【沖縄・那覇】おしゃれな立ち飲みバルでせんべろしよう!ハシゴ酒のシメは『Si nada』で決まり!

 予算1,000円でしっぽり飲める“せんべろ”のお店が、牧志で盛り上がっているのをご存知ですか?夜になると街は、お気に入りのお店でハシゴ酒を楽しむ人たちでにぎわいます。

 ご紹介する『Si nada(シナーダ)』は、古めかしいアーケードで異彩を放つ立ち飲みバル。「ここでせんべろができるの!?」と驚く、カフェのようにおしゃれなお店です。
 自家製のおつまみは、どれを選んでも間違いなしのおいしさ。オープンから4年、お客さまのために腕をふるい続ける宮村オーナーにお話をうかがいました。

風情あるアーケードに現れる立ち飲みバル

 国際通りからむつみ橋商店街に入って、細いアーケード街を歩くこと数分。パラソル通りを抜けてしばらく進んだ先に、『Si nada』はあります。お店は水色と白を基調にした、海辺のカフェのような雰囲気。デートにもぴったりです。

 「前は、東京で飲食の仕事をしてました。ずっとお酒を触ってたんですが、そのうちお酒だけじゃなく、料理もしたいと思うようになって。」

 宮村オーナーが沖縄にやってきたのは、飲食店を開こうと思ったのがきっかけでした。はじめは北部の自然豊かな土地で、海をながめながら…と考えていたのだとか。でも、人が多い那覇のほうがお客さまを集められるのでは?と思い、エリアを変更したそうです。

 Si nadaとは、スペイン語で「なんでもアリ」という意味。その名のとおり、「おいしいものならなんでもOK!」という自由なスタンスでメニューづくりをしています。

 「安くておいしくて、ジャンルにとらわれない料理を出すお店っておもしろいですよね。そうそう、スペインって、バルや立ち飲みの本場なんですよ。」と宮村オーナー。

女性ひとりでも入りやすい、カフェ風のおしゃれな店内

 『Si nada』のコンセプトは、女性ひとりでも気軽に来られる立ち飲みバル。赤ちょうちんのお店が多いこのエリアで、とても新鮮な存在です。

 1階の立ち飲み席は、ヴィンテージ風のカウンターがいい味を出しています。椅子に腰を落ち着けて、ゆっくり飲むのもいいですね。
 店名がスペイン語なだけあって、内装にもスペインらしさを取り入れたのかと思いきや、「まったく意識してないです(笑)。」と宮村オーナー。

 2階には、1階とは雰囲気の違う個室ソファー席があります。8名まで入れるこちらの部屋は、少人数のパーティーにぴったり。涼やかな水色の空間に癒されながら、リゾート気分にひたれますよ。


▲2階テーブル席

 「一番年配のお客さんだと、もう70歳近いですね。かわいいおばあちゃんが、ちょくちょくひとりで飲みに来てくれます。」
 20代の若者から年配の方まで、お客さまの層が幅広いのも同店の魅力です。休日には、家族連れの姿もちらほら。お子さまには、タコライスやからあげ、ポテトなどが人気だそうですよ。

安くておいしいおつまみでせんべろをエンジョイ♪

 同店では、料理とドリンクを選べる4つのせんべろコースを用意しています。
 Aコース(ドリンク4杯)、Bコース(ドリンク3杯+料理1品)、Cコース(ドリンク2杯+料理2品)が定番ですが、お腹いっぱい食べたい方には、新しくできたDコース(ドリンク1杯+フード2品+デザート)がおすすめ。デザートは定期的に変わるので、何が食べられるかはお店に来てのお楽しみです。

 単品のフードメニュ-は、300円~500円と非常にリーズナブル。どの料理も本格的でおいしいのに、お財布に優しいのがうれしいポイントです。
 「しかし、安いですよね?さすがにそろそろ上げようかな…(笑)。」と、宮村オーナー。

 ササミの塩レモンマリネ、ほうれん草のおかかバター炒め、ゆで卵のみそ漬け…ボードには、創意工夫が詰まった料理がずらり。「どれもおいしそうで選べない!」そんなあなたは、おまかせ3点盛りをお願いしてみてくださいね。


▲アラカルト料理いろいろ

 “サーモンの塩辛”は、脂ののったサーモンと米麹の塩気がマッチし、箸が進みます。圧力鍋で時間をかけて下ごしらえする“ラフテーの豚キムチ”や、自家製ローストビーフも人気です。

 「ハシゴ酒のシメに来るお客さんは、お腹いっぱいであんまり料理を頼んでくれないんですよね(笑)。でも、どれも自信作だから、ぜひ食べてほしいです。あ、タコライスもウマイですよ!うちのは野菜が入ってなくて、タコミートとチーズだけ。ガッツリ食べられるし、ビールにもすごく合うんです。」

 絶賛売り出し中の“アグーのヒレカツサンド”(600円)は、ソースの染みたやわらかいヒレカツと、ふんわりしたパンがベストマッチ。お持ち帰りもできる人気メニューです。

 ドリンクは、ビール、日本酒、ワイン、カクテルなど、ひととおりのジャンルをカバーしています。1杯300円からと、料理に負けず劣らずリーズナブル。せんべろの友・ホッピーや、泡盛もありますよ。
 生姜が入った“自家製ガリサワー”、焼酎×トマトのコンビネーションが楽しい“トマトハイ”など、ハマったらやめられないオリジナルドリンクも必飲です。

牧志では外せないハシゴ酒の定番

 お店では不定期に、ロック、パンク、ジャズなどの音楽イベントが開かれます。お酒と食事を楽しみつつ、アーティストの演奏に耳を傾ける贅沢な時間を味わえます。

 2019年で4周年を迎える『Si nada』ですが、立地の問題もあり、はじめはなかなかお客さまに足を運んでもらえなかったのだとか。

 「この辺は洋服屋さんや傘屋さんが多くて、飲食店はうちだけだったんですよ。今もなにかと苦労はあるけど、“おいしい”って喜んでもらえることが、日々のやりがいになってます。“この間食べておいしかったアレ、今日はないの~?”って言われたりね。」


▲宮村オーナー

 「これからも、新しいメニューを考えてはどんどん出していきたいです。だって、同じの食べてたら飽きちゃうじゃん(笑)。立ち飲みっていうとサラリーマンのお店っぽく聞こえるけど、子どもからおじいちゃん、おばあちゃんまでいろんな人に楽しんでもらえるお店だと思います。この辺に来たときは、気軽に寄っていってくださいね。」

 安くておいしいおつまみとお酒で、せんべろがもっと楽しくなる『Si nada』。那覇でハシゴ酒をするときは、ぜひ同店をプランに加えてみてください。

店舗名 Si nada(シナーダ)
住所 沖縄県那覇市牧志3-3-17
電話番号 090-2967-1267
アクセス ゆいレール牧志駅から徒歩約10分(えびす通り沿い)
営業時間 月~木 16:00~翌1:00 / 金~土 16:00~翌3:00
定休日 不定休
ホームページ https://tabelog.com/okinawa/A4701/A470101/47017354/
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