【福岡・天神】新しい自分が見つかるかも？ヴィンテージファッションの流行を『Top of the hill』で聞いてみた！

　福岡PARCOの本館７階にある『Top of the hill 福岡PARCO店』は、海外の古着が中心のアパレルショップです。店長の名古屋さんにお話を伺いました。

―――こちらのお店はとっても品数が豊富ですね。

　「はい、当店は50年代～80年代のヨーロッパやアメリカの古着を中心に、着回しの効く定番アイテムのほか、トレンドアイテムや珍しいアイテムなど、バラエティに富んだものを取り揃えています。関東を中心に展開しているのですが、特に福岡は古着好きの方が多いですね。目の肥えたお客さまにもカッコいいと思っていただけるように、ほぼ毎日商品の入荷があります。」

―――ここ数年、古着が流行っているように感じるのですが。

　「そうですね、去年から今年にかけては特にミリタリーが来てますね。古着好きの方はミリタリーを好む方が多いので、特に力を入れています。古着ってアメリカのものが多いんですけど、うちはヨーロッパのものもたくさんご用意しています。同じミリタリーでもヨーロッパの方が少し上品なテイストになるかもしれませんね。」

―――メンズファッションにミリタリーを取り入れるなら、どんなコーディネートがおすすめですか？

　「今年は迷彩が流行っているので、例えば迷彩柄のシャツにジーンズなら、古着初心者の方にも抵抗なく来ていただけると思います。」

―――迷彩はちょっと個性的な柄で、なかなか手が出しにくいイメージですが、確かにジーンズと一緒ならハードルも下がりますね。・・・隣のコーナーはまた雰囲気が違いますね。これはロングジャケットですか？

「こちらはガウンですね。大人っぽいアイテムに力を入れているので、スーツやベストですとか、スラックス、ネクタイ、スカーフなどもご用意しています。上の方にあるのはヴィンテージ商品が多いです。ディスプレイにもこだわっているので、楽しんでご覧いただけると思います。」

―――飾ってある絵や照明のビジュアルも凝ってますね。すごくおしゃれです！それにしても、古着屋さんってあんまり靴が置いてあるイメージがなかったんですが、こちらにはたくさんありますね。

　「よそのお店に比べると種類も数も多いかもしれませんね。メンズはレザーシューズを中心に、年代物を多く扱っています。昔のデザインとか履きこまれたレザーの味とか、古着でしか味わえない魅力があると思います。ウイングチップやメダリオンなど、クラシックな雰囲気のシューズは、スーツなどのプレーンな装いにもマッチしますよね。でも今年っぽく着こなすなら、トレンドのレーヨンシャツとスラックスにレザーシューズを合わせるのがおすすめです。」

―――シューズ1つで、すごくおしゃれに仕上がりますね。やっぱり流行に敏感な若いお客さまが多いですか？

　「そうですね、確かに20代が一番多いかもしれません。男女比は同じくらいですね。でもヴィンテージの古着を好まれる30代～50代の方も多いので、幅広い層に支持していただいている実感があります。20代の男性は特に柄シャツを探していらっしゃる方が多いですね。古着の方が遊びゴコロあふれるデザインも多いので、「お客さま、お目が高い！」と思うこともあります（笑）。」

―――確かにめずらしいデザインが多くて、見ているだけでも楽しいです。ちなみにレディースではどんなお洋服が人気ですか？

　「デニムに合わせやすいチュニックが人気ですね。刺しゅうの柄も1つとして同じものがありませんので、「誰かと同じはイヤ！」という方には特に好評です。新品の服にも合わせられて毎日着られるものを選ぶ方も多いです。ちょっとレトロなデザインが好きな方には、こういったヴィンテージのブラウスもおすすめですよ。これらはヨーロッパの古着で、生地がすごくしっかりしていて、ディテールもかわいいですよね。」

―――ヨーロッパのイメージそのものですね。こっちはすごくドレッシー！ウエディングドレスみたいですね。

　「50年代ヴィンテージがメインのコーナーには、こういったドレスや小物を多くご用意しています。ウエディング小物やパーティードレスを探される方もいらっしゃいますよ。こういうドレスは新品と違って、独特の雰囲気があるので良いですよね。アクセサリーも時を重ねた分だけ美しさが増しますし、パーティーで一味違った自分を演出するのに良いアイテムだと思います。パルコはビル全体の雰囲気が先進的で、古着に抵抗がある方もいらっしゃるのではないかと心配でしたが、力を入れているディスプレイをほめてくださる方や、「おもしろい店」「素敵な店」と言ってくださる方がいらっしゃるので嬉しいです。他とは違うワンランク上の品ぞろえで、皆さまのお越しをお待ちしております。」