【神奈川・横浜】日本イチ人懐っこいふくろう達に会える『大倉山ふくろう神社』で、わくわく・モフモフの癒しタイムをどうぞ♪
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近年話題となっている動物系のカフェ。なかでもふくろうカフェは、猫カフェや小鳥カフェよりハードルが高いように感じている方も多いでしょう。そこでおすすめのお店が、横浜にある『大倉山ふくろう神社』です。こちらのお店では、店主が“日本イチ人に馴れています!”と太鼓判を押す、可愛いふくろう達に出会えます。驚くほど人懐っこいのは、卵を温める段階から人間が世話をしているから。ふわふわの羽毛とガラス玉のような瞳に癒しを求めて、子どもからお年寄りまでたくさんのお客様が訪れます。
いい街アワード2017年に選ばれたふくろうカフェ
東急東横線の大倉山駅から徒歩3分。ファミリーレストランの裏手に、曲線が美しいコンクリート造りの建物があります。その1階にあるのが、2015年10月にオープンした『大倉山ふくろう神社』。9種類のふくろう達が迎えてくれるふくろうカフェです。
「もともと住居用の建物だし、こんな裏路地にあるから、“入っていいのかな…”ってお客様に戸惑われちゃうこともありましたね。」そう話すのは、子どもの頃から動物が大好きだという、店主の八塚さん。ご自身の飼っていた2羽のふくろうと、ふくろうカフェブームをきっかけに、こちらのお店を開いたのだとか。
同店はオープン間もない頃から、テレビやラジオの取材を受けてきました。東急東横線の駅員と沿線の住民が投票する“いい街アワード2017”では、“遊ぶ・学ぶ”部門で第3位にランクイン。八塚さんのふくろうへの愛情やお店づくりの努力、いかに沿線のお客様に愛されているかがうかがえますね。
人間の愛情を受けて育った、温厚なふくろう達
『大倉山ふくろう神社』のふくろう達は、身体の大きさも、顔つきも、羽毛や瞳の色もまちまちです。
「ふくろうはね、怯えていると人間をじっと見つめるんです。“何かされないかな?”って。でも、うちの子たちは全然見つめてこないでしょう。人間を信頼しているから、そばに行っても触っても、まったく怖がらないんですよ。」と八塚さん。
▲林檎ちゃん(メンフクロウ)
ふくろう達を優しくなでてあげると、気持ちよさそうに目を細めます。ここまで人懐っこく、初めて訪れるお客様にも甘えてくれるのには、理由があります。
「みんな、卵のときから人間が世話しているんです。すると、ふくろうとしての自我や野生の本能が抑えられて、人間を慕う愛情深い性格になるんです。」この愛くるしさや甘え行動は、生まれてから訓練をおこなっても、決して身につかないそうですよ。
知るほどに興味深いふくろうの魅力を感じよう
▲おーちゃん(オオフクロウ)
「“野生のふくろうを初めて見た!”という方も多いけど、都心でもちょっと雑木林に入れば、ふくろうはいます。警戒心が強い鳥だから、人前に姿を見せないだけなんですよ。」と八塚さん。知られざるふくろうの魅力を教えてくださいました。
同店のふくろう達のエサは、冷凍のうずらやひよこ。野生では野ウサギやねずみを捕まえて食べる、肉食の鳥なのです。冬になると体温を上げるため、たくさん食べるようになるそうですよ。
目からウロコなのが、目の色と活動時間の関係です。たとえば、写真のようにオレンジ色の目を持つふくろうなら、日の出や日没の時間帯に行動します。黄色い目なら日中、黒い目なら夜というように、活発な時間帯が違うのだとか。夜の象徴としてイメージされるふくろうですが、すべてが夜行性とは限らないのですね。
「頭もよくて、僕や常連さんのことをちゃんと覚えていてくれます。この間ふくろうがすごく甘えるお客様に聞いてみたら、やっぱり動物関係の仕事をしている方で…。そういう“波長”みたいなもの、彼らは分かるみたいですね。」
変わらないようで変わる表情も見逃がせません。扇子であおいで驚かせると、翼を広げてくちばしをカンカンと鳴らします。めったに飛び立たないふくろうが翼を広げた姿は見事ですが、これは怒っている証拠。驚かせたり怖がらせたりせず、優しく遊んであげてくださいね。
なでてもらってうれしいときには、“もっと!”と言わんばかりに首を動かし、お客様の手にすり寄ります。そして、仲間に羽づくろいをするようにくちばしを動かしてご機嫌モード。猛禽類とは思えない愛くるしさに、誰もがノックアウトです。
子どもたちに自然や生き物の尊さを伝える場として
▲モリゾーくん(モリフクロウ)
ふくろうカフェは数あれど、同店ほどふくろうの生態や魅力を知り尽くし、説明してくれるお店はあまりありません。
「ふくろうの魅力をたくさんの方に広めたいから、ただ触れ合うだけのお店にはしたくありません。当店に来たら、可愛さだけじゃなく、生態や豆知識も含めてふくろうを好きになってもらえると思います。」
オープン間もないころ、八塚さんはふくろうを連れて、いろいろな駅にチラシを配りに行きました。数十人に囲まれても物怖じせず、お散歩カートから愛嬌をふりまくふくろうに、老若男女が釘付けに。そんな体当たりの宣伝や口コミを通じて、今では幅広い年代のお客様が足を運んでくださるのだとか。
雑木林に入って自然に触れることもなく、最近の子どもたちは家でゲームをしてばかり。動物園や水族館、そして『大倉山ふくろう神社』のようなお店で生き物に触れ、自然や命の大切さを知ることが人格形成につながると、八塚さんは考えます。
「一般的なふくろうカフェでは、軽く触っただけで“大人しい!”って感動する方が多いんです。でも、それは違うよって僕は言いたいですね。人間の手で一から愛情を注いで育てた当店のふくろうは、日本で一番人懐っこいです!心ゆくまで癒されていってくださいね。」と、熱く語ってくださいました。
愛くるしいふくろう達が、癒しと学びの時間をくれる『大倉山ふくろう神社』。ご家族やお友達との秋のおでかけプランに、加えてみてはいかがでしょうか。ヒナの販売もおこなっているので、お店に通ってふくろうと暮らしたくなったら、気軽に相談してみてくださいね。
店舗名 | 大倉山ふくろう神社 |
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住所 | 神奈川県横浜市港北区大倉山3-5-11 大倉山集合住宅ルームC |
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電話番号 | 070-4010-5424 |
アクセス | 東急東横線大倉山駅から徒歩3分 |
営業時間 | 14:00~22:00(日曜日・祝日は20:00まで) |
定休日 | 月曜日、木曜日 |
ホームページ | https://ookurayamafukurou.jimdo.com/ |
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