【愛知・春日井】『やきとりあら家』厳選素材を使った鶏料理が自慢のお店

 中央本線・高蔵寺駅から徒歩10分。国道155号線沿いの閑静な街並みに、お店を構えているのが『やきとりあら家』です。
 同店では熊本産の地鶏“天草大王”をはじめ、さまざまなこだわり食材を使用した鶏料理をいただけます。より良い素材を使い、より丁寧につくられた料理の数々を堪能できるお店です。
 今回は、店主の小川さんにお話をうかがってきました。

飲食一筋10年!修業の経験を生かして独立

 小川さんは春日井市のご出身です。一時期は服飾について勉強するため地元を離れて、東京の学校に通っていました。在学中は高校時代から続けていたという、飲食店でのアルバイトも経験。このとき飲食業界に憧れを抱き、活躍していくことを決意しました。

 東京のお店で社会人としてのキャリアをスタートした小川さんは、最初に働いたお店で運命的な出会いを果たします。何とそこのオーナーさんが、小川さんが以前アルバイトをしていたお店の元店長だったのです。小川さんはこのお店で、5年にわたり修業を続けました。このお店は順調に成長していき、現在は3店舗の系列店を展開するほどになったのだとか。

 その後は結婚を機に、地元である愛知県に活躍の場を移すことに。名古屋のお店で5年ほど勤務し、さらに実力を磨いていきました。
 そして2018年、業界経験10年という節目に念願の独立。地元・春日井市に『やきとりあら家』を開店しました。

過ごしやすさにこだわり、手づくりした店内

 お店の内装は、ほぼすべて小川さんのアイデアによるもの。自宅を建てる際にお世話になった業者や友人など、たくさんの人の力を借りてつくり上げた自慢のお店です。店内はより多くの方がゆったり過ごせるよう、広々としたつくりとなっています。またおひとりさまでも気軽に利用できるようにとカウンター席も用意。サク飲みにも重宝するお店です。

 心地よい雰囲気を演出する照明にもこだわりがあります。店内の照明は、作家さんにお願いしてつくったもの。なんと、桜の木を一つずつ曲げてつくっているのだそうです。照明ごとに微妙な違いがあるので、ながめているだけでも楽しめますよ。
 
 そして小川さんがお店づくりをする上でなによりもこだわっていると話すのが、接客です。お客さまには常に真心を添えて、細やかな気づかいを持ち接するようにしているといいます。内装はもちろんのこと、サービス一つひとつをお客さま目線であるように心がけているのです。

バリエーション豊富な絶品鶏料理

 『やきとりあら家』が料理をつくる上で大事にしているのは、よりよい食材を丹精込めて調理し、提供すること。
 主力メニューに使われている鶏肉はもちろん、野菜にも普通の焼き鳥屋さん以上に新鮮なものを使用しています。塩は、海水の状態に戻した後に昆布だし、鰹だしを含ませて乾燥させています。この塩を料理に使用することで、より深い味わいが出せるようになるのだそうです。

 このように食材一つひとつにこだわりを込めている理由をたずねると、「お客さまにより良いものを届けたいという思いがあるから。」との答えが返ってきました。真摯な姿勢をうかがい知ることができますね。

 看板メニューは“天草大王使用焼鳥”です。中でもおすすめなのが、天草もも(280円)、天草皮(230円)、ぼんじり(230円)の3種類。旨みが凝縮されたコクのある味わいで弾力もあり、食べ応えも抜群です。


▲親子丼(黒極1,080円、赤極880円、白750円)

 “親子丼”は黒極、赤極、白の3種類がラインナップ。バターを使用しているので、濃厚さとだしの風味がマッチしてやみつきになる味わいに仕上がっています。


▲鶏白だしおでん

 鶏白湯料理も外せません。提供されているのは一日限定8食の“鶏白湯ラーメン”と、水木の実提供している”鶏白だしおでん”の2種類。ヘルシーながら濃いめの味わいで、美容に気を遣う女性には特におすすめですよ。


▲子羊の香草焼き(400円)

 “子羊の香草焼き”も、同店に来たらぜひ食べていただきたい一皿。子羊の肉を豚肉で包んで焼き上げました。香ばしさとジューシーさと同時に実感できる贅沢な一品です。

 このほか、サラダやおつまみにもこだわっています。“バジルトマト”は、豚の脂・ラルドを使って仕上げた一品。ラルドのコクとバジルの香りが、トマトの程よい酸味を引き立ててくれています。“うずら”はアンチョビで仕上げた変り種です。濃厚な塩味が優しい味わいをしっかりと引き立たせています。

料理に合わせたドリンクも充実

 ドリンクメニューはワインをはじめ、あらゆる料理と相性のいいメニューを豊富にラインナップ。名古屋、東京と幅広い地域から取り寄せています。おすすめは“生絞りワイン(赤、白各種680円)”。長野限定のワインで、ブドウ本来の甘みと香りが強いのが特徴です。

 日本酒は常時3種類のものを、その都度全て入れ替えています。その時々によって違うものに出会えるので、気分に合わせて好きな銘柄を楽しめますよ。
 なかでもおすすめは、すっきりとした味わいの“ジャパニーズクラフトジン(620円)”。小川さん曰く、「山椒の入った焼き鳥と飲むとよりおいしい!」とのこと。日本酒が苦手な人はソーダ割りにして飲むと、とても飲みやすくなるのだそう。興味のある方はぜひオーダーしてみてくださいね。

地域に根付いたお店に

 「春日井市内でお店のことを伝えるために、さまざまなことに挑戦していきたいですね。まずはより多くのお客さまが満足して過ごせるよう、増築していくことを考えています。店舗展開を視野に入れつつ、今はこの場所で少しでも長く続けていきたいです。」と、小川さんが掲げる今後の目標について話してくださいました。

 厳選素材を使った鶏料理を楽しめる『やきとりあら家』。丁寧な職人仕事でつくられる絶品料理の数々を堪能しに、ぜひ一度足を運んでみてはいかがでしょうか。

店舗名 やきとり あら家
住所 愛知県春日井市気噴町北2-179
電話番号 0568-37-3616
アクセス JR中央本線高蔵寺駅から徒歩約10分
営業時間 17:30~24:00
定休日 日曜日
ホームページ https://www.instagram.com/yakitori_araya/
店舗詳細はこちら