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【沖縄・那覇】160年以上の歴史を誇る『山城まんじゅう』6代目店主が手掛ける変わらぬ味で国内外のお客さまを魅了!

 今回ご紹介するお店は、160年以上の歴史を紡いできた沖縄の人気まんじゅう店『山城まんじゅう』です。守り続けた伝統の味は、地元の方々にとっても大切なもの。多くの常連さんたちに愛され続けています。
 代々引き継がれてきた同店の魅力について、6代目店主・山城さんからお話をうかがってきました。

160年以上に渡り愛され続けてきた老舗まんじゅう店

 こちらの『山城まんじゅう』は、160年以上の歴史を誇る沖縄を代表する老舗。戦争で資料が焼失してしまい、その詳しい歴史は不明ですが、代々山城家が引き継いできたお店とのこと。4代目で一旦営業を辞めていた同店ですが、常連さんたちからの復活を望む声に後押しされ、山城さんの両親が5代目としてお店を再開したのです。
 その後、両親も体力の限界を感じ引退を考えるようになりました。そこで、伝統ある味を守ろうと6代目としてお店を引き継いだのが、山城さんです。

 味はもちろん、店舗の佇まいも昔のまま…地元住民の思い出の場所としてあたたかい空間を提供しています。160年の時を経て、新たな変化もありました。昔馴染みのお客さまが大半を占めている同店ですが、最近では沖縄の歴史あるまんじゅうの味を求めて、外国人観光客の方も来られるのだとか。

 店内には、中国語やハングルで書かれた貼り紙も。伝統の味を守り続けてきた『山城まんじゅう』は、国内にとどまらず海外のお客さまも魅了しているようです。

できたてアツアツがおいしい“山城まんじゅう”

 “山城まんじゅう”は添加物を一切使わずに、創業当時から変わらない作り方で提供しています。あずきを自家製の水あめと砂糖で煮詰めて、できた“つぶあん”を皮で包みます。この皮は小麦粉と水のみを使って捏ね上げるため、みずみずしさがあるのだとか。つぶあんが透けて見えるほどの薄皮です。

 その後、月桃の葉を敷いた“ヒラシャーマー”という竹の器で、30分ほど蒸してできあがり。ひと口頬張れば、ほど良い甘さと月桃の香りが広がります。これが脈々と受け継がれてきた伝統の味です。
 “山城まんじゅう”は無添加のため、極力その日のうちに食べていただきたいところですが、当日食べられない方に向けて冷凍や冷蔵保存でもおいしく食べられる方法も店内で紹介されています。

 「さんぴん茶と一緒にいただくのがおすすめです。できたてが一番おいしいので、熱いうちに召し上がってください。」と話す山城さん。
 あまりの人気に、早ければ14時に完売してしまうこともあるとのこと。できたてアツアツをお求めの際は、電話で注文も受け付けてくれます。お土産にもピッタリの沖縄名物ですよ。

「より多くのお客さまへ山城まんじゅうを伝えたい」

 「できたてを是非食べてみてください。お気軽に電話予約して、山城まんじゅうを味わってもらえればと思います!」県外からもお客さまが訪れ「頑張ってください!」と声をかけてもらえることもあり、それが励みになるとも話されていました。今後は、より多くのお客さまにお店を知ってもらえるように、今まで以上に情報発信に力を入れていこうと考えているそうです。

 昔から変わらぬ味を提供し、多くのお客さまに愛されている『山城まんじゅう』。沖縄にお住みの方も、これから観光予定の方も是非一度足を運んでみてはいかがでしょうか。変わらぬおいしさと、あたたかさが魅力のお店です。

店舗名 山城まんじゅう 
住所 沖縄県 那覇市首里真和志町1-58 
電話番号 098-884-2343 
アクセス ゆいレール 儀保駅から徒歩10分 
営業時間 10:30~16:00 
定休日 日・木 
ホームページ https://www.instagram.com/yamagusuku_manjyu/?hl=ja