【東京・押上】ご近所さんも旅人も集まれ!お肉とクラフトビールがおいしい『emishi』は人の縁をつなげるホステル居酒屋♪
この記事の目次
押上駅から徒歩5分のところにあるホステル『O3 inn Tokyo(オースリーイントーキョー)』。その1階にある『emishi』は、近江牛のステーキをはじめとする一品料理や日本酒、個性豊かなクラフトビールが味わえるお店です。
店内は、老若男女を問わずのびのびと過ごせる空間。組み木をあしらった美しい壁、インテリアショップのように広々としたイベントスペースなど、和と洋が混在した世界観も魅力です。
巧みな技が光る食と空間で、訪れる人に感動を運ぶ同店。その魅力を、代表の丁(てい)さんに教えていただきました。
世界中の観光客が訪れるホステル付き居酒屋
ホステル付き居酒屋『emishi』は、2017年10月、東京スカイツリーをのぞむ押上の住宅街にオープンしました。こちらの建物は居抜きではなく、一から設計して作ったため、丁さんやオーナーの思い入れも深いのだとか。
「外国には飲食店付きのホステルが多いけど、日本には少ないのでやってみようと思ったんです。押上は成田空港にも羽田空港にも近いので、集客面も期待できるんじゃないかな、と思ってここに決めました。」
ちなみにホステルとは、2段ベッドが並ぶ相部屋(ドミトリー)が基本となる宿泊施設。共用スペースがあり、宿泊者同士が交流をもてるという楽しみもあります。
奥ゆかしい和とポップな洋が織りなす世界観
建物の設計から着手したため、オープンまでの苦労は並大抵ではなかったといいます。しかし、のどかな下町に真新しいホステル付き居酒屋ができると、もの珍しさも手伝い、近所の方々はとても喜んでくれたそうです。
店内に入ると、小料理店のような奥ゆかしいカウンターが迎えてくれます。ひとりでゆっくりと食事を楽しむ時間や、大切な人と語らう旅の夜にぴったりですね。
壁には、欄間を思わせる美しい組み木が。なんと、こちらにはクラフトビールのタップが設置されています。和の繊細な文様とビールの意外なコラボレーションに、つい見入ってしまいます。こちらの壁は、海外のお客さまの記念撮影ポイントとしても喜ばれているそう。
奥に進むと、雰囲気は一変!ポップで明るい、インテリアショップのような空間が現れます。月1回のペースでおこなうイベントの際に、こちらのスペースを利用しているのだとか。もちろん、パーティーでの貸し切り利用も大歓迎です。
「わけのわからない世界観にしたくて、あえて和と洋をミックスしています。アーティストの作品を展示する一方で、黒電話を置いたり(笑)。日本の方も海外の方も、いるだけでわくわくするような空間を目指しました。」
近江牛の柔らかな赤身ととろける脂を堪能しよう
それでは、『emishi』の自慢の逸品をご紹介しましょう。
真っ先に味わってほしいのが、日本三大和牛のひとつ・近江牛を使った料理。お肉やお酒は、ご実家が焼肉店かつ、お酒が大好きなオーナーが厳選したものです。
近江牛のステーキやユッケは、低温調理にこだわり、旨味を閉じ込めながら火を通しています。口に運べばたちまち、きめ細かい肉質ととろける脂の虜に。新鮮だからこそ楽しめる、力強い味わいを堪能してくださいね。
もうひとつのおすすめが、煮込み料理です。ダシを取るところから丁寧に作った肉豆腐は、お酒の肴に最高の逸品。薄切りの近江牛と、煮汁をたっぷり吸った豆腐が口の中でホロホロとほぐれます。
そろそろ〆の一品を…というときには、“エミシ風TKG”で決まりです。卵だけでは終わらず、チャンジャ、牛ロース肉、ネギ、海苔がたっぷり。いつもの卵かけご飯をご馳走感覚で楽しめますよ。
知れば知るほど楽しくなるクラフトビールの世界
『emishi』での時間を楽しみ尽くすなら、クラフトビールは欠かせないアイテムです。その時々で変わる銘柄が常時5種類用意されているので、いろいろな料理とのペアリングを試してみましょう。
「クラフトビールは個人経営の醸造所で作っているから、一般のビールとは違う個性的な味になるんです。夏はシークワーサーとかパインとか、フルーツの入ったビールがあるので女性にもファンが多いですね。新しいタップの仕入れはお店のSNSでお知らせするので、気になるビールが入ったらぜひ味をチェックしに来てくださいね。」
同店のクラフトビールは、“分かる人には分かる”ものばかり。一般のビールに比べてメジャーではないぶん奥深く、ハマりだすと本当におもしろいのだとか。「人生の楽しみが増えますよ!」と丁さんは生き生きと語ってくださいました。
日本酒は全国の蔵元から選りすぐりの銘柄を仕入れており、常時7~10種類ほどが揃います。通向けの銘柄が多いので、ラベルを写真におさめていく方も多いのだとか。自家製のレモンサワーや梅サワーも気になりますね。
そして注目すべきは、スペインの高級ボトルビール“イネディット”。こちらは、現地の有名レストランのシェフが、「セレブをおもてなしするビールを」との想いで開発したものです。そのコンセプト通り、ワインのように優雅な佇まいのボトルが印象的。シャンパングラスに注ぎ、香りを十分に楽しんでからいただくのが上手なたしなみ方です。
言葉の壁を越えて酌み交わせる憩いの空間
同店の2階は、8名限定のホステル『O3 inn Tokyo』となっています。しかし『emishi』に訪れるお客さまは、ホステルの宿泊客だけではありません。住宅街ということもあり、家族連れから単身者まで、幅広いお客さまが顔を見せてくれるのだとか。土日には、スカイツリー観光帰りの人々で賑わうそうです。
「来るたびに変わるクラフトビールと、日本三大和牛の近江牛が楽しめるのが強みです!スカイツリーに遊びにいらしたときは、ぜひ当店に寄っていってくださいね。」と笑顔の丁さん。
年齢、性別、国籍を問わず、手間ひまかけた料理とこだわりのお酒でもてなしてくれる『emishi』。舌の上にもたらされる感動と、あたたかい人の縁が生まれる同店で、旅の疲れをゆっくりと癒してくださいね。
店舗名 | emishi |
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住所 | 東京都墨田区押上3-25-17 Lohビル1F |
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電話番号 | 03-6883-4266 |
アクセス | 東京メトロ半蔵門線押上駅(B3出口)から徒歩5分 |
営業時間 | 【月~金】18:00〜24:00(LO.23:30) 【土】17:00〜24:00 【日】17:00〜22:00 |
定休日 | 不定休 |
ホームページ | https://www.o3inn.com/ |
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