【北海道・月寒中央】調味料から手作りの本格中華と貴重な美酒名酒を『創作旬菜 NEXT』

“中華と日本酒”意外に思えるこの組み合わせ…実は相性が抜群！今回紹介する『創作旬菜 NEXT』は、経験豊富な料理人が手がける本格中華と、道内ではあまりお目にかかれない珍しい日本酒を堪能できるお店です。“何度も足を運んでほしいから”と値段を抑えている同店は、スタッフさんも気さくで居心地が良く、一度訪れたら何度も足を運びたくなる魅力に溢れています。

本格中華を新しいスタイルで

　『創作旬菜 NEXT』は、札幌市営地下鉄東豊線・月寒中央駅と福住駅の中間あたり、それぞれの駅から徒歩７分ほどの場所にあります。こちらは、長年飲食の仕事に携わってきた料理人の西川さんが開いたお店です。西川さんは、学生時代にアルバイトで飲食の世界に入って以来、中華料理店で８年ほど修業し、その後お刺身やお寿司をはじめとする豊富な料理が自慢の居酒屋で店長を務めました。これまでの経歴を活かして、本格的な中華や新鮮な魚介料理、独創的な創作料理を手頃な値段で楽しめる新しいスタイルのお店を作ろうと、『創作旬菜 NEXT』の開店を決めたといいます。店名の“NEXT”には、近年注目を集めているネオ中華・ネオ居酒屋のさらにその先をいく店舗づくりをしたいとの願いが込められています。

定番料理も創作中華も絶品

　お店の料理は、中華を中心にその日仕入れた食材によって日替わりのメニューが並びます。人気の定番メニューは“マーボー豆腐（680円）”。つるんとした豆腐の食感と痺れる辛さが病みつきになるこちらのメニューは、ただ辛いだけでなく出汁の旨味がしっかり味わえると、辛いもの好きな方はもちろんそれ以外のお客様からも好評です。

　また、オリジナルレシピで作られる創作中華の“海鮮麻辣豆腐（680円）”にも注目。ホタテの出汁などで豆腐・海老・イカをさっと煮込み、山椒と一味に高温の油をかけて作る香味油を仕上げに合わせて完成する、ここでしか食べられない一品です。ピリッとした辛さと山椒の香りが鼻に抜けるとともに、プリプリの海鮮食材と柔らかな豆腐が口の中で踊り、中華の魅力を存分に堪能できますよ。

コストを抑える秘訣は…？

　どれもしっかりボリュームがあるのに手頃な価格なのが嬉しいポイントです。この値段の秘訣は、調味料も手作りしているからなのだとか。既製品を購入するよりコストを抑えられるため、メニュー価格も下げられるといいます。「仕込みの時間をしっかり使って、ほとんどのものを店内で作っています。コストも抑えられますし、特製の味わいを作り出すことができますよ。」と西川マスター。寸暇を惜しんで料理する姿勢が、料理に現れていると言っても過言ではありませんね。

貴重な美酒銘酒で乾杯！

　さらなるお店の強みが、“日本酒”です。日本酒好きの西川マスターがご自身の舌で厳選した美酒名酒を常時15種類以上揃えています。中には、通常は北海道へは卸していない酒蔵の銘柄もあります。島根・加茂福酒造の“死神”もその一つ。インパクト抜群のネーミングのこの日本酒は、純米酒で熟成したような濃い味わいの“死神”と、味のバランスがいい純米大吟醸“裏死神”の２種類があります。特に文字を反転したラベルの“裏死神”は、「どんな好みの酒呑みが飲んでも美味しいと感じるバランスの良さ」と西川マスターも太鼓判を押します。日本酒の他にも、ワインやカクテルも充実しており、その日の気分や味の好みを伝えればおすすめの一杯を提供してくれますよ。

“あれ食べたい”に応える姿勢

　2018年５月にオープンしてまだ間もない同店ですが、連日多くのお客様が訪れる盛況ぶりです。来店される方のほとんどがリピーターで、中には週５日のペースで訪れる熱狂的な常連さんもいらっしゃるほど。“また来たい”と思わせる理由は幾つかありますが、美味しい料理・飲みごたえのあるお酒・手頃な価格・心地の良い接客が確たるもの。お客様とスタッフさんとの距離感も近く、朗らかな空気が流れる同店では、グランドメニューの数は敢えて少なくし、お客様の「あれが食べたい」の声を大切にしているといいます。煮付けや天ぷら、あんかけラーメンなど、これまでにもさまざまなリクエストがあり、どれも実現してきたそう。

　「店舗数を増やすことよりも、このお店がお客様にもっと近づくためにはどうしたらいいのかを考えていきたいですね。値段を安くしているのは、何度も足を運んで欲しいから。時には“儲けを考えなきゃダメだよ”とお客さまからお叱りの声をいただくほどですが、何度も来ていただくことが嬉しいんです。」と西川マスターは微笑みます。
　常連さんが急増しているのも納得の魅力がたくさん詰まった『創作旬菜 NEXT』で、皆さんも中華と日本酒の絶妙な組み合わせを試してみてくださいね。