【北海道・札幌】生豆を目の前で焙煎してくれる『コーヒーロースト山鼻Beans』で焼きたて挽きたての新鮮なコーヒーを!

札幌市電東屯田駅からまっすぐ歩くこと3分のところに、生豆を目の前で焙煎し、焼きたての豆を販売するコーヒー豆専門店が誕生しました。2017年12月27日にオープンした『コーヒーロースト山鼻 Beans』です。焙煎する時間、タイミングを微調整して、世界に一つだけのあなたの理想のコーヒーを作ってくれます。今回はオーナーの小松さんにお話を伺ってきました。

横浜で出会ったコーヒー豆専門店に憧れて

小松さんは北海道のご出身ですが、大学卒業後から20年間東京でサラリーマンをされていたそうです。東京での暮らしの中で楽しみだったのが、横浜のコーヒー豆専門店で購入したコーヒーを飲むこと。そこは生豆を目の前で焙煎してくれて、焼きたての新鮮な豆を販売するスタイルのお店でした。その新鮮なコーヒーの味わいにすっかり虜になった小松さんは、いつしかコーヒー豆専門店をやりたいと考えるようになったそうです。そして「店をやるなら北海道に帰りたい。子どもを北海道で育てたい。」と考え、4年前に北海道に帰郷。1年前に会社を辞め、本格的に夢を叶えるために動き出しました。

閑静な住宅街で生活に寄り添ったコーヒー専門店を

何としても2017年内にオープンしたいと準備を進めていた中で、物件探しには半年を要したそうです。そしてこの物件を見た時に、頭の中にレイアウトが完璧にイメージでき「ここだ!」と即決したのだとか。閑静な住宅街で、大通りから少し離れたこの場所に決めたのは、コーヒーは人々の生活に寄り添ったものであってほしいからとのこと。街の喧騒を離れ、人の生活圏内で販売したかったのだそうです。また、豆を焙煎するというお店の仕様上、香りや煙の問題をクリアしなければならなかったというのも大きかったそうです。そのため、大きく開かれた窓を半分塞いで、煙の通り道を整えることが大変だったとか。しかも年末の繁忙期。オープン日を先に公開していた小松さんは、工期を間に合わせるために気を揉む日々だったといいます。工事からプレオープンまで2日で準備を整え、中一日で最終確認をし、なんとか2017年内にオープンを間に合わせたというのですから、大忙しだったようです。

焙煎する時間をしばし楽しんで

『コーヒーロースト山鼻 Beans』のシステムは、30種類以上ある生豆から好きな豆を選び、その場で焙煎してもらい、希望があればその場で挽いて購入するというスタイル。焙煎からお手元に届くまで15~20分お待ちいただくことになります。基本は生豆240gを一つの単位としています。240gの豆は、焙煎すると水分が飛び、200g前後になります。“新鮮なうちに飲みきってほしい”という理由から、この単位で販売しているそうです。お急ぎの方は電話で来店時間を予約していただければ、その時間に合わせて焼き上げてくれますよ。
しかし同店の最大の魅力は、焼きたてで新鮮であるということと、焙煎の程度がお好みのままにオーダーできるオーダー焙煎であるということ。“美味しいコーヒーを飲みたい人達が集まれる場所”を目指して、焙煎を待っていただくお客様には無料で一杯お出ししているほか、喫茶としての営業も行っています。

チョコレートのような甘いコーヒーが一番人気

コーヒー豆の人気ベスト3をご紹介します。一番人気は、“ブラジルショコラ”。チョコレートのような苦みと甘み、コクが楽しめる豆で、あまりの美味しさに人気を呼び、15kg仕入れた豆が完売するほどだったとか。コーヒーは苦みとコク派の方は迷わずこちらをチョイスしてみてください。
コーヒーの酸味が好きな方には、二番人気の“エーデルワイス”がおすすめです。ほどよく酸味が効いたこちらの豆は、爽やかで軽い口当たりが特徴です。
そして、酸味、苦み、コク、甘みのバランスの良い三番人気豆が、“ゴールデンマンデリン”。小松さんのイチオシです。焙煎したては、どのコーヒーも舌先を刺激する様な明るい味で、人によっては味にカドがある様なと表現するかもしれないですが、3~4日経過すると熟成が進み、四つの味が混然一体となり得も言われぬ深みが出てくるそうです。他にもおすすめの豆は沢山あります。焙煎のタイミング次第でその味は無限に広がっていくので、是非色々試してみて、お気に入りの豆を探してみてくださいね。

最高のコーヒーの味わい方

ここで小松さんから最高のコーヒーの味わい方についてアドバイスをいただきました。
「コーヒーの最高のバランスは、粉10gに対してお湯100ml。そこから濃さを調節していってください。これよりお湯が多かったり少なかったりすると、雑味が出て美味しさが出ません。お湯の温度は80°C台半ばから後半、85〜87°C。ハンドドリップの場合は、ドリッパーにフィルターを入れ、粉を入れてから、その真ん中にお湯を注ぎます。真ん中にお湯を流し込むことで豆が膨らみ、中でお湯が滞留して十分な旨味が引き出されます。この時にまんべんなくお湯をかけてしまうとフィルターがお湯を通してしまい、豆に触れずに流れてしまいます。すべてのお湯が下に落ちた時に、ドリッパーの中の粉がすり鉢状になれば成功です!」
「豆の保存方法としては冷凍庫が一番。長期保存する場合は2ヶ月までなら冷凍ができます。常温では2週間が賞味期限。大量買いはせずに飲みきれる量だけ買うのがベストですよ。」
皆さん、是非参考にしてみてくださいね。

あと20年、地域に愛されるコーヒー専門店に

今後の目標として、あと20年はこの土地に愛されるコーヒー専門店として続けていきたいとお考えの小松さん。
目標としているのは、西区の西野で30年続くコーヒー専門店だとか。是非、そのお店に並ぶ老舗になってほしいですね。
「まずは、焙煎したてのうちのコーヒーをご自宅で飲んでみてください。何度も通って味をリクエストしていただければ、好みの味にしますので、あなただけのコーヒーを焼かせてください。」と小松さん。
自分好みのコーヒーを自宅で楽しめるのは、ちょっとしたご褒美の時間です。是非『コーヒーロースト山鼻 Beans』へ足を運び、本格的なコーヒー生活を始めてみませんか。

店舗名 コーヒーロースト山鼻Beans 
住所 北海道札幌市中央区南23条西9丁目3-1
電話番号 011-532-1551
アクセス 札幌市電 東屯田駅から徒歩3分
営業時間 10:00~L.O.18:30
定休日 日曜
ホームページ https://coffeeroast-beans.com/
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