【沖縄・名護】国籍も年齢もバラバラな人達が出会い、友達になる場所。ゲストハウス『ALLFRIENDS GUESTHOUSE』

　名護市内の中心部にあるゲストハウス『ALLFRIENDS GUESTHOUSE（オールフレンズ ゲストハウス）』。ゲストハウスは、リビングやキッチンなどのオープンスペースを共有することから、いろいろな人と出会いや、友達作りの場所として、今人気の宿泊施設となっています。今回はスタッフの矢野さんにお話を伺ってきました。

国内外から訪れるお客さま

　「2年半前に大阪から移住して、ここで働いています。たまたま沖縄に来る用事があったので、そのまま1ヶ月ぐらい県内を回っていたんですが、そのときに知り合いの方からこのゲストハウスを紹介してもらいました。働かないかと誘っていただいて、もともとゲストハウスに泊まるのが好きだったこともあり、どんな感じが見てみたくて働くことに決めたんです。宿泊業が初めてなので、ここで学ばせてもらっています。」
　『ALLFRIENDS GUESTHOUSE(オールフレンズ ゲストハウス)』があるのは、名護市街の中心地。徒歩圏内にはコンビニや居酒屋があります。オリオンビール工場や名護漁港にも歩いていける便利な場所です。
　利用されるお客さまの8割ほどが訪日旅行客なのだそうです。

　「以前はアジア人がほとんどだったのですが、いろんな国の方に来てほしいと思い、外国のポータルサイトを使って情報を発信したら、ヨーロッパや南米からもお客さまが来てくれるようになりました。今はいろんな国からお客さまが来てくれています。利用される方の年齢層も幅広くて、先日はゲストハウスが好きだという80代の方が来てくだいました。沖縄で自転車の旅をしているという高校生が来たこともありますよ。」

　国内外問わずリピーターのお客さまがほとんど。自分の家や国に戻ってからお礼の手紙を送ってくれることもあるそうです。

リビングは憩いと交流の場

　共用のリビングは吹き抜けで開放感があります。緑も多くて、日々の疲れを癒してくれそうです。
　「オーナーが天井が高いところで探したみたいです。僕もこの吹き抜けはとても気に入っています。天井が高い方が心がオープンになった感じがして。音が反響するので、音楽をかけるといいムードになるんですよ。」
　このリビングがお客さまの憩いの場、交流の場になっているのだとか。

　「旅行客の方が多いので、みんなで集まって会話をしたり、旅行の情報交換をしたりしていることが多いです。国籍も年齢もバラバラな人達が、一つの場所に集まって友達になるというのが理想です。それが『ALLFRIENDS GUESTHOUSE』の由来でもあります。」
　仲良くなったお客さま同士で観光に行ったり、延泊してさらに交流を深めたりすることもあるそうですよ。

　キッチンも自由に使えます。もちろん、共用です。一通りの設備と道具が揃っているので、自炊ができるのもうれしいポイント。料理が好きな方にとっては現地でしか手に入らない食材を好きに調理できると喜ばれています。

　「料理人のお客さま来て、料理を振舞ってくれたことがありました。食べたい人を集めたら10人ぐらいになって、みんなの分を作っていただいて。もちろん材料費は割り勘でお支払いしたんですが、まさかプロの料理をここで味わえるなんて。すごいことですよね。」

　いろんなお客さまがくるからこそ、そんなエピソードが尽きません。

おもしろい出会いがあるはず

　お部屋のタイプは、ドミトリーが2部屋、個室が3部屋、和室が1部屋。各ベッドにはライト、カーテンがついているので、プライベートも確保できます。また、個室や女性専用ドミトリーもあるので、女性の1人旅でも安心して宿泊することができます。

　「外国人の方には圧倒的に和室が人気です。日本で床に布団を敷いて寝る体験をしたいという方が多いんです。うちに来て、日本や沖縄の文化を知ってもらえるのはうれしいですね。」

　スタッフの方はみんな日常的な英会話ができるそう。訪日旅行客の方も、わからないことがあったらすぐに聞けて安心ですね。

　「今後の目標は、沖縄の北部で一番人気のゲストハウスにすることです！“北部のゲストハウスならオールフレンズでしょ”って言ってもらえるようになりたいですね。」

　ゲストハウスの良さは宿泊代の安さだけではなく、普段出会えないような人との出会いや交流にあります。
　新しい出会いを求めている、いろんな人とコミュニケーションを取りたい。そんな方は、『ALLFRIENDS GUESTHOUSE』に訪れてみてください。きっとおもしろい出会いが待っていますよ。