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【北海道・小樽】カウンター6席だけの小さなビストロ『Wine bistro Katabami』が小樽に美味しさの種を飛ばす!

 JR小樽駅から歩いて5分。繁華街から外れた静かな街角に、ガラス張りの小さなビストロが誕生しました。2018年1月22日オープンの『Wine bistro Katabami(カタバミ)』です。カウンター席が6席のみの、こじんまりとしたお店です。一人で気軽に食事をするにもちょうど良い同店ですが、提供される料理の味はどれも本格的で、ホテルのレストランにも引けを取らない品々がリーズナブルな価格でいただけます。今回はオーナーシェフの酒井さんにお話を伺ってきました!

お客様の顔が見える距離感で料理を出したかった

 酒井さんは、美食の街・札幌で腕を振るってきた料理人です。ホテルやレストランで料理を提供し続けることに満足することなく、いつかは自分の店を持ちたいと、開店することを目標に日々腕を磨いてきたそうです。ホテルやレストランの厨房は、客席とは仕切られたクローズドキッチン。そのため、お客様がどのような表情で料理を食べているのかを知ることができず、もっとお客様との距離を縮めたいと感じるようになったと言います。
 “長くお店を続けていくために、深夜まで店を営業することは避けたい。できればランチも気軽に提供できるようにしたい”そう考えた酒井さんは、あえて繁華街を避け、繁華街から外れた静かな街角にお店を構えたそうです。

ガラス張りだから気軽に立ち寄りやすい

 『Wine bistro Katabami』の特色の一つは、このガラス張りの外観です。元は生花店だったこの店舗は、外観はそのままに、あえてこのガラス張りを活かしたのだそうです。営業時間は夕方から夜となっており、暗い路地のなかでひときわ明るい同店は、圧倒的な存在感を放っています。灯りにつられて立ち寄ると、店内はカウンター6席のみの小さなビストロ。ワインと食事で軽くお腹を満たすのにちょうど良い雰囲気のお店です。

 同店の魅力は、本格的な料理の数々です。厨房にもこだわりが詰まっていて、一流ホテル並みの設備を揃えていると言います。料理への力の入れ方が伝わりますね。中でも“真空機”は、通常の飲食店ではなかなかみられないもの。真空パックとして肉やソースを保存できるので、鮮度を保ったまま寝かせることができるそうです。お店の雰囲気も価格もお手頃に、本物の料理人魂が込められた料理をいただけるお店です。

手作りにこだわったキッシュやフォカッチャ

 酒井さんはイタリア料理店で修業した経験から、手作りのフォカッチャやキッシュが得意料理。ふわふわのフォカッチャは、毎日作りたてを提供。ソースも全て手作りにこだわっています。特に“豚バラの赤ワイン煮”のソースは骨を煮込んで出汁を取り、時間をたっぷりかけて作りあげる渾身の自信作です。

 仕込みから調理まで、料理に関わることは全て一人でこなしているため毎日時間に追われている酒井さんですが、魚などの食材の仕入れは自身で市場に出向き、地元の新鮮な食材を選んでいるそうですよ。

絶えることなく長く根を張るカタバミの花のように

 店名の『Katabami』は、酒井さんの家系の家紋がカタバミの紋であることに由来しています。カタバミとは、クローバーに似た三つ葉の葉っぱで、黄色い小さな花をつけ、種ができると弾けるように種を飛ばす野草です。その繁殖力の強さから、一度根付くと絶えることがない草として古くから知られ、子孫繁栄の象徴とされてきました。同店も“カタバミのようにしっかりと根を張って長く続けたい。小さな種だけど、広がって色んな花が咲いて欲しい”との想いが込められているそうです。

ワイン初心者も気軽にお立ち寄りください

 ドリンクは赤ワインと白ワインが各4種類ずつ。他にソフトドリンクとビールがいただけます。お店では料理もさることながら、ワインの品質にもこだわっており、ワインソムリエの資格を持つ酒井さんが飲みやすい美味しいワインをアドバイスしてくれます。ワインがあまり得意でない方、ワイン初心者の方は気軽に声を掛けてみてくださいね。
 一人飲みにふらっと立ち寄れる気軽さが嬉しい『wine bistro Katabami』。お値段もリーズナブルなので、ぜひ一度足を運んでみてくださいね!

店舗名 wine bistro Katabami 
住所 北海道小樽市稲穂2丁目16-6
電話番号 0134-26-6481 
アクセス JR函館本線 小樽駅から徒歩5分 
営業時間 17:00~22:00 
定休日 水曜 
ホームページ https://www.facebook.com/katabami.otaru/