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【東京・田無】自宅で楽しむ・酒場で楽しむ、銘酒を極める夜…♪『日本酒ダイニング吉之助』『ワイン酒場いちぞう』

 仕事で疲れた身体を癒してくれたり、友人や同僚との楽しい時間を与えてくれる、お酒。スーパーやコンビニで手軽に手に入りますが、地方各地の“銘酒”は手に入りにくくなかなか飲める機会がありません。そんな銘酒を気軽に楽しめる場所が西東京市にあります。今回は、お酒の小売店と飲食店を経営する『有限会社 地方銘酒つるや』の代表取締役・鶴田さんのお話と、こだわりの各店をご紹介します。

店と共に育ち、二代目社長就任へ

 『地方銘酒つるや』は創業50年の酒店です。
 「私が生まれた直後に、父が当店をオープンしました。小学3年生のころから店の手伝いもしていました。」『地方銘酒つるや』と一緒に育った鶴田さんは、大学卒業後に大手飲料メーカーの営業職に就職しましたが、28歳になった平成7年に退職し、同店の経営や管理を継ぐことになったそうです。
 「私が子供の頃は、酒類業界は参入障壁が高く、お酒は限られた場所でしか売ることができない商品でした。しかし、私が継いだ頃、ちょうど規制が緩和されて、スーパーなどでも酒類を売ることができるようになったんです。一気に参入障壁が低くなり、このままの経営方針では淘汰されてしまうと危機感を感じて、大きく経営転換をすることに決めたんです。」そうして、同店を日本酒専門販売店とすることに。その決定が、現在の『地方銘酒つるや』の基礎となりました。

希少価値の高いお酒を、酒蔵から直接仕入れ

 日本酒専門販売店として再スタートした際、他店との差別化をはかるために、“手に入りにくいお酒の品揃えを豊富にすること”を目指しました。現在では同店の棚に所狭しと並んでいる“緑川”、“黒龍”、“八海山”、“久保田”、“美丈夫”などの銘酒ですが、当時はなかなか仕入れることができなかったのだとか。
 「それぞれの酒蔵に直接訪問して、私の熱意を伝え、何度も頭を下げて、やっと取引していただけることになったんですよ。酒蔵が“この店なら安心して販売してもらえる”と思ってもらえるよう、内装や外装を何度も変更したりもしました。それぞれの銘柄にエピソードがあり、思い入れがあります。仕入れられるまでに、何年も交渉した銘柄もあります。」と鶴田さん。
 現在では、希少価値の高い品揃えが喜ばれ、飲食店の仕入れや、遠方から買いに来てくれるお客様も多くいらっしゃるとのことです。

銘酒をリーズナブルに『日本酒ダイニング吉之助』

 銘酒の取り扱いが軌道に乗った頃、『地方銘酒つるや』で販売している日本酒を料理と一緒に楽しめる飲食店をオープンすることに。それが、2003年にオープンした『日本酒ダイニング吉之助』です。「いろいろな銘柄を味わっていただけるよう、それぞれリーズナブルに設定しています。専用のちろりで湯煎した熱燗や、注ぐ瞬間まで酸素に触れないシステムの冷酒など、飲み方にもこだわっているんですよ。日本酒は、同じ銘柄でも季節によっていろいろなお酒が出ていて、酒類の中で唯一四季を感じられるお酒。そんな特別なお酒を、美味しく味わっていただきたいです。」

 同店は日本酒に合う料理も豊富です。その中でも看板メニューは、熱した溶岩プレートの上で肉を焼いた“溶岩焼き”と、お肉と野菜のせいろ蒸し“たまてばこ”。ほかにも、鮮魚などは季節のものを提供しています。日本酒ありきのメニュー構成なのでどのメニューを選んでも日本酒との相性は抜群です。

【吉之助 店舗情報】

  • 店舗名:日本酒ダイニング吉之助
  • 住所:東京都西東京市ひばりが丘北4-1-6-1F
  • 電話番号:042-423-6760
  • 営業時間:【平日】17:00~24:00(L.O.23:00)【日・祝日】17:00~23:00(L.O.22:00)
  • 定休日:不定休
  • アクセス:西武池袋線ひばりヶ丘駅 北口より徒歩2分
  • HP:http://www.kanpai.biz/kichinosuke/

自身の病気がきっかけでワインの道へ

 2012年に胃ガンが見つかり、手術で胃袋の3分の2を切除した鶴田さん。「退院するときに医師から、胃が3分の1しかないと食欲もなくなるが、きちんと食べないとだめだと言われました。その際にアドバイスされたのが、ワインと一緒に食事を摂ること。ワインを飲みながらだと食が進むようになり、私自身も次第にワインの奥深さに惹かれ、ソムリエ資格を取得しました。」
 現在の同店では、日本酒や焼酎と共に鶴田さん厳選のワインも並んでいます。ワインの厳選のため、年間4,000~5,000種ものテイスティングをしているのだとか。その中からコスパのいいものを選び、店頭に並べているそうです。

ベストなワインを選んでくれる『ワイン酒場いちぞう』

 ワインに魅了された鶴田さんが、ワインの魅力を広めるために2014年にオープンしたのが『ワイン酒場いちぞう』。ソムリエ資格を持つ店長が、お客様の好みや料理に合わせたベストなワインを選んでくれます。
 同店も吉之助と同様に、お酒ありきのメニュー構成。看板メニューはデミグラスソースで煮込んだロールキャベツと、モチモチ食感の生パスタとのこと。
 『いちぞう』や『吉之助』への来店がきっかけで『地方銘酒つるや』を知り、お酒を購入しに来てくれるお客様もいるそうです。『いちぞう』は持込料1,500円でワインの持ち込みが可能ですが、『地方銘酒つるや』で購入したお酒の持ち込みは1,000円なのだとか。

【いちぞう 店舗情報】

  • 店舗名:ワイン酒場いちぞう
  • 住所:東京都西東京市ひばりが丘1-3-2-2F
  • 電話番号:042-439-8691
  • 営業時間:【日~木】17:00~24:00(L.O.23:00)【金、土、祝前日】17:00~25:00(L.O.24:00)
  • 定休日:不定休
  • アクセス:西武池袋線ひばりヶ丘駅 南口から徒歩2分
  • HP:http://www.kanpai.biz/ichizo/

美味しいお酒を楽しんでほしい

 『吉之助』『いちぞう』両店とも、生ビールの美味しさにも自信があります。
 「生ビールの美味しさは、サーバーのメンテナンスが鍵です。毎日スポンジで清掃しているので、メンテナンスには抜かりありません。細かい部分が味に影響してくるんですよ。」と鶴田さん。日本酒やワインだけでなく、お酒全般にかける想いが伝わります。
 お酒を買える場所と飲める場所を提供する同社。手軽に美味しいお酒を楽しんでほしいという鶴田さんは、今後も飲食店を増やす予定だそうです。なかなか飲めない銘酒や、ソムリエ厳選のワインなどの飲み比べも良いですね。相性バツグンの肴と一緒に、銘酒を楽しんでみてはいかがでしょうか。

店舗名 地方銘酒つるや
住所 東京都西東京市田無町2-13-11
電話番号 042-468-1717
アクセス 西武新宿線 田無駅北口から徒歩5分
営業時間 【平日】13:00~20:00 【土・日・祝日、12月】10:00~20:00
定休日 木曜日
ホームページ http://www.kanpai.biz/tsuruya/

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