開店情報

【福岡・早良】お昼が待ち遠しくなる『BentoStand Park』のお弁当♪愛情がこもったカラフルおかずにうっとり

※現在は閉業しています(2020年4月)

 お母さんがつくってくれたお弁当を開ける瞬間は、子どものころの何よりの楽しみでしたよね。でも大人になったいま、お弁当といえばスーパーやコンビニで買うものばかり。忙しいときに手軽にお腹を満たすための、寂しい食べ物になっていませんか?

 早良区にある『BentoStand Park(ベントウスタンド パーク)』は、オーナーの寺元さんが2019年2月にオープンしたお弁当屋さん。“ふたを開けるのが楽しみになる、手づくりにこだわったお弁当を届けたい”。そう願う同店の、お弁当づくりへの想いを取材してきました。

パリのお弁当屋さんで覚えた感動

 昔から料理が好きだった寺元オーナーは、大学を出たあと、イタリアンカフェやベーカリーレストランなどで経験を積んできました。
 転機が訪れたのは、留学の思い出が忘れられずに再訪したパリでのこと。街角で日本人シェフが経営する、おしゃれなお弁当屋さんに出会ったのです。

 日本の場合、街で買うお弁当といえば、スーパーやコンビニのものがほとんど。忙しいときに「今日はお弁当で済ませちゃおう。」と言うように、どこか寂しいイメージがあります。
 異国の地で日本人シェフがつくる愛情たっぷりのお弁当は、寺元オーナーのお弁当の概念を覆しました。「こんなお弁当屋さんが、家の近くにあったらなぁ。」という素直な感動が、『Bento Stand Park』の原点となったのです。

My Favorite Timeをプロデュースするお店

 「お腹を満たすためだけの安いお弁当じゃなくて、ふたを開けた瞬間に“わぁ!”ってうれしくなる、楽しみの詰まったお弁当をつくりたくて。一から手づくりすることにこだわっています。」

 同店のコンセプトは、“My Favorite Time”。お気に入りのお店でお弁当を買って、大好きな場所でほおばる“お気に入りの時間”をお客さまの暮らしに届けたい。それが、寺元オーナーの願いです。

 「ホームページとか、Instagramを見て来てくれるお客さまもいますね。“写真がすごくキレイ”って言われるんですけど、僕、大学のときからカメラを続けてまして。PhotoshopやIllustratorも使えるから、お弁当の写真撮影やグラフィックデザインは自分でやっています。」

 大阪出身の寺元オーナーは、進学を機に福岡にやってきて約10年。現在は一児のお父さんとして、子育てに奮闘しています。お店を開いて以来、お客さまや近所の人などたくさんの人とのつながりができていく毎日に、幸せを感じているのだとか。

こころが華やぐ、色とりどりのおかずを頬張って

 『BentoStand Park』には、日替わりのmini bento boxと週替わり弁当4種類を合わせた、5種類のお弁当が並びます。内容はその時によって変わるので、通う楽しみもひとしお。お肉や魚、たまご、野菜など、季節の食材を彩りよく調理したおかずが弁当箱の中で輝きます。


▲mini bento box(600円)

 お昼限定のmini bento boxは、かわいらしい小さめサイズのお弁当。週替わりのお弁当から、ランダムに選ばれたおかずが入ります。小腹にちょうどいい大きさなので、軽めのランチにぴったりです。

 週替わり弁当のSサイズは、ご飯、メインおかず、数種類の副菜がひとつになっています。ほかのお弁当屋さんに比べて、副菜の量が多いのがアピールポイント。彩り豊かで、眺めているだけで楽しくなりますよ。


▲週替わり弁当Sサイズ

 「おすすめは、パリのお弁当屋さんで出してたものをアレンジした、若鶏の照り焼きです。オーブンで焼くから、ふっくらジューシーでおいしいですよ。仕上げに皮をバーナーであぶって、香ばしさを出すのがポイントです。」
 ハンバーグステーキは、「お弁当にしては大きい!」とお客さまに驚かれるのだとか。オーブンで長い時間をかけて焼くため、うまみが凝縮されています。ソースがときどき変わるので、いろいろな味が楽しめます。

 コチュジャン、ねりごま、ピーナッツバターの甘辛ダレがおいしい“春キャベツのバンバンジー”、ひと晩漬け込んでふっくら焼き上げた“さばの塩麴焼き”など、バラエティ豊かなおかずが登場します。


▲週替わり弁当Lサイズ

 何種類もの副菜が楽しめるM、Lサイズは、ご飯とおかずが別にパックされています。メインおかずのみ、副菜のみ、サラダのみのばら売りもしていますよ。

 「Lサイズには、ご飯と、たっぷりのサラダがつきます。当店のお弁当はサイズが大きくなると、大盛りになるんじゃなく、おかずの種類が増えるんです。なので、女性でもLサイズは余裕かなぁ。」と寺元オーナー。


▲park bento(1,380円)

 丸い木の器に入ったpark bento(前日までの要予約)は、ちょっと特別なお弁当。雑穀ご飯の上に、色とりどりのおかずがうつくしく盛られています。たまには、お弁当で贅沢してみるのも素敵ですね。

 ホームパーティーやピクニック、会議などの際には、お店特製のオードブルをどうぞ。お値段は、1台3,000円から。内容はおまかせとなりますが、予算やアレルギーなどの希望があれば気軽に問い合わせてくださいね。
 特別な日の集まりには、木箱入りのオードブル(10,000円~)も承っています。

お弁当業界をアップデートする存在

 「コーヒーショップとか床屋さんとか、昔からある業態のお店が、どんどん素敵にアップデートされていますよね。その波を、お弁当業界にも起こさずにはいられないと思って。」

 寺元オーナーは、自分が料理人として完全に成熟するまで、開業を見送ることはできませんでした。お弁当業界に新しい風を吹き込む素敵なお店を、この瞬間にも、誰かが先にはじめてしまうかもしれないと思ったからです。

 これまでに勤めたお店はどこも、おいしいと評判の飲食店ばかり。学んだことを最大限に活かせば、いまの自分の技術でおいしいお弁当をつくることはできるだろう。そう確信し、街のお弁当屋さんとして新たなチャレンジをはじめたのです。

 「このお店を皮切りに、素敵なお弁当屋さんが世界に増えていけばいいなと思います。ご飯をつくる手間を省くためとか、手っ取り早くお腹を満たすためじゃない、食べる人を笑顔にするお弁当を届けていきたいです。これからも、たくさんの方に食べていただけたらうれしいですね。」

 ふたを開ければこころが躍り、ひと口食べれば笑顔がこぼれる『Bent Stand Park』のお弁当。見てたのしい、食べておいしい、まごころを込めた味がテーブルに幸せを運びます。

店舗名 Bento Stand Park
住所 福岡県福岡市早良区祖原14-20
電話番号 092-407-3321
アクセス 地下鉄空港線・西新駅から徒歩5分
営業時間 【平日】12:00~18:30【土日祝】11:00~18:30(なくなり次第終了)
定休日 不定休
ホームページ http://park-bento.com/
SNS
店舗詳細はこちら