【北海道・西岡】メガ盛ローストビーフ丼と焼肉ランチでパワー満タン！『焼肉工房 桜』が地域住民の胃袋を掴んでいるワケ

　今回は、肉食男子・女子ならおさえておきたい、地域で愛される焼肉店をご紹介します。取材に訪れたのは、羊ヶ丘通り沿いに店舗を構える『焼肉工房 桜』。飲食業界歴20年、おいしいもののことならなんでもござれ！の高橋オーナーが元気に経営するお店です。
　特筆すべきは、丼派と焼肉派に分かれるというランチメニュー。美しい薄紅色のお肉がうずたかく盛られたローストビーフ丼は圧巻です。お肉、キムチ、ご飯、スープがついて890円と、太っ腹なお値段のカルビランチも負けじと人気！庶民的な価格と老若男女のニーズをつかんだメニューが、幅広い層のお客様を魅了しています。

この道20年のオーナーが、老若男女の“食べたい”を実現

　高橋オーナーは、飲食業界で20年以上の経験を積んできたスペシャリスト。2016年秋にリニューアルオープンした同店のオーナーになったのは、最近のことでした。
　「初めて勤めたのはピザ屋さんだったね。それからファミレスとか、フランチャイズの営業部長もやったし…新店のオープンに携わることもあったけど、自分が経営するのは初めてで、プレッシャーを感じることもあります。」

　リニューアルオープンの際に苦労はあったけれど、一緒に働くスタッフ、取引先、前の店舗からのお客様の協力もあり、乗り切ることができたのだといいます。
　お店が生まれ変わると同時に、メニューも大幅にリニューアルしました。サイドメニューやデザートを追加するだけでなく、家族連れのために子どもの好きなウインナーを入れたり、学生を意識した食べ放題プランを作ったり…。さまざまなお客様に愛されているのは、幅広い年代のニーズを考えた豊富なメニューが揃っているからなのです。

フトコロに優しいお肉ランチでパワーチャージ！

　『焼肉工房 桜』のイチオシは、薄紅色のお肉が美しく盛られた“ローストビーフ丼”(並830円)。わさびマヨネーズの辛味と卵のまろやかさがアクセントになり、箸が進みます。並のほかにも、小(790円)、大盛(1,030円)、メガ盛(1,380円)とサイズが選べますよ。
　「カルビ丼も同じくらい人気だけど、やっぱり絵になるのはローストビーフだよね(笑)。ブームが過ぎたからうちも販売終了を考えたけど、それとは関係なく相変わらず人気だから続けています。」
　ちなみに、丼メニューはテイクアウトも可能。お昼になると、近くの病院の看護師さんやガソリンスタンドのお兄さんなど、いつもの顔ぶれが買いに来てくれるのだとか。

　ランチでもうひとつのおすすめが、お肉、キムチ、ご飯、スープがつく焼肉セット。お肉はカルビ(890円)、サガリ(925円)、上カルビ(1,450円)などから選べます。“桜のランチセット”(890円)は、サガリとホルモンの2種類のお肉が楽しめる上、1,000円でおつりが来る太っ腹さ。単品のお肉やサイドメニューを追加して、がっつり食べるのもいいですね。

　メニューを眺めていたインタビュアーは、あやしげな名前の“地獄ホルモン”、“地獄シマチョウ”なるものを発見！“激辛シリーズ”と銘打ったこちらのメニューは、一丁目、二丁目、三丁目と数字が上がるほど辛くなります。その辛さは、まさに地獄の業火。辛いものが得意な方にすら、まずは一丁目をおすすめしているそうです。勇気のある方はチャレンジしてみてくださいね。

　追加のお肉で迷ったら、“ネギ上タン”(1,280円)をどうぞ。縦にスライスしてあるため1枚がとても大きく、薄くても食べごたえは抜群です。脂身好きの方なら、北海道産の八雲牛を使った“和牛中落ちカルビ”(690円)がおすすめです。東京ドーム80個分の牧場でのびのび育った八雲牛は、健康そのもの。きめ細かくて柔らかい肉質と、良質な脂が作りだす上品な味わいが楽しめますよ。

学生さんもご家族も♪たっぷり食べて追加も自由なコースメニュー

　ご家族や2~3人のグループへのおすすめは、牛バラカルビ、ホルモン、牛タン、サガリと焼き野菜がセットになった“ファミリーコース”(2,480円)。3～４名向けの“バラエティコース”(3,480円)には、ファミリーコースに豚トロと鶏ももがプラスになります。コースを頼んで、好きなお肉を追加しながら楽しむお客様が多いそうですよ。
　食べ盛りの学生さんには、満腹必至の“学生専用特別プラン”(1,480円)がおすすめです。4種類のお肉とライスがつき、牛バラとホルモンは60分食べ放題！これだけ食べても2,000円未満というのはうれしいですね。部活やサークルの仲間を誘って、焼肉パーティーに繰り出しましょう！

ここにあり続けてほしい、街の焼肉屋さん

　料理のおいしさもさることながら、同店の魅力は、お年寄りから小さな子どもまで幅広い年代に愛されていること。お客様のほとんどが、近くにお住まいの方やお勤めの方なのだとか。近所の奥様、施設で暮らすおばあちゃん、年配のご夫婦、会社の車で同僚と訪れる営業マン、そして学生グループ。「おかげさまで、たくさんの常連さんに来ていただいてます！」と、嬉しそうに話す高橋オーナーの目も輝きます。

　「今は縁があってここにいるけど、もともとはカフェを開きたいなと思ってて。機会があれば、いつかやってみたいな～と思っているんです。実はカフェで働いた経験もあって、スムージーを作ってたこともあるんですよ(笑)。」と高橋オーナー。『桜』をもっと地域に根差したお店に成長させたら、焼肉に限らずいろいろなことに手を広げてみたい…そんな野望を、こっそり教えてくださいました。

　安くてお腹いっぱいになれるメニューで、訪れる人を分け隔てなく迎えてくれる『焼肉工房 桜』。おいしいお肉と楽しい時間、オーナーの快活な人柄に笑顔をもらえる同店に、足を運んでみてはいかがでしょうか。