【愛知・名古屋】何度訪れても新しいパンに出会える。地域密着のパン屋さん『ATUTA BAKERY（アツタベーカリー）』

　今回は、2016年5月5日に名東区・野間町にオープンした『ATUTA BAKERY（アツタベーカリー）』をご紹介。熱田さんご夫妻が二人三脚で経営しているベーカリーで、大々的な宣伝はしていないものの、口コミなどで広まり人気となっているお店です。お二人にお話をうかがい、お店に込めた想いを聞いてきました！

地域密着のパン屋さん

　20年以上パン職人として修業を積んできた旦那さまと、パティシエールの奥さまが、念願叶ってオープンしたお店『ATUTA BAKERY』。
　店名はご夫妻の名前・熱田から取ったもの。Sを入れてATSUTAにしなかったのは、反対から読んでもATUTA（アツタ）と読めるようにするためなのだとか。これは面白いですね。
　お店のコンセプトは、“焼きたてパンの香りを感じてもらいながら、季節の食材をふんだんに使って五感で愉しんでもらえるパン屋さん”です。小さなお子さんからご年配の方まで多くの方が訪れています。

　「小さい子が、おいしいって言って何度も来てくれたり、ご年配の方が、ここのパンが一番おいしいって言ってくれたりして。お客さまの声を直接聞けるとやっぱりうれしいですね。」
　訪れるお客さまの多くが常連さんだという同店。ほぼ毎日来るお客さまもいるのだとか。
　
　お店は優しい木目と清潔感のある白を基調とした素朴な雰囲気。アンティークの小物を置いてあったりと、女性が好みそうな内装。また、キヌアやチアシードといったスーパーフードなど新しいものもどんどん取り入れているそうですよ。

　「食材のこだわりは、安心安全なものを使うこと。パンには北海道産小麦を使用していて、フィリングはすべて手作りです。」
　　価格は毎日来られるように、お手頃な設定。サイズがちょっと大きめなのも特徴です。

人気のパンをご紹介します

　お店一押しのパンは、塩コーンバター。これにタルタルソース、厚切りベーコン、モッツァレラチーズをサンドした“タルタルコーン”を1日限定で販売したこともあったのだとか。

　一度食べた人は必ず買うという、きらリッチ食パン。横にはお店のロゴの焼き印がついています。すぐに売り切れてしまうので、購入を希望される方は、なるべく早めの時間に行くのがオススメです。
　お店の人気No.1は定番のクロワッサン。バターたっぷりで芳醇な香り。外はパリパリ、中はふんわりの絶妙なバランスです。

　ほかにも、お子さんの一歳のお誕生日をお祝いする一升パンの依頼も多いのだとか。見た目もかわいらしいので、お祝いの席に花を添えてくれそうです。

　焦がしフィナンシェやカヌレ、バニラサブレなど、奥さまがつくるお菓子も大人気。手土産にもちょうどいいですね。

「二人でたくさんのパンを焼くので寝る時間がなかなかないんですが、楽しいので全然苦じゃないです。お客さまが喜ぶ顔を見られるのも、とても励みになっています！」
　惣菜系からスイーツ系、ハード系までバラエティ豊かな商品を並べるのは、常連のお客さまが毎日来てもなにかしら新しい商品に出会えるように…との想いからなのだとか。
　お気に入りのパン屋さんで新しい商品が並んでいたらついつい手に取ってしまうもの。通うのも楽しくなりそうですよね。

店舗以外でもイベントで出会える可能性も

　「今後の目標としては、いま来てくださっているお客さまをちゃんと大切にしつつ、より多くのお客さまにお店を知ってもらいたいです。近所の方でも最近知って初めて来ましたという方がいるので。目立つ看板を置いていないから、ちょっとわかりづらいのかもしれませんね。」
　名古屋中環状線沿いにあるので、ドライブのあいまに立ち寄れるのもうれしいところ。こじんまりとした隠れ家的なパン屋さんですが、2台停められる駐車場もあって便利です。

　最後に、開店ポータルをご覧のみなさまへ、メッセージをいただきました。
　「常に新しいものに出会えるように、いろんなパンを作っているので、ぜひ一度買いに来ていただけたらうれしいです。皆さまとご縁が生まれることを楽しみにしています！」
　イベントにも積極的に出店しているので、店舗以外でも出会えることもあるかもしれませんね。お休みやイベント出店情報はお店のSNSをチェックしてみてください。

　お気に入りのパンがあれば、取り置きをしておくこともできるそう。この柔軟な接客も、ファンを増やしている秘訣かもしれません。お近くに行くことがあったら、ぜひ立ち寄ってみてくださいね。