【福岡・小郡】異国情緒溢れるおしゃれなカフェ＆パン屋『Boulangerie&Cafe nouvelles ailes』

※現在は閉業しています（2020年3月）

　ご紹介するのはフランス語で”新しい翼”と名のつくカフェ＆パン屋『Boulangerie&Cafe nouvelles ailes』です。お店の敷地内に一歩入ると、レンガ調の建物にオレンジ色の日よけが出迎えてくれフランスのカフェやパン屋に来たかのような気分です。また、店内ではスペイン窯からの香ばしい香りと本格パンの数々に目移りします。今回は、代表の竹下さんにお話をうかがいました。

素材・製法・アイディアにこだわったパンの数々

　お話をうかがてまず感じたのが、一つひとつに対する強い”こだわり”です。店舗はフランスのカフェやパン屋をイメージした設計に、パンの素材は多くをフランスやハワイなど現地から集めたもを使用しています。わざわざスペイン窯を取り寄せるほどの徹底ぶりです。

　それ以上に、”人材（アイディア）”が充実しているのが『Boulangerie&Cafe nouvelles ailes』さんの最大の強みです。フードコーディネーターにパティシエ、イタリアンシェフと各方面のプロフェッショナルの知恵を集めたアイディアレシピが店内に並べられています。

季節に合わせたパンがおすすめ！

　店内でまずチェックしたいのが、季節ごとの旬に合わせた創作パンの数々です。例えば、こちらの”季節のフルーツデニッシュ”はサクサク生地に旬のフルーツが色を添えるおすすめの一品と言えます。取材時に見かけたのはもも・いちじく・ぶどうなどつい写真に収めたくなるものばかりです。

　また、食パンも一般的なものからフルーツを盛り込んだものまでさまざまな種類が楽しめます。ちなみに、フランスパンのようなハード系はフランス小麦を、食パンのようなソフト系は国産小麦を使っているそうです。具材もそうですが、素材ごとに食べ比べてみるのも良いかもしれません。

ホッと一息つきたくなるパンも

　おしゃれでフレッシュな創作パンもいいですが、ホッと一息つきたくなるパンも店内には取り揃えられています。例えば、”のりめんたい”はフランスパン系の生地に日本人に馴染みのある明太子と海苔の佃煮を合わせた一品です。明太子と海苔が絶妙にマッチしていてどこか懐かしい気持ちになります。

　また、ちょっとつまみたい時におすすめなのが”COCOPAN（ココパン）”、可愛らしい一口サイズにチョコ・抹茶など複数の味を楽しめます。午後のティータイムのお供に、おやつにと子どもから大人まで楽しめる人気パンです。ついたくさんのパンを手に取ってしまいます。

コーヒー片手にテラスでくつろぐのもおすすめ！

　店内でお気に入りのパンとこだわりのドリンクを選んだら、爽やかな風の抜ける”カフェスペース”でくつろぐのもおすすめです。オレンジ色の日よけが印象的なカフェスペースで、ゆっくり読書を楽しむのも友達とお話しするのも良いと思います。ここが日本だと忘れさせてくれる空間です。

　ハワイから取り寄せた本場のコナコーヒー（Kona coffee）も良いですが、店内では無料で頂ける”フレーバーウォーター”も提供されています。ローズヒップ・ハイビスカス・レモンなどのフレーバーが非常に爽やかです。きっとお気に入りの組み合わせが見つかることでしょう。

こだわりのパンを気軽にどうぞ

　代表の竹下さん曰く「ただパンを買いに来るというよりも、お茶する感覚で気軽に来て欲しい」「カフェスペースでホッと一息ついて欲しい。」とのこと。より気軽に足を運べるよう、こだわりの詰まったパンもお得な価格設定にしているのだそうです。

　私たち日本人は”時間に追われる民族”と言われています。皆さんは最近、ゆったりとした時間を過ごしていますか？
　『Boulangerie&Cafe nouvelles ailes』で日々の喧騒を忘れ、ホッと一息ついてみるのも良いかもしれません。

■文、写真・堀本 一徳