【北海道・白石】『HUMBURGER Restaurant SLOTH』 洋食シェフの手がけるハンバーグに笑顔がこぼれる

　子どもも大人も大好きな洋食、ハンバーグ！今回は、ジューシーさと食感にこだわったハンバーグが食べられるお店『HUMBURGER Restaurant SLOTH（ハンバーグレストラン スロウス）』をご紹介します。28年ほどホテルで洋食のシェフとして腕を振るってきたオーナーの料理はどれも絶品で、自然と笑顔がこぼれます。看板メニューのハンバーグはもちろん、常連さんに支持される逸品まで…オーナーの小沢さんにお話をうかがってきました。

実力派シェフの手がけるお店

　札幌市営地下鉄東西線・南郷18丁目駅から徒歩７分、東北通り沿いにあるのが『HUMBURGER Restaurant SLOTH』です。大通りに面し駐車場も付いているので利便性もよく、評判を聞きつけた遠方からのお客さまも訪れるそうです。

　オーナーの小沢さんは、これまで北海道内のホテルで28年間あまり厨房を任されてきた経験豊富なシェフです。なかでも得意なのは洋食で、現在もデミグラスソースなどの基本のソースも全てをご自身で手作りしている実力派です。

　「自分の経験を活かして“洋食の定食屋さん”のような場所を作りたかったんです。特徴的なメニューが必要だと思い、たどり着いたのがハンバーグでした。皆さん好きでしょ？ハンバーグ。」そういってお茶目な笑顔を見せる小沢さん。

　そのユニークなセンスは店名にも隠されています。SLOTHとは英語で“ナマケモノ”の意味。お客さまにナマケモノのようにゆったりのんびりと過ごして欲しいとの願いがこめられているといいます。

肉汁と食感を極めたハンバーグ

　看板メニューのハンバーグは、道産牛と道産豚を試行錯誤の末に生み出した黄金比で合わせて作ります。食感を出すために、肉の部位ごとに挽き方を調整しているこだわり様です。“お肉を堪能してほしい”と、つなぎは最小限に抑え、肉汁を逃さないように焼き加減にも気を配っているそうです。
　こうして完成する同店特製のハンバーグ、ナイフを入れると断面からはそのジューシー感が伝わってきます。一口頬張れば、溢れんばかりの肉汁とお肉の旨味が口いっぱいに広がり、「ハンバーグってやっぱり美味しいな！」と再認識できるはずですよ。

　お店では、ハンバーグに合わせるソースを４種類用意しています。じっくりと素材を煮込んで作るさらっとしたデミグラス、さっぱりいただける和風オニオン、少しの辛味がアクセントになったトマト風味のアラビアータ、香りとまろやかさを楽しめる茸クリーム…どれもハンバーグとの相性は抜群です。

　さらに、トッピングの追加も可能です。一押しの自家製ベーコンは、燻煙の香りと塩気が一度食べたら病みつきになります。

ゴロゴロ牛すじのカレーも話題

　実は“カレー”も美味しいと話題の同店。牛すじをたっぷり使用した旨味たっぷりのカレーは、シェフが独自に調合したスパイスが味の決め手となっています。具材の味わいをしっかり感じられる程よい辛さが、年齢性別問わず好評です。ちなみに、ハンバーグとカレーの両方が一度に味わえるメニューもありますよ。

“飽きさせない工夫”がメニューに

　お客さまを飽きさせない工夫を常に考えている小沢オーナー。季節に合わせた限定メニューが次々に登場しています。寒い時期には煮込みハンバーグ、クリスマスにはビーフシチューとポルチーニ茸のクリーム煮のハンバーグがメニューに並び、人気を博しました。

　また、ハンバーグ以外の料理もどんどん増えていて、ディナータイムにはお酒のおともにもぴったりの一品料理を提供しています。ハートランドやハイネケンといったビールが飲めるので、ちょっと一杯という時に利用するのも最適ですよ。

　女性から注目を集めているのが自家製のケーキ。ランチには、ハンバーグにセットでミニデザートも付いてくるがうれしいポイントです。季節ごとに内容は変わりますが、主に旬の食材を用いたパウンドケーキを焼いているといいます。取材時にはシナモンやカルダモンなどのスパイスが効いたアップルケーキが店頭にありました。

　「お店が落ち着いてきたらハンバーガーやお弁当も販売できればと考えています。」と小沢オーナーは新たな挑戦にも意欲を覗かせます。今後の動向にも目が離せませんね。
　ジューシーなハンバーグに、旨味たっぷりのカレー…どれも絶品の『HUMBURGER Restaurant SLOTH』の料理たち。ぜひ皆さんもご自身でその味わいを確かめてみてくださいね。