【東京・杉並】極めたのは“体が求める本当の美味しさ” 『蕎麦 たぐる』は旨味が染み渡る出汁が味の決め手
素材の味わいを大切にした本格的な蕎麦が手頃な値段でいただける『蕎麦 たぐる』をご存知ですか?こちらのお店では、“出汁”にこだわった味わい深い蕎麦を提供しています。同店のご主人が目指したのは見た目や話題性だけじゃない、“体が求める本当の美味しさ”です。これまでの蕎麦の概念を覆す、野菜がたっぷり入った個性的なメニューにも注目ですよ。
蕎麦を手繰りに是非ここへ
今回紹介する『蕎麦 たぐる』は、東京メトロ丸ノ内線・南阿佐ケ谷駅から徒歩7分ほどの場所にお店を構えています。店名の“たぐる”とは、昔ながらの蕎麦を食べる時の表現“手繰る”の意味。若い方にはあまり馴染みのない言葉ですが、かつての江戸っ子は、蕎麦を口へと引き寄せる様子を表わして「ちょいと蕎麦を手繰りに行こうか」なんて、粋な言い方をしていたようです。
『蕎麦 たぐる』は2017年5月にオープンしたお店です。もともとサラリーマンをしていたご主人でしたが、以前から“自分で何かをやりたい”との想いを抱えていたそうです。そこで、好きだった“蕎麦”に焦点を絞り、蕎麦打ち教室や専門店などに通って人脈を広げ、ご自身の理想とする蕎麦を作り上げていきました。こうして完成したのが、こちらのお店『蕎麦 たぐる』であり、提供しているメニューの数々なのです。
風味豊かな出汁へのこだわり
お店の蕎麦の特徴は、“出汁”にあります。関東圏でよく見られる濃い色の出汁よりも透き通っている同店の出汁は、京料理のような繊細さで、素材本来の豊かな香りが感じられます。この風味を生み出すのは、鰹、宗田鰹、鯖の3種類の節と昆布です。余計な雑味は取り除き、旨味だけを凝縮させることを意識して、出汁を仕上げているそうです。一口すすってみれば、ハッとするほどの香りが口の中を駆け抜け、飲み込んだ後も旨味の余韻に浸ることができますよ。
野菜も摂れる健康的なメニュー
この出汁を基調に、健康を意識した様々なメニューを展開しています。野菜も一緒に食べられる蕎麦をと考案した“香味野菜の蕎麦”は、鴨・きのこ・牛肉・カレーの4種類があります。中でも、蕎麦と出汁との相性が抜群の柔らかい鴨肉が乗った“鴨そば(950円)”は、寒い時期におすすめです。シャキシャキの食感が楽しめるネギと爽やかな香りの春菊がたっぷり入っていて、いいアクセントになっています。
また、“カレーざるそば”も是非試していただきたいメニューです。ありそうでなかった、蕎麦とカレーの組み合わせ。お店では、蕎麦の実の皮を残したまま製粉したそば粉を使用しているため、カレーのスパイスにも負けない蕎麦の風味を感じられます。さらに、スパイス専門店に弟子入りし研究した末に出来上がった、スパイシーでありながら蕎麦との相性ぴったりのカレー出汁は、一度食べたら病みつきになりますよ。
夏に新たに登場して以来、好評を博している“ぶっかけ蕎麦”も、健康を意識したメニューです。およそ100回混ぜて卵を加えた納豆をトッピングした“ふわトロ納豆(750円)”、ねっとりシャキシャキの“山芋千切り(650円)”、お好みでお酢を入れても美味しい“めかぶ(650円)”の3つを用意。食欲がないときでも、つるっといただけますね。
このほか、お蕎麦のテイクアウト販売も行っています。電子レンジでつけ汁を温めるだけで店内と同じ味が楽しめる香味野菜蕎麦の“ざるそば”と、そのまま食べられる“冷やしぶっかけ”がテイクアウト可能とのこと。2人前がセットになった生蕎麦も販売されています。
“本物の味を堪能してほしい”
脱サラ後に開店したご主人、当初は初めての出来事だらけで戸惑いも多かったそうです。そんな中でも“人との出会いに恵まれた”と振り返ります。「出汁や内装は、信頼できる方と出会えたため、納得のいくものが完成しました。写真栄えする見た目であるとか話題性だけではなく、食べた時に自然と美味しいと感じる“本物の味”を堪能していただきたいですね。」
蕎麦・出汁・香味野菜の風味と旨味が織りなす“本物の味”を確かめたい方は、是非『蕎麦 たぐる』へ足を運んでみてくださいね。
店舗名 | 蕎麦 たぐる |
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住所 | 東京都杉並区梅里2-40-18 |
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電話番号 | 03-6304-9985 |
アクセス | 東京メトロ丸ノ内線・南阿佐ケ谷駅から徒歩7分 |
営業時間 | 11:30〜14:00(L.O.13:45)17:00~20:00(L.O.19:45) |
定休日 | 月曜日 |