【福岡・筑後】愛用したくなるブランドを提供する老舗アパレルショップ『Foo』がリニューアルオープン！

　「何を着ればいいかわからない。」

　意外と誰もが持っている悩みです。反対に、「自分はこの系統の服しか似合わない。」と思い込んでいる方も多いもの。そんな服装に対する固定概念を壊し、新しい自分に挑戦してみませんか？

　2017年5月、福岡県筑後市にある老舗アパレルショップ『Foo』がリニューアルオープンしました。店内ではお客さんの新たなスタイル探しが今日も行われています。今回は店長の明吉さんにお話をうかがいました。

自分らしい1つのスタイルを

　『Foo』は株式会社ビーエフユーが運営するアパレルショップの1つ。福岡県内だけで系列店が20店舗以上あります。中でも、『Foo』が創業したのは1989年とおよそ30年前。筑後地区では老舗アパレルショップです。店舗があるのは九州自動車道八女ICから車で5分のところ。筑後市内の商業施設『筑後筑後VILLAGE』の一角です。

　“カジュアルをベースに一人ひとりに合わせた自分らしいスタイルを提案する” のがコンセプト。「ルールにとらわれることなくファッションを楽しんで欲しい」、「Happyを多くの方に届けたい」というのが代表の意向なのだそうです。量販店にはないファッションの魅力を発信し続けてきたからこそ、30年間もお客さんから愛されてきたのでしょう。

楽しそうに接客するスタッフの皆さん

　現在の店長である明吉さんは、元お客さんだったそうです。当時から「楽しそうに接客されてるな。」、「（店内の）雰囲気がいいな。」と気に入っていたそうで、新しい職場として選んだとのこと。実は、他にも元お客さんから入社してきた方が多いのだとか。『Foo』を本気で好きな方が集まっているからこそいい雰囲気が作られていると言えます。

　『Foo』の接客スタイルは、お客さん一人ひとりに似合うスタイルを提案するというもの。自分でアイテムを選んでいるといつも同じようなスタイルになってしまいますよね。「新しい発見をしてほしい。」という思いから、積極的に店側から新しいスタイルを提案しているとのこと。「自分にはこのスタイルしか……。」という方にこそ、思い切って挑戦してほしいそうです。

100ブランド以上を取り扱うセレクトショップ

　『Foo』はセレクトアイテムを取り扱っている老舗アパレルショップです。現在の取り扱いブランド総数はなんと100種類以上。筑後地区では最大級の取り扱い数と言えます。ただ、ブランド数だけでなく品揃えも多いことから、お客さん一人では欲しいアイテムを探しきれないとのこと。だからこそ、お客さんの要望にぴったりなアイテムを店側が探し出すというスタイルなのです。

　ちなみに、店員さんはお客さんの要望に答えられるよう常に全力で、時にはお客さんからの要望に応えるために店内中のアイテムを総動員で捜索することもあるそうです。明吉さん曰く「（100種類以上の）ブランドを覚えるのに苦労しました。」とのこと。店員さんたちが接客はもちろん、ファッションのプロフェッショナルであることにも納得できます。

愛用したくなるアイテムが見つかる

　『Foo』は、カジュアルの中でもハイブランドを中心にアイテムを取り揃えています。そのため、価格帯はお手軽なものでも8,000円前後から、お高めのものになると20万円以上するアイテムも。量販店ではシャツ1枚1,000円前後で手に入る時代です。正直、1万円以上の価格帯というのは、庶民にはちょっと手が出しにくいかもしれません。

　しかし、明吉さん曰く「（毎年多くの服を買い替えるよりも）1年に1着、良いものを買ってほしい。」とのこと。高級なだけに、素材からデザイン、縫製に至るまですべてが高品質で長く着続けられるそうです。服は “着る人を選ぶ” と言いますが、まずは着てみないと似合うかどうかさえわかりません。案外、愛用したくなるアイテムが見つかることがあるものです。

ブランドを知らない方に来てほしい

　明吉さん曰く「ブランドをよく知らない方に紹介し、ファンになってほしい。」、「新しい自分に気づいてほしい。」とのこと。頑ななお客さんの心を開き、新しい自分に気づいてもらうのが嬉しいそうです。

　ちなみに、店員さんはボトムスであれば初見のお客さんでもぴったりのサイズに合わせられるのだとか。「積極的な店員さんはちょっと…。」という方も多いと思いますが、少しでも自分の可能性に挑戦したいのなら『Foo』の店員さんたちに相談してみてはいかがでしょうか？

■文・写真：堀本一徳