺 NOFUJI』のコンセプトは、“人柄と味”。同店は野藤さんと奥様の二人だけで切り盛りしているお店です。
　その、阿吽の呼吸から生まれるおもてなしは、細かなところまでサービスが行き届いており、お客様は笑顔で帰られます。 十余年前に憧れた、“かっこいいラーメン職人”となった野藤さん。今では沢山の方がその味の虜になっています。是非一度、足を運んでみてください。