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北海道

【北海道・札幌】多国籍料理人が行き着いた“日本”の居酒屋『煮込みジャパン』

 今回お話をうかがったのは、すすきの駅から徒歩2分の場所にある『煮込みジャパン』の料理長・畑さんです。アフロ料理人と親しまれている畑さんは、これまで8ヶ国ほどの料理を習得してきた、異例な経歴持つ方。

 以前から“居酒屋をやりたい”と考えていた畑さん、煮込み料理を看板にしたカジュアルな大衆酒場を作りあげました。メニューも内装も、畑さんご自身も…ちょっと気になるポイントが盛り沢山の同店の魅力を詳しくご紹介します!

多国籍料理人のいる居酒屋

 『煮込みジャパン』は、すすきの駅から徒歩2分ほど、個性的な飲食店が軒を連ねる都志松ビルの一角にあります。こちらでは、その名の通り煮込み料理をメインに、お酒と好相性の居酒屋メニューを提供しています。

 都心にあるリゾート空間『ALWAYS HAWAII』と、本格メキシカンが気軽に食べられる『VIVA MEXICO』の系列店として2019年4月にオープンしました。

 人気店の新店舗と注目が集まっている同店の厨房を任されているのは、料理人の畑さんです。実は、畑さんはもともとお魚屋さん。市場での買い付けや販売など魚に関わる仕事を7年ほど経験しました。

 その後、飲食業へと転職。求められる場所へと行き着くうちに、気がつけば8カ国もの料理を習得していたといいます。中には、キューバ料理やアイルランド料理など、普段の生活とは余り馴染みのない珍しい国の料理も。このユニークな経歴に目をつけたのが『ALWAYS HAWAII』の笈川オーナーでした。

 魚屋、多国籍料理との畑さんの強みを活かしたお店を考えられたのが、現在の“煮込み料理”というスタイル。敷居の高いイメージではなく、海外にある日本料理店のような少し“ズレた”カジュアルな居酒屋に仕上げたそうです。

注目の煮込み料理とは?

 看板メニューの煮込み料理は、定番が6種、日替わりを1種類ほど用意しているといいます。醤油ベースの魚の煮付けや味噌仕立てのお肉の煮込み料理など、どれも程よく味が染み込み、お酒が進みます。

 人気があるのは“子羊の塩煮”と“肉団子の煮込み”。子羊はさっぱりと塩で煮て、ホロホロと解れる食感の優しい味わいに。肉団子は噛めばジュワッと肉汁が溢れ出し、老若男女に好まれる一品です。

 味のほかにも魅力的なのは、その値段です。煮込み料理をはじめお刺身や揚げ物など多くのメニューが500円と、とてもリーズナブル。さらに、おひとりさまでもいろんな味わいを楽しみたい方には、複数の料理を少量ずつ盛り合わせてくれるうれしい心づかいもしてくれます。

老舗のおでんを受け継ぐ

 日本の煮込み料理といえば、“おでん”を思い浮かべる方もいらっしゃるのでは?同店では、惜しまれながら暖簾を下ろしたおでんの名店『みの久』の大将からレシピや技を教えてもらい、その味を受け継いでいるのだとか。30年余り続いた老舗の味わいそのままのおでんが食べられる日も近いかもしれませんね。

お刺身は旬の鮮魚が揃う

 お刺身のメニューにも目を見張ります。カワハギやヒメマスといった珍しいお魚も季節によって登場するそう。魚屋さんだった当時の知人を通しているため、旬の鮮魚や貴重な魚を安く仕入れることができるといいます。

お酒メニューも定評あり

 お酒は、懐かしいドリンクを揃えました。ホッピーやキリンレモンサワーなどは、小瓶のまま運ばれてきます。

 また日本酒“白鷹”を仕入れているのも特徴の一つです。兵庫の酒蔵が造っている白鷹は、全国の酒蔵の中で唯一、伊勢神宮への献上が認められた品位の高い日本酒です。料理のおいしさを引き立てるキレの良い味わいが、多くの日本酒好きから愛されてきました。もちろん、お店の煮込み料理とも相性が抜群ですよ。

 最後に、畑さんに、開店ポータルをご覧の方へ向けてメッセージをいただきました。
「ただいまと帰ってこられる“家”のような存在でありたいですね。この料理が食べたい、このお酒を入れて欲しいといった要望を気軽に言える関係性を築いて行きたいです。」

なお同店では、畑さんのお母さまと一緒に厨房に立つ“おふくろの日”や、おでんの名店の大将を招いた“みの久の日”などのイベントも検討しているそうです。

是非皆さんも『煮込みジャパン』へ足を運んでみてくださいね。

店舗名 煮込みジャパン
住所 〒064-0804 北海道札幌市中央区南4条西5 都志松ビル5F
電話番号 050-5355-8804
アクセス すすきの駅から徒歩2分
営業時間 17:00~翌1:00
定休日 日曜日

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