【北海道・旭川】蕎麦の香りや出汁の旨味を大切にした“新しい蕎麦”を提案『そば処 金の蕎麦』
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今回は、北海道・旭川で2017年6月に開店した『そば処 金の蕎麦』をご紹介します。こちらのお店は、蕎麦の伝統的な味わいを守りながら“新しい蕎麦”の食べ方を提案している一風変わった蕎麦屋です。“和モダン”な雰囲気の店内は、女性一人でも気軽に入りやすく、ご年配の方でもゆったりとくつろげますよ。蕎麦屋の新境地を開拓した同店のメニューや店づくりにかける思いを西川店長に伺って来ました。
北海道産の“金色の蕎麦”
『そば処 金の蕎麦』は、JR宗谷本線・旭川四条駅から歩いて3分ほどの場所にお店を構えています。店名の“金の蕎麦”とは、同店の蕎麦が通常の蕎麦に比べて“金色”に近い色合いをしているからだそう。同店では、北海道産の“満点きらり”という韃靼そばを使用しているので、この特徴的な色合いになるのだそうです。韃靼そばというと健康にはいいが苦いというイメージのある方もいらっしゃるかもしれませんが、“満点きらり”は苦味がほとんどなく甘みや旨みが強いのが特徴なのだとか。こちらでは、全ての蕎麦メニューでこの“満点きらり”を使用した蕎麦を食べることができます。
基本を大切にした新しい蕎麦
“お店で一番大切にしていることは、伝統的な蕎麦の基本”と西川店長。蕎麦の麺や出汁といった基本的な美味しさの軸はブレないように心がけて、メニュー作りに取り組んでいるそうです。そんな同店では、かけ蕎麦やざる蕎麦、天ぷら蕎麦といった定番のものから、カレー風味の蕎麦やピリ辛の混ぜ蕎麦まで豊富なメニューが揃います。
季節によって人気の商品に変動があるそうですが、この冬の一押しは“牡蠣蕎麦”とのこと。大ぶりな牡蠣が温かい蕎麦の上に乗ったこちらのメニューは、見た目も印象的な一杯です。牡蠣の旨味が出汁に染み出した味わい深いスープと喉越しのいい蕎麦との相性は抜群。他のお店ではなかなかお目にかかれない斬新なメニューですが、どの年代からも好まれる親しみやすい味わいが人気です。
この他、冷たい蕎麦を特製の温かいつけダレでいただく“つけ蕎麦”も人気が高い商品だといいます。つけダレの味は“カレーだれ”や唐辛子が効いた“シビレだれ”など、濃厚な味わいを楽しむことができます。かけ蕎麦に七味を入れるのが好きな方には、“シビレだれ”のつけ蕎麦はぜひ試して欲しいメニューです。辛さの調整もできるので、激辛好きの方も、程よい刺激を求めている方もお好みで楽しむことができますよ。また、これらのつけ蕎麦は、残ったつけダレにご飯を入れて食べる“追い飯”もおすすめ。がっつり系の蕎麦を食べたい方にもぴったりですね。
同店でしか味わうことができない“新しい蕎麦”はどれも食べてみる価値ありです。
誰でも気軽に入れる蕎麦屋
ユニークなメニューが並ぶ同店は、内装も一般的な蕎麦屋とは一線を画しています。濃淡の違うでモザイク調のフローリングや、照明などカフェのようにおしゃれで女性一人でも入りやすい雰囲気。しかしながら、ところどころに和を感じさせる演出があり、ご年配の方でも気兼ねなく過ごせる空間です。
蕎麦屋というと敷居が高い印象のあるお店もありますが、同店では誰でも気軽に入れるような工夫が店内やメニューに施されているため、若い世代のお客様も多いそう。
「女性の方が一人でも来てくれるなど、蕎麦屋としての新しいスタイルを築けていることを嬉しく感じています。それでも、やはり伝統的な蕎麦の味も気に入ってくださっているお客様もいらっしゃるので、メニューの内容などはこれからも検討を重ねていきたいと思っています。ここでしか食べることができない新しい蕎麦で“基本をおろそかにしていない“というところを感じていただけるように、これからも精進していきたいですね。」と西川店長は話してくださいました。
今後は、メニューや商品力、価格などトータル的にお客様に支持されるお店を目指しているそうで、ゆくゆくは店舗展開も視野に入れているといいます。基本の味わいを大切にしながらも、ここでしか食べることができない新しい蕎麦を模索し提案している同店。
蕎麦の新しい伝統が、このお店から始まっていくかもしれませんよ。
まずは皆さんも、ご自身で新しい蕎麦の味を確かめてみてくださいね。
店舗名 | そば処 金の蕎麦 |
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住所 | 〒070-0034 北海道旭川市4条通19-1717 |
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電話番号 | 0166-73-8453 |
アクセス | 旭川駅から徒歩20分 旭川四条駅から192m |
営業時間 | 11:00~15:00 17:00~21:00 |
定休日 | 不定休 |
ホームページ | https://tabelog.com/hokkaido/A0104/A010401/1055714/ |
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