【北海道・札幌】店長が甲冑を着てお出迎え！オリジナルの味変がうまい『らーめん兜 もいわ山店』

北海道札幌市中央区。市電電車事業所前駅から福住桑園通り沿い徒歩10分のところに、2017年1月7日オープンした『らーめん兜 もいわ山店』があります。何と言っても注目すべきは、この店舗だけ“甲冑を着てラーメンを提供する店長”がいるということ。なんと甲冑はオーダーメイドのオリジナルというのですから、気合の入り方が違います。魅力はそれだけではありません。肝心のラーメンも、ここでしか味わえないオリジナルラーメン。代表の塙さんにお話を伺ってきました。

名物店長がいるのは“もいわ山店”だけ！

塙さんは、様々な業種でビジネスをやってこられた方。そして、飲食関係に初めて挑戦することに。フレンチ・イタリアン・和食・中華の料理人が集まり、ラーメン店を開くことになりました。それが記念すべき一店舗目『らーめん兜 澄川本店』でした。
『兜』の名の由来について尋ねると、塙さんは「戦国時代が好きだから、そういう名前にしようと思った。しかし戦国武将の名前だと普通だから、ちょっとひねって“兜”にしました。」とのこと。本店をオープンした時から、店長に甲冑を着せる構想はあったそうですが、なかなか動きやすくてかっこいい甲冑を作れるところが見つかりませんでした。この『もいわ山店』のオープン時に、ようやく理想の甲冑が出来上がったそうです。だから、“甲冑店長”に会えるのはここ『もいわ山店』だけです。

暑くないのか？！甲冑店長の秘密

こちらが、“甲冑店長”こと、遠山さん。写真を見るだけでも、そのインパクトに圧倒されます！よく「暑そう。」と言われるそうですが、意外と快適に作られているそう。Tシャツでいるよりは確かに暑いですが、エアコンが効いていて、涼しい北海道だからこそ実現可能なのだとか。総重量はなんと7ｋｇ。しかし、手に持つのと違って体全体に重さが分散するので、想像以上に動けるそうです。そんな、甲冑店長の気合いの入ったおもてなしも楽しめるお店です。

“甲冑店長”がいるスタイルは、お店のマスコットキャラ“かぶとん”を具現化しようと思ったことがきっかけ。豚骨スープが決め手のラーメンだから、勇ましい顔つきの豚をデザインしました。この“かぶとん”、すでに公式LINEスタンプもある人気者！『らーめん兜』公式サイトからアクセスしてみてください。

広々店内も“もいわ山店”の魅力

店内は、カウンターは9席、テーブル席は3卓あり、広々とゆったり過ごすことができます。茶色を基調とした、木のぬくもりも感じられる落ち着いた空間は、食欲をそそります。そんな店内でいただける、こだわりのラーメンの数々を紹介しましょう！

ラーメンのオリジナリティこそが大本命

名物店長がピックアップされがちですが、ここは豚骨スープがウリのラーメン店であることもお忘れずに！基本の味噌・醤油・塩の３種類を柱に、辛みを利かせたバリエーション、辛味噌・辛醤油・辛塩があります。さらに『らーめん兜 もいわ山店』のラーメンはそれだけにとどまりません。味噌には生姜、醤油には酢、塩には柚子を無料で提供し、味変することができるのです。すると味の世界は広がりを見せ、また違った顔を見せてくれます。
塙さんは、この味変のバリエーションをもっと進化させ、ここでしか食べられない究極のラーメンにしたいと考えているそうです。

ラーメンの原材料は北海道産、化学調味料無添加。こってりスープかと思いきや、食べてみると意外とあっさりしているという、こってりとあっさりの中間“こっさり系”スープです。
ラーメンの具はトロ―リ半熟卵と、噛む必要がないほどの柔らかいチャーシューが自慢。全て自家製にこだわっています。ライスは契約農家から直接買い付けている特Ａ米。美味しさにこだわりぬいたメニューを提供しています。

限定メニューには、霜がついて冷気が漂うほどキンキンに冷えた冷やしラーメンを推しています。なんとこのどんぶり、室蘭工業大学とコラボして作り上げた特注品。どんぶりだけでびっくりするほど高いのだとか。この特製どんぶりで味わう冷やしラーメンは格別に冷たくて格別に美味しいのです！
人気順としては、やはり味噌と辛味噌が、堂々の一番人気。しかし醤油も塩も美味しいので、色々食べ比べてみてはいかがでしょうか。

お客様目線でサービスと味をジャッジ

「ぜひ一度食べに来て、この味を拡散してください。」と塙さん。今後のビジョンとしては、全国、果ては海外にまで進出して、もっとこのラーメンを有名にしていきたいとのこと。そのためには人の育成が重要だとも語っています。サービスも味も新商品開発も、お客様目線でジャッジして、より良いものにしていこうと日々研究をしています。まず食べて見ないことには、オリジナルの味も味変の奇跡も分からないでしょう！入り口は「甲冑店長に会ってみたい！」というところからでも構いません。“こっさり系”豚骨ラーメンとはどんな味なのか、その舌で確かめてみてはいかがでしょうか。