【埼玉・大宮】夫婦で仲良く営業中！“我が家”のような空間で本格イタリア料理を堪能できる『trattoria timbro』

　埼玉県さいたま市大宮区、駅から少し歩くと閑静な住宅街が広がります。ご夫婦仲良く地元で営む小さなイタリアンレストランが、2017年9月17日にオープンしました。『trattoria timbro(トラットリア ティンブロ)』です。早速、夫でオーナーの神木さんにお話を伺いました。

地元に愛されるお店を目指して独立

　ローマやトスカーナなど、イタリア各地域の料理を得意とするオーナーの神木さん。シェフとしてのキャリアは長く、19歳の時から都内のイタリアンレストランで修業を始めたそうです。その後も有名店で総料理長を務めるなど活躍されてきました。一方、奥さまもフランス料理のシェフとして都内の一つ星レストランで腕を磨いてきたそうです。本場フランスでの修業経験もあるプロフェッショナルです。
　第一線で活躍してきたシェフとして「もっと自分達の良さを活かした料理を皆さんに食べてもらいたい。」との思いが沸いてきたお二人は、ついに出身地である埼玉で地元に愛されるようなイタリアンレストランを目指して『trattoria timbro』をオープンされました。

細部までこだわり抜いた絶品料理

　同店ではお二人のアイデアを融合した、絶品料理の数々をご堪能いただけます。特に奥さまが“女性シェフとしての感性”を活かした繊細な四季折々のメニューは、食材の細部にまでこだわりを持って厳選しているそうです。例えば、野菜は400年も代々受け継がれてきた由緒ある農家から仕入れているのだとか。しかも全てが有機栽培されたもの。日本とヨーロッパの種類豊富な野菜を贅沢に味わえます。ヘルシー志向のお客さまや女性、お子さまも安心できますね。

　そして、イタリアンにはやっぱりワイン。同店のワインはオーナーの神木さんが惚れ込んだワイナリーのものをお出ししているそうです。山梨県の広大な葡萄畑から採れた新鮮な果実を使い、透き通った品質の高い甲州ワインが楽しめます。美しく芳醇なワインは、本格イタリアンをより一層引き立たせてくれますよ。

　さらに同店オリジナルの可愛いワインカップで飲めば、上質な気分も味わえます。こちらのカップは備前焼だそうです。世界に備前焼を広めた岡山県の名門山本家の中で、才能あふれる若き陶芸家が伝統を守りつつ、斬新さを取り入れたポップな色合いが特徴。イタリアンレストランでワインや食器も日本産というのは、同店ならではのこだわりですね。カジュアルスタイルで、イタリアンと和の融合を堪能してみてください。

　ワインと相性抜群のメイン料理は、熟成肉のテリーヌ（780円）がおすすめです。シェフが半日掛けて丹念に仕込んだイチオシ料理。上品な肉の旨味が白ワインにぴったりなのだとか。そして手間暇掛けたメニューといえば、カモ肉のコンフィリヨネーズソースもおすすめです。こちらは鴨のもも肉を5時間以上ゆっくり火を入れたジューシーな一品。1,800円と、ちょっと贅沢なランチに是非味わってみてはいかがでしょうか。燻製した仔羊のソーセージ仕立ては「羊肉が苦手。」という方でもぺろりといただける程の美味しさなのだとか。

　そして、ワインをいただいた後には、絶品パスタで〆てみてはいかがでしょうか。Tallサイズ980円、Grandeサイズ1,200円と、どのパスタを選んでもサイズごとに同一価格となっています。オーナーの神木さんおすすめパスタは“自家製グアンチャーレのカルボナーラ”です。ソースは生クリームを使わずに、卵とチーズだけの本格ローマ風パスタとなっており、濃厚でクリーミーな味わいです。“瀬戸内レモンのクリームペンネ”は、さっぱりとしたクリームソースが特徴です。口のなかいっぱいにレモンの酸味が広がってフレッシュな味わいが楽しめるそうです。

ゆったり配置の席が嬉しい！カントリー調の店内

　トスカーナ地方をイメージしたという店内はナチュラルウッドが使われて、明るい雰囲気となっています。田舎風でどこか懐かしく、自宅にいるような心地良い空間でくつろぐことができます。カウンター席が6席と、おひとりさまも気兼ねなく立ち寄れるのが嬉しいですね。テーブル席は14席あり、隣との距離がゆったりとしているので圧迫感もありません。お子さま連れでも安心してお食事ができそうですよ。
　外観も全面ガラス窓なので解放感があり、入り口に並ぶ食器がまるで雑貨屋さんのような雰囲気です。この落ち着く空間が好評で、リピーターのお客さまも多いのだとか。「“自分の居場所”として一度訪れたらまた来たくなるような心地良いお店を目指しています。是非お越しください。」とオーナーの神木さん。駅前にはない、地域に根差した温かさにほっとできて、何度も通いたくなる『trattoria timbro』へ、一度足を運んでみてはいかがでしょうか。