【東京・西八王子】めじろ台の人気店が西八王子に移転！『鶏道楽』

　「こだわりって程の大それたものはないですが、ただ美味しいものを作っているだけ」そう笑うのは、今回取材した『鶏道楽（トリドウラク）』の店主・佐藤さんです。『鶏道楽』は、めじろ台で10年以上続いた人気店。建物の老朽化に伴い、このほど西八王子の駅近に移転しました。以前からのファンはもちろん、新たなお客様も足を運ぶ、焼き鳥の名店です。こちらのお店を作り上げた佐藤店主にお話を伺い、人気の秘訣に迫りました！

人気の焼き鳥店が西八王子へ

　『鶏道楽』は、JR中央線・西八王子駅から徒歩1分ほどの西八王子商店街にある焼き鳥店です。これまで、めじろ台駅でお店を構えていましたが建物の老朽化に伴って、2018年３月に同所へと移転しました。この場所に決めた理由は、以前の店舗からバス一本で通じているから。長年通ってくださっている常連さんも来やすい物件を選んだといいます。

　同店を営んでいる店主の佐藤さんは、高校を卒業して以降ずっと飲食業で働いてきた、料理一筋の経験豊富な方です。“居酒屋”という業態について、「やっぱりお酒を提供するお店の方が、お客様がゆっくりしてくださる。足を運んでくださった方と一言でも二言でも話ができるのが、居酒屋の魅力ですよね。」と佐藤さん。

丁寧に作られる絶品焼き鳥

　カウンター8席・テーブル4席・座敷8席の店内は、以前からの常連さんはもちろん、新しいお客様も含めて、多くの方で賑わいを見せます。移転後も変わらず常連さんが足を運ぶ人気の秘訣を伺うと「特に大した事はやってないんですよ。ただ美味しいと思うものを作っているだけです。」と佐藤店主は照れたように笑います。
　看板メニューの焼き鳥は、国産の鶏肉を仕入れ、一本一本手打ちで下ごしらえをしていきます。焼くときにガスは一切使わず、“炭火”で焼くのが同店の特徴です。美味しくするために基本をしっかりする、このような丁寧な仕事を“普通”と毎日やってのける、真摯な姿勢が印象的です。

まさに“鶏道楽”できるメニュー

　特におすすめの焼き鳥は“つくね“なのだとか。自家製のつくねは、研究の末にたどり着いた企業秘密によって、ふっくらジューシーな串に仕上がっています。頬張った瞬間は鶏肉のしっかりした肉質を感じ、噛むごとに旨味を堪能できる一品。ぜひお試しくださいね。
　このほか、定番の“もも”や“ねぎま”も売れ筋です。また、焼き鳥以外にも鶏天や唐揚げ、チキン南蛮、鶏マヨサラダ、鶏のしょうが焼きなど、『鶏道楽』の店名に恥じないさまざまな鶏料理がメニューに並びます。さらに、定番のおつまみや麺類や丼も提供しています。サラダに焼き鳥、締めのラーメンまで…豊富な絶品メニューに感動すること間違いなしです。

ランチタイムはお弁当を販売

　ランチタイムにお弁当の販売・配達も行っています。焼き鳥弁当や唐揚げ弁当のほか、栄養バランスや彩りを考えたお弁当も購入できます。いずれもワンコイン以下で買えるリーズナブルなお値段。安いからと言って侮る無かれ、お弁当に入っている料理は、どれも佐藤店主が毎朝丁寧に手作りしている本格派です。

アットホームな雰囲気が魅力

　移転した直後は、以前の店舗よりも規模が大きくなったため、少し手間取ったそうです。しかし、それも束の間、すぐにペースを取り戻し、難なく営業を続けてこられたといいます。「めじろ台の時からのお客様には不便になってしまうと心配しましたが、わざわざ足を運んで顔を見せてくれるので、とても嬉しく感じています。新しいお客様とも出会えますし、充実しています。」佐藤店主をはじめ、気さくで温厚なスタッフの皆さんが迎えてくれる同店は、初めての方でもくつろいで過ごせるアットホームな雰囲気を感じられます。

　“美味しい料理を食べてほしい”と丁寧におこなう仕込みと調理、リラックスできるスタッフさん達の心遣いが、多くのお客様の心を惹きつける人気の秘訣とも言えそうですね。みなさんも、『鶏道楽（トリドウラク）』を訪れてみてはいかがでしょうか。