【沖縄・壺屋】ここでしか出会えない運命の一点物を探しに『雑貨屋 たんたん』へ

今回紹介する『雑貨屋 たんたん』は、沖縄県内の作家さんが手作りした雑貨を販売しているお店です。フルオーダーも可能のカラフルなスツールに、デザインに惹かれる可愛いポーチ、食器や置物…豊富な商品はどれも色合いや表情が一点一点異なっていて、手作りならではの魅力が光っています。
国内外からのお客さまに好評で、旅行の度に足を運んでくれる常連さんも多い同店。その魅力やこだわりを取材しました。
県内の作家さんの作品が揃う

『雑貨屋 たんたん』は、ゆいレール・牧志駅から徒歩約10分の場所にあります。伝統的な焼き物の窯元が密集し観光スポットとしても人気を集めている、“壺屋やちむん通り”からもほど近く、国内外からの旅行客も多く訪れるそうです。

同店は2014年10月に、オーナーの谷津田さんがオープンしました。谷津田オーナーは、テーブルやスツールなどの作品を生み出している作家さんでもあります。もともと物作りが好きだった谷津田オーナー、知り合いに頼まれて作りはじめたスツールが評判となったのを機に、2014年にこのお店をオープン。現在では、ご自身の作品はもちろん県内の作家さん30名ほどの作品を集めて、店頭で販売しています。
店名の『たんたん』とは、落ち着いて物事を進めていく様子を示す“淡々”が由来だといいます。淡々と営業を続けていきたいとの想いが込められています。
個性的な“一点物”に惚れ惚れ

コンセプトは、県内作家さんの手作りの一点物が集まるお店。型を使って大量生産されるような品は一切なく、2つとして同じ物がない作品ばかりをセレクトしています。商品は、バッグやサンダル、アクセサリー、ブローチといったファッション雑貨から、食器やキッチン用品、置物などの装飾品まで、多岐にわたります。

谷津田オーナーが制作しているスツールも売れ筋の一つです。
木製の脚にカラフルな布を組み合わせているのが特徴で、高さや大きさ、脚の色合い、腰掛ける部分の布地が一点一点全て異なっており、作品によって受ける印象はさまざま。お子さま用の小さなスツールや座椅子タイプもあります。
さらに、デザインにこだわりたい方のために、フルオーダーの注文も受け付けているとのこと。家の雰囲気に合わせたスツールを特注で作っていただけるうれしいサービスです。おおよそ1ヶ月半ほどで商品が出来上がるそうですよ。

こちらの麻で出来たバッグにもご注目ください。麻素材は夏にも利用できるほか、ニットのような編み模様は冬にも違和感なく使える、オールマイティーなバッグです。花のような特殊な編み方は、実はこの作品の作家さんが独自に考え出した方法なのだとか。丁度いいサイズ感や手に馴染む触り心地も人気の秘訣です。

このほか、沖縄北部にしか生息していないヤンバルクイナをはじめとした動物モチーフのブローチはお土産にもぴったり。どの動物もちょっとユニークで愛らしい表情をしていて、見れば見るほどその魅力が伝わってくる作品です。

また、人の顔をかたどったコースターもファンが多いそう。こちらは、全て手縫いの刺繍で表情を作っています。ひと針ごとに想いを込めて丁寧に作られていて、命を宿っているかのような優しい表情が印象的ですね。この作家さんは、コースターと同じように人の顔の刺繍を施したポーチも作っています。同店で販売していますので、そちらも要チェックですよ。
味わい豊かな作品のみをセレクト

「あえて店側から作家さんに“この商品を作って”とのお願いはしないようにしています。作家さんが“作りたいときに作りたいものを作る”からこそ、味わいが出てくると思うんです。楽しみながら出来上がった商品を置いています。」と谷津田オーナーは微笑みます。
開店から4年以上が経ち、現在では海外からのお客さまも目立つようになってきました。今後は沖縄県内の作家さんだけでなく、台湾や香港などの海外のクラフト作家さんの作品の販売も視野に入れているといいます。
“ほかにはないものを見て欲しい”
最後に開店ポータルの記事をご覧の皆さんに谷津田オーナーからメッセージをいただきました。
「決して大きくないお店ですが、ほかにはないものがあります。ぜひ、見にきてくださいね。」

みなさんも『雑貨屋 たんたん』でしか買えない運命の一点物を探しに、足を運んでみてはいかがでしょうか。
店舗名 | 雑貨屋 たんたん |
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住所 | 〒902-0065 沖縄県那覇市壺屋1-1-1 第4街区A |
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電話番号 | 098-953-1673 |
アクセス | ゆいレール・牧志駅から徒歩10分 |
営業時間 | 11:00~18:00 |
定休日 | 水・日曜日 |
ホームページ | https://zakkatantan.ti-da.net/ |