【北海道・札幌】蕎麦と焼き鳥が自慢の『蕎麦鳥 バスセンター前店』で、〆ラーメンならぬ〆蕎麦を体験しよう
札幌市内に4店舗を構える『蕎麦鳥(そばちょう)』。蕎麦や焼き鳥をメインとした、豊富なラインップのメニューを楽しめる居酒屋です。リーズナブルな価格とアットホームな雰囲気が評判で、常連客が多く通います。
今回取材したのは、西11丁目店、北24条店、北光店に続いて、2018年11月にオープンした『蕎麦鳥 バスセンター前店』です。オーナー・諸澤さんにお話をうかがいました。
人の縁に恵まれて
他業界から飲食業界に転身して、『蕎麦鳥 バスセンター前店』のオーナーを務めることとなった諸澤さん。どのような経緯で現在に至るのでしょうか。
――3、4年前までは飲食業とは違う仕事をされていたそうですね。
「前職は営業で販売をおこなっていました。そこから友人との繋がりやいろいろなタイミングが重なって、飲食業界にチャレンジしてみることにしたんです。人と話すことは苦手ではないので、接客にも抵抗なかったですし。ほかの飲食店で経験を積んだ後、いろいろな縁があって今に至ります。」
――なるほど。なぜこの業態になったのでしょうか?
「もともと蕎麦がメインだったところに、居酒屋を組み合わせたんです。居酒屋がメインだと思われがちですが、実は蕎麦がベースになっています。」
なじみの顔で賑わう店内
バスセンター前駅3番出口の目の前、地下鉄大通り駅からも徒歩3分と、駅から近い場所にある同店。周辺にお勤めの方々を中心に、常連客で賑わっています。
――どのようなシーンで利用される方が多いですか?
「周辺の会社にお勤めのサラリーマンがほとんどで、ランチや仕事終わり、宴会などで来てもらっています。この辺りは居酒屋が少なく、22時くらいで閉まってしまうところが多いんです。それもあって、二軒目として来てくれる方もいらっしゃいますね。」
――ふらっと立ち寄りやすい立地もポイントとなっているのかもしれませんね。内装のこだわりはなんでしょう?
「一人でも気軽に来られるような雰囲気づくりを意識しています。昭和を思い出させるレトロなデザインのなかで、ゆっくりとくつろいでいってもらえたらと思います。」
〆ラーメンならぬ〆蕎麦が人気!
同店のメインはなんといっても蕎麦。おすすめの〆蕎麦以外にも、蕎麦をつかった料理やドリンクを用意しています。
――こちらでは〆蕎麦が人気だそうですね。
「そうですね。ふつうは〆にラーメンを食べることが多いと思いますが、当店では蕎麦を〆に注文されます。定番のもりやかけ、きつねにたぬきなど定番のメニューを冷たいもの、温かいものでご用意しています。550円からとお手頃価格で提供しており、プラス150円で大盛にも変更可能です。シンプルながらも、コシのあるおいしさを感じていただけると思います。」
――おすすめはなんでしょう?
「名物にもなっている板もりです。こちらは4、5人前あるので、みんなでシェアして召し上がってください。さらにパワーアップした豪華版の板もりやボリューミーなメガ板もりといったものもあります。メガ板もりは通常の板もりの2.5倍にもなるので、宴会などにぴったりです。」
――みんなで食べたら楽しそうです。蕎麦をアレンジしたメニューもありますね。
「黒坦々蕎麦や揚げそば、たぬきそばサラダなど、ほかではなかなか味わえないメニューを揃えています。どれも自信作ですが、なかでも特に試していただきたいのがそば味噌です。そばの実を混ぜてつくった自家製の味噌なんですが、とてもおいしいですよ。評判も良いので、商品化も考えています!(笑) あとはそば湯割りやそば茶割といった、蕎麦屋ならではのドリンクもご用意しています。香りを楽しみながら味わってみてください。」
お財布を気にせず心ゆくまで楽しんで
メニューの豊富さとお財布に優しい価格が魅力的な同店。気軽につまめるものからしっかりとお腹を満たせるものまで、リーズナブルながらも満足度の高いメニューを揃えています。
――蕎麦もそうでしたが、どれもすごく安くて驚きました!
「そうですね。庶民の味方のような存在のお店にしたかったので、できるだけ安く提供できるようにこだわっています。一番安くて150円ものからご用意しています。お会計のとき、あまりの安さに驚かれる方がとても多いです(笑)。」
――ほかではない価格ですよね。おすすめを教えてください。
「注文が多いのはサキイカ天です。噛めば噛むほど口の中に旨みがじんわりと広がっていき、お酒のおともにぴったりですよ。あとは、蕎麦に次ぐこだわりメニューの焼き鳥を注文される方も多くいらっしゃいます。人気のサッポロ味噌焼鳥をはじめ、皮やレバーなど定番のもの。赤せせりや赤つくねといったオリジナル串。さらには豚や牛なども揃えているので、お好きな串を存分に楽しんでいただけたらうれしいです。どれにしようか迷われたときには、串盛りをどうぞ。」
――安くてつい食べ過ぎでしまいそうです。宴会などでも利用されると思いますが、コース料理はありますか?
「メニューとしては出していません。予算や品数をおうかがいして、あとはお任せで対応させてもらっています。お客さまの要望を取り入れながら、サラダや海鮮、焼き物、蕎麦などをお出ししています。」
お客さまあっての今
数ヵ月後には、オープンから一年を迎える同店。ここまでくるのにうれしいこともあれば、ときには大変なこともありました。支えとなったのは、お客さまだったといいます。
――営業してきたなかで、特に苦労したことや悩まれたことはなんでしょう?
「以前は特別これといった宣伝をしていなかったので、知名度が低かったことですね。思うようにお客さまが入らず、売上も低迷状態で。看板などで目立たせる工夫はしていましたが、場所が二階だったこともあってなかなか入りにくかったそうです。それが口コミや紹介で徐々に来てくれるようになりました。今があるのは、常連さんのおかげです。」
――では、反対にうれしかったことを教えてください。
「何度も来店してもらえることです。週2、3回の頻度で通われる方もいれば、ランチとディナーの両方来られる方もいます。料理なり雰囲気なり、それだけ当店を気に入ってもらえていると思うと、うれしくなりますね。あとは、“安いのにおいしいね!”と言ってもらえることです。料理人として味にももちろんこだわっているので、そう言ってもらえるとやっていて良かったと思えます。」
お客さまに寄り添ったお店に
常にお客さまを一番に考えながら、お店づくりをしている諸澤さん。お店のビジョンからも、その熱い想いを感じられます。
――これからどのようなお店にしていきたいですか?
「蕎麦がメインではあるので、それをもっと押し出していきたいです。〆蕎麦をもっと浸透させていけたら良いですね。それから、お客さまの要望に応えられるお店にしていきたいです。“こんな料理が食べたい”や“こんなサービスがあったら良いな”などといった声に耳を傾け、取り入れながらお店づくりをしていけたらと思っています。」
今後の展開がとても楽しみですね。飲んだ後は、『蕎麦鳥 バスセンター前店』で〆蕎麦を体験しに訪れてみてはいかがでしょうか。
店舗名 | 蕎麦鳥 バスセンター前店 |
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住所 | 北海道札幌市中央区南1条東2丁目7-4 水脇ビル2階 |
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電話番号 | 011-233-3366 |
アクセス | 地下鉄大通り駅から徒歩3分 |
営業時間 | 11:30~14:00 / 17:00~23:00 |
定休日 | 日曜日・祝日 |
ホームページ | https://tabelog.com/hokkaido/A0101/A010102/1060158/ |