【福岡・久留米】”日田焼きそば”に対する熱い想いが生み出した鉄板焼きダイニング『すえ吉』に行ってきた
2017年7月、福岡県・久留米市に鉄板焼きダイニング『すえ吉』がオープンしました。福岡県と言えば”とんこつラーメン”と言われる中、『すえ吉』では昼は”鉄板焼きそば”一本で勝負する異色の鉄板焼き居酒屋です。また、夜は鉄板焼きを中心に地物を使用した一品ものも提供しており豊富な種類のお酒と一緒に楽しめます。今回は、代表の末吉さんにお話を伺ってきました。
仲間と作り上げた店内
落ち着いた色調の建物をくぐると、テーブルから椅子、壁まで木を基調とした優しい雰囲気の店内が出迎えてくれます。末吉さん曰く「店内のもの(家具など)は全て、自分と仲間で作った」のだそう。例えば、カウンターテーブルに使用されている大きな一枚板も末吉さんたちの手作りです。
末吉さんに苦労したことを聞くと「会社員だった自分が、なんでも1人で決めていくのは大変だった。」「でも、(前職の同僚、友人など)周りの仲間が助けてくれたのでよかった。」とのこと。優しい雰囲気の店内は手作りだからというよりも、末吉さんの人々を惹きつける人柄がにじみ出ているからなのでしょう。
昼は”鉄板焼きそば”一本で
『すえ吉』さんの一押しは日田焼きそばをベースにした”鉄板焼きそば”です。昼のメニューは”鉄板焼きそば”一本というのですから、末吉さんの自信とこだわりが伺えます。というのも、末吉さんは無類の”焼きそば好き”だそうで、『すえ吉』さんで鉄板焼き居酒屋を選んだのも焼きそばをメインに提供するためです。
”鉄板焼きそば”に使用される生麺は久留米で80年と歴史のある老舗製麺所から、豚肉は八女茶畑でのびのびと育った”フレッシュポーク”の中でも冷凍していないものを使用する徹底ぶりです。研究を重ねたオリジナルソースは”あっさり”としているのが特徴で、鉄板で”パリッ”と炒めれば香ばしさが引き立ちます。
夜は鉄板焼き以外のメニューも
昼間は”鉄板焼きそば”一本の『すえ吉』さんも夜になると居酒屋に早変わり!鉄板焼きだけでなく一品ものや豊富な種類のお酒も提供しています。中でも、末吉さんが強くおすすめするのが他では食べられない新鮮さが売りの”厳選馬刺し”や”馬肉のユッケ”などの馬肉料理の数々です。
馬肉で有名な熊本でさえ県の決まりで冷凍ものしか出回っていない中、『すえ吉』さんで提供されている馬肉は豚肉と同様に冷凍していないものです。末吉さん曰く「知り合いの業者から特別に仕入れているもの」「福岡では(馬肉)冷凍する決まりはない」とのことで、ほとんど臭みのない新鮮な馬肉が楽しめます。
地域の人々に愛されるサービスを目指して
焼きそばと言うと、居酒屋などではサイドメニューのようなイメージが強いかと思います。しかし、生麺・豚肉・ソースと末吉さんのこだわりの詰まった”鉄板焼きそば(日田焼きそば)”は紛れもなくメインメニューです。末吉さん曰く「焼きそばを食べるなら、お店に足を運んで欲しい」とのこと。末吉さんの”好き”を突き詰めた本気の鉄板焼きそばを食べに、『すえ吉』さんに一度足を運んでみてはいかがでしょうか?
■文、写真・堀本 一徳
店舗名 | 鉄板焼きダイニング すえ吉 |
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住所 | 福岡県久留米市国分町1654-8 |
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電話番号 | 0942-21-3545 |
アクセス | JR久大本線久留米高校前駅から徒歩11分 |
営業時間 | 11:30~14:00 / 18:00~23:00 |
定休日 | 月曜日 |
ホームページ | https://tabelog.com/fukuoka/A4008/A400801/40046782/ |
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